2014年をテニスに限らずいろいろと振り返る
思いっきり年越し直前ですが更新です。
2014年も終わってしまいます。思えばいろんなことがありましたね。
個人的に選んだ2014年スポーツ10大シーン(テニス除く)です。
・羽生金メダル
・葛西銀、団体も銅
・高橋、町田、鈴木…引退続出の日本フィギュア界
・卓球世界選手権で女子が団体銀
・サッカーW杯、日本は惨敗
・ガンバ大阪、Jリーグ3冠
・F1日本グランプリが大荒れ、重大事故も発生
異論はあるでしょうし、結構漏らしていることも多いと思いますがこんな選定で。
さてここからは2014年のテニス界を振り返ります。
引き続いてtwosetdownが独断と偏見で選んだ各賞です。
プレイヤー・オブ・ザ・イヤー ジョコビッチ
今シーズン最大のサプライズ 新GSウィナー2名誕生
今シーズン最大のショック デルポトロの怪我
新人賞 コリッチ、キリオス(選べなかった)
カムバック賞 ボレリ
グランドスラムベストマッチ 1位ウィンブルドンF、ジョコビッチ×フェデラー 2位全豪Q、バブリンカ×ジョコビッチ
非グランドスラムベストマッチ 1位上海S、フェデラー×ジョコビッチ 2位クイーンズF、ディミトロフ×ロペス 3位ローマS、ジョコビッチ×ラオニッチ
劇的だった試合 ツアーファイナルズS、フェデラー×バブリンカ
神経がすり減った試合 ウィンブルドンS、ジョコビッチ×ディミトロフ
トーナメント賞 ウィンブルドン
ベストパフォーマンス賞 チリッチの全米での連勝
アイアンマン賞 マレー
ブレイクスルー賞 バウティスタ=アグト
2014年に発見した新しい選手 エストレラ=ブルゴス
2015年注目より注目したい選手 ゴフィン
最も印象に残った引退選手 ダビデンコ
2015年の勝手な願望
・錦織GS取る
・フェデラー1位返り咲き
・全仏ジョコビッチが取りキャリアGS
・ブライアンズ以外が年間1位(ダブルス)
・バウティスタ=アグトトップ10入り
・ゴフィントップ10入り
・西岡トップ100入り、GS本戦初勝利
・ダニエルトップ100入り、GS本戦初勝利
まずは男子テニス界全体を振り返りました。本当にいろんなことがありました。
カムバック賞は錦織との縁もありボレリに。
GSベストマッチは悩みました。なんだかんだいい試合が多かったです。
非グランドスラムベストマッチ2位は本当に面白かったです。リアルタイムで見てよかった試合でした。
神経がすり減った試合は意外かもしれませんが、ここでディミトロフに決勝に行かれると本気でやばいと思ったからで、試合もフルセットだったので本当に寒かった…
錦織敗退とはいえ上位ラウンドはすごく面白くレベルの高かったウィンブルドンをベストトーナメントにしました。
マレーのアジアシリーズ以降はけがもなかったですしアイアンマンにふさわしいと思います。
MIPは文句なし。
エストレラ=ブルゴスはいい選手です。ラオニッチと全米でいい勝負をしていたのが印象的でした。
ゴフィンは来ますよ。確実に来ます。断言します。
ダビデンコは錦織も見本にすべきストローカーでした。お疲れ様でした。最高3位ということで早く追いついてほしいですね。
願望は好き勝手書きました。現実的には半分も達成されないのではないでしょうか。
そろそろダブルスも変革が欲しいですね。ブライアンズ好きですけどもうそろそろいいんじゃないでしょうか。
続いては錦織関連のプレイバックです。
錦織ベストマッチ
勝利
1位 全米QFバブリンカ
2位 マイアミQFフェデラー
3位 全米SFジョコビッチ
4位 ファイナルRRマレー
5位 東京Fラオニッチ
敗戦
1位 全豪4Rナダル
3位 ファイナルRRフェデラー
ベストショット
全米QFバブリンカ戦の3rdセットタイブレーク6-7セットポイントからのこれ
ベスト大会
1位 バルセロナ
2位 全米
3位 東京
今シーズン最大のサプライズ 2週連続優勝
今シーズン最大のショック ファイナルジョコビッチ戦の敗戦
劇的だった試合 東京SFベッカー戦
神経がすり減った試合 フェレール戦4試合全て
ベストパフォーマンス クレーでの無双
これはだいたい納得して決めました。
全部でベストマッチ5試合は選べず、勝利と敗戦に分けました。
勝った5試合は納得だと思います。
やっぱりバブリンカ戦は両者のレベルが高いフルセットで、個人的には最高の試合だったと思います。
マイアミのフェデラー戦はもう一度見返すとその凄さを痛感しました。あそこが2014年の上位撃破の最初の試合だったこともあり上位に選びました。
ジョコビッチ戦は内容+勝ちが大きかったですね。
ファイナルのマレー戦も内容と勝ちの意味が大きく、本人も満足していましたね。
5番目は迷ったのですが内容や興奮度から楽天OP決勝を選びました。
敗戦の1位はマドリードではないかと思われそうですが、今シーズンのすべての起点であり、内容もよかったので全豪のほうを選びました。
3位のフェデラー戦は悔しかったですけど本当に意味のある敗戦だったと思います。今後この敗戦をどう生かし次のフェデラー戦に臨むか楽しみです。
ベストショットはいちばん多い意見ではないでしょうか。バブリンカ戦ではハイバックボレーを決めてバブリンカが拍手するやつもあったのですが、カウントのプレッシャーから言っても、その後の結果を踏まえてもこれでしょう。
ベスト大会は無双度合いが一番すごく、大会前からの想像の遥か上を行った点でバルセロナが1位でした。
全米は僅差で2位でした。
私は単純な1大会の活躍では錦織はどこまででも行くと思っていたのですが、一番心配だったフィジカル面を克服したということで全米準優勝よりもこの2週連続優勝を選びました。
劇的だった試合はいくらでもありますが、神経がすり減ったにまとめてしまったので、内容的にもベッカー戦は結構劇的だったので選びました。
フェレール戦=神経が磨り減る、これは来年の期末テストに出ますので復習しておきましょう。
パフォーマンスでは全米も迷いましたがクレーでのあの覚醒でしょう。
2014年はいろんなことがありました。
全豪決勝後、「今年はビッグ4崩壊の年になるかもしれない」とまとめました。
本当にそんな気配がする1年になりました。
ガルビス、ラオニッチ、ディミトロフ、錦織が初めてGS4強に、錦織とチリッチが初めてGS決勝に、そしてマスターズではビッグ4が敗退する場面も目立ち、今期だけで錦織、シモンが初めての決勝、ドルコポロフ、ディミトロフ、バウティスタ=アグト、ロペス(2回)、ベネトーが4強に入りました。
そしてナダルはウィンブルドンでキリオスに、フェデラーは全仏でガルビスに敗戦し、マレーは不振の1年を歩み、レンドルとも決別しました。
結果的に主要14大会(GS4大会+MS9大会+ファイナル)のうちビッグ4は10大会を占めましたが、新しいグランドスラムウィナーを2人も許し、正直例えるなら氷山の形は持っているが、ひびが入って今にも壊れそうというのが率直なところです。
2015年は本当の意味でビッグ4崩壊の年になるのか、10人くらいに優勝のチャンスがあるグランドスラムという10年ほどなかった時代が差し迫っています。
当ブログでは来年度も変革を迎えようとするATPツアーをしっかりと追っていきたいと思います。今年はたくさんの記事を読んでいただいてありがとうございました。
さてここからは私についてのことですのでどうでもいい方はブラウザバックしていただいて結構です。
2013年5月に前身のブログが始まり、約120万アクセスで2014年を迎えました。
全豪のあのナダル戦、悔しかった。生中継されているあの場面で接戦を落とした試合、本当に悔しかった。
あそこから観戦者として、ブログ主としての私の1年は始まりました。
ただその後決勝まで勝ち上がるナダルを見て、錦織ももう頂点が近づいてきていることは実感していました。
しかし冷静な私はメンフィス2013の500pが失効することから、ランキングの回復に時間がかかり、トップ10入りは達成できるだろうが全米以降だと思っていました。そして最後に追い上げるもののファイナルに届かず、補欠でロンドンの空気を味わえたら御の字、そんな風に思っていました。
しかしそんな私の心配をよそにあっという間に錦織は駆け抜けていきました。
マイアミ、ディミトロフ、フェレール、フェデラーの3連戦。震えました。やはり本物だったと。
しかし注目度が高まってきた準決勝で棄権。世界のテニスファンも巻き込んで物議を醸した準決勝ダブル棄権。また中途半端にメディアが報道したことで「またケガか」のオンパレード。またしても悔しさを味わいました。
このマイアミで200万アクセスを突破し、そこから300万までは一気でした。あのクレーシーズンで私の記事の注目度が一気に上がったからです。
バルセロナの優勝はまた大きく報道され、トップ10入りが近づいたことで再びメディアは過熱しました。
全米直前にTENNIS LOVERSさんが加わるまで継続して書いているスポナビブログ主は私一人でした。
孤独でした。正直怖かったです。私の書くことが絶対になってしまうことが。
以前も書きましたが、1つしか意見がないというのは危険なことです。たとえ私のような記事スタイルだとしても別のブログ主さんがいてほしかった。
私はプレッシャーを感じていました。そうして他にもいろいろなことがあり、全米の途中でブログを閉じることになりました。
あの当時大騒ぎになり、関連ツイートがリツイートされるし、今でも罪悪感でいっぱいです。
ただあの当時は間違ったことはしていませんでした。それについてはあまり聞かないでください。ここでもう一度お詫びするとともにこの件はここで終わりにしたいと思います。結果として私は戻ってきました。それで許してください。
全米で一気に爆発した期待は楽天OPに注がれます。
しかしあの当時私は疑問に感じていました。テレビメディアで一切クアラルンプール優勝の報道がなかったことです。
あの週に御嶽山の噴火が重なってしまったことで、2週連続という厳しい条件で臨んでいることがほとんど報道されませんでした。
もちろん御嶽山は責められません。犠牲者には哀悼の意を表するとともに、その件をたくさん報道するのは災害ですし全然いいのですが、せめて少しでも錦織に関する報道があればというのは思っていました。
翌週。楽天優勝。書きたい。書かせてくれ。夢にまで見たファイナルが近づいてきた。
そしてあの地点では「ファイナルに前進」というメディアの報道は少なかったです。
挙句の果てには某メディアがレースランキングとエントリーランキングを混同する始末。
本当を伝える必要性が、テニスをある程度知っているものとしてあるのでは?
悩みに悩みました。それじゃあやめた示しがつかないじゃないかと。
しかし、私はテニス界の真実を伝えるために戻ることを決意しました。
復帰してからは皆さんのご存じのとおりです。
新旧のブログを合わせて今年は500万アクセス以上という信じられない数の方に来ていただきました。本当に、ありがとうございました。
また復活に際しましてはツイートで拡散していただいた方、そして古参の方がすぐに戻ってこられてここにコメントされたことで私も勇気がわきました。
有名ブログ主へと変わりゆく自分を当ブログらしく客観的に、冷静に見て、今年はいろんなことがあった一年だったなと思います。
私自身も全力を注ぎすぎてマドリードでは体調を崩したりとめちゃくちゃだったので、実は復帰以降は自分に負担をかけないように1日1記事を守っていたのですが、結局1記事に5時間とかかけ出したため(しかもオフシーズンにです(笑))、意味のないことだと気づきましたので来年からコンパクトに複数記事にするように心がけます。
あんまり自分に負担をかけすぎるとまた前みたいなことになってしまうので…
あともしかしたら名前とか戻すかもしれません。わかりませんが。自分で考えといてあれですが長すぎ(笑)
来年も自分らしくブログ書けたらなあと思います。よかったら今後ともごひいきに。
それでは、みなさんよいお年を。