two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

今日もきわどい勝利(2015インディアンウェルズ2R)

3/14 現地12:30~(日本時間翌日5:30~)

Masters1000 Indian Wells BNP Paribas Open

2R

[5]Kei Nishikori 6-4 6-4 Ryan Harrison

たまたま起きれたので後半だけ見てました。本当にたまたま起きたので予定では朝起きて結果見るつもりでした。

とりあえず後半を見ていただけでは普通の試合だったのですが、前半はとても見れたものではなかったようです。

ブレークに次ぐブレーク。と言っても内容はお互いの自滅。レベルも低く、抜け出すタイミングが錦織の方がわずかに早かったので勝てましたが、評価しにくい試合でした。

第2セットは錦織がサービスゲームで安定感を見せ、クルージングの感があったのですが、明日以降これが続くのか…不安なところです。

もともとハリソン×フィッシュ戦を見た印象では、どっちが来ても負ける感じはしていませんでした(だから見る予定をやめました)。ハリソンはアカプルコやメンフィスの頃よりプレーレベルを落としていて、決め手を欠いている印象がありました。一方フィッシュもサーブのみという感じでラリーになると低速の威力のないラリーでミスのさせあい。

結局第2セットはサーブの復調に加え、効果的な威力のあるショットを放ち力の差を見せつける形になりました。

この試合はいろいろ解釈できると思います。調子が悪すぎるという面も、しっかりそこからアジャストできたという面も見えるので全部試合を見ていないですし私も分かりません。

とりあえず次戦はベルダスコに決まりました。スペインの典型的クレーコーター。トップ10経験があります。

プレビューで解説したのでいいと思いますが、錦織は未勝利。といっても考慮できる2敗なので今戦えば結果は変わってくるでしょう。

そのために重要になってくるのはフォアの精度です。

バックハンドのクロスラリーはベルダスコのフォアに当たり、強力なカウンターを食らってしまいます。

錦織としてはフォアクロスのラリーを中心にしてベルダスコのバックハンド(右利きにとってのフォア)に集め、攻撃性を奪っていくことがカギになってきます。

ただそこで不安なのが錦織のフォアハンド。跳ねるインディアンウェルズ特有のサーフェスに対して叩き込む精度が悪すぎです。このフォアハンドをミスしているようだとベルダスコのペースにはまってしまいます。

低身長なので跳ねるコートは難しいのですが、跳ねて減速するこのコートはベルダスコの得意なクレーコートに似ています。正直4回戦のロペスやクエバスよりも危険な相手です。ここを乗り切ることが一つのポイントになります。

他の結果ですが、ジョコビッチ、マレーは大差で、フェレールは接戦を制し3回戦へ。一方チリッチは敗退しました。

マレー×ポスピシルはもしかしてと思い少し見ていましたが、ポスピシルの1stが入ってこなかったので勝負になりませんでした。

一方フェレールはファイタードディグ相手に苦しみました。フェレールが悪いというよりはドディグがいいプレーを続けました。

ファイナルセットタイブレーク5-3でドディグのサーブをフェレールが起死回生のリターンエース。ドディグが取っていれば3MPという場面でのビッグプレーで流れが変わり、フェレールが逆転勝ち。いい試合でした。

チリッチはダイジェストを見る限りフットワークが悪い印象を受けました。実戦離れが影響しているのでしょうか。

明日はフェデラーナダルベルディヒ、バブリンカ、ラオニッチ、ディミトロフらが初戦です。

特にディミトロフ×キリオス戦は最注目カードです。またラオニッチ×ボレリの因縁の対戦も楽しみです。

それでは。ちょっとしばらく執筆に時間が取れないので短い記事になります。あとここ数記事のコメント返しました。