two-set-down新章

two-set-down新章

スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

錦織、初出場ファイナルでベスト4あっぱれ!! ここまでの感想他

11/13 現地20:00~(日本時間翌日5:00~)

Barclays ATP World Tour Finals

Round Robin Group B Game6

[2]Roger Federer 6-0 6-1 [5]Andy Murray

総ポイント54対24。

強すぎでした。

デ杯のクレー調整ってなんですか…

それくらい、フェデラーが強すぎです。

特に第1ゲームはマレーも悪くなかったように思います。

しかし入らない1stサーブの中キープするとそこからはフェデラーの独壇場でした。

マレーは守備的で、錦織の上位互換のような速い攻めでミスのない攻めをされた結果守ることしかできず、中盤から本当に何もできませんでした。

というか、跳ねぎわの片手バックのライジング、ほとんどミスってないんだけど、ちょっと前は結構フレームショットが多かったので。

正直これが続くなら来年のどこかで1位返り咲きでしょうし、ファイナル決勝にしてもデ杯にしても全豪にしても当面フェデラー無双なのではという気がします。

むしろ錦織はあのフェデラーと早打ちで戦ってたのか…と驚きです。

ジョコビッチでも相当危ないですよ。全く勝てるビジョンが見えません。

まあ結果的にフェデラーが強かったということで事前に言ってた通りの展開ではありましたが、とにかく錦織圭、初出場で4強進出です!!とてつもないことをやってのけました!!

初出場で準決勝というと昨年のバブリンカを思い出します。

バブリンカはマドリードで決勝で進んだあたりから覚醒。全米4強もあって終盤に猛チャージ。その後の全豪優勝への足がかりとなった「台風の目」のような存在でした。

当時のラウンドロビンナダルフェレールベルディヒ、バブリンカでした。

まあナダルは通過だと思ってたのですが、直前で3週連続決勝進出のフェレールだと思ってました。

しかしバブリンカがフェレールベルディヒを連続撃破。ナダルは余裕の3勝だったので2位通過でした。

準決勝はジョコビッチにストレート負けでしたが、大会の前半を盛り上げてくれました。

今年は錦織がチリッチ、ラオニッチと3人初出場で、誰が4強に進めるかでしたが、今日現在錦織しかセットすら取れていません。

そう言う意味でも初出場なのにすごいな…

それではランキングです。こうなりました。

1 ジョコビッチ    10410 A 2-0

2 フェデラー       9300 B 3-0 1位 次A2位と

3 ナダル       6835

4 バブリンカ       5095 A 1-1

5 錦織圭       5025 B 2-1 2位 次A1位と

6 マレー       4675 B 1-2

7 ベルディヒ       4665 A 1-1

8 ラオニッチ       4440 B 0-2

9 チリッチ       4150 A 0-2

10 フェレール       4045 alt 0-1

グループBの二人は勝ち抜けが確定したので、今後抜かれる可能性があるのは、優勝のチリッチ、決勝進出のベルディヒのみです。

ジョコビッチフェデラーの年間1位争いですが、フェデラーデビスカップ決勝で225pの最大加算がありえますので、最高でも10425pです。

ですので明日ジョコビッチが勝てばジョコビッチ1位、フェデラー2位が確定します。

さてラオニッチは今シーズン素晴らしい成績で、特に前半戦は2月シーズンをケガで棒に振ったり、全豪でディミトロフに負けたりと散々なスタートでした。

しかし上位勢の欠場などで得た8シードの時のマスターズはきっちり8強に入り、こつこつポイントを積み重ねていました。

加えてウィンブルドン~ワシントン~カナダ~シンシナティで1760pを稼ぎ、一気に上位にのし上がってきました。

ファイナル出場も途中危ないところもありながら、最後はフェデラーに勝っての初出場。本当に飛躍の1年だったと思います。

まずはお疲れ様ですね。そして足のけがで6~8週間かかるかもしれないとのことで、全豪に間に合うか非常にグレーです。

なんとか早く帰ってきてほしいものです。

そしてリザーブとしてずっと待機し続けて、一発勝負の試合で素晴らしいファイトを見せてくれたフェレール

彼は本当にテニスを始めた人が見本とすべきプレーです(最近ちょっと気性が荒いのですが…)。

どこまでもボールに食らいつくその姿勢は賞賛されるべきです。

残念ながら今年は10位フィニッシュとなりました。年齢も重ねています。

来シーズンこそ頂点をという気持ちは強いでしょう。ここで終わりではありません。来年に期待です。

いやーしかし準決勝進出ですか。

終わってみればシード順の結果となりました。

しかし今年大躍進、昨年は最終戦なんて程遠かった選手が上位シード選手の貫録を見せて2勝。簡単ではないことは明らかです。

ラオニッチ、チリッチの例を見ても1年目からこの成績は異常です。

この特殊な環境でのテニスは明らかに経験がものを言います。

その証拠に上位8人でやりながらここ最近の優勝はジョコビッチフェデラーのみです。

先週までは日本人がO2アリーナでテニスをすることに違和感しか感じていなかったのに、今や青いコートでテニスをしている姿に頼もしさすら感じます。そりゃそうですか、2勝1敗ですからね。

あとさっきも微妙に書いたんですが今大会、シード上位が全部大差でストレート勝ちの試合ばっかりだったので、よかったです。エンターテイメント的にも誰もが納得できる試合でした。

今日初めて錦織のテニスを見たという方も多かったと思いますが、まああれだけ面白い試合はなかなか見れません。

私がストローカー好きなので今大会の錦織戦の3カードは私の好きな組み合わせ上位に入ってます。1位は今日の錦織×フェレールです。

ぜひ昔のフェレール戦も見てみるといいと思います。まあある意味フェレールがしぶとすぎてフラストレーションは溜まりますが(笑)

さて今日のグループAの試合です。

とにかく錦織の対戦相手について吟味しましょう。

まず、ジョコビッチベルディヒに勝てば、文句なし3勝でジョコビッチ1位となり、ジョコビッチと対戦です。

ベルディヒが勝った場合

①バブリンカが勝ち→セット率、ゲーム率計算

②チリッチが勝ち→ベルディヒが1位、ベルディヒと対戦

でもまあジョコビッチでしょう。さすがにジョコビッチだと思います。

だってあれだけベルディヒに大差で勝ってたバブリンカが蹂躙されましたから…

チリッチにもわずかな可能性が残っています。昨日言ったようにグループBと同じパターンです。

今日はメディアでも大騒ぎですね。怖いくらいです。

日本人の1000万人も知らなかったような大会でここまで盛り上がるとは…(ちょっとテニス観戦人口多めにしてみました)

私だってここまで生活捨てて見てるのは初めてです。

とりあえず寝ます。皆さん喜びのメッセージをぜひ残していってください、この若きサムライ、とんでもない台風の目になってますよ!