まだ終わらない!今年最後の観戦チャンス「IPTL」徹底解剖!
こんばんは。
「フェデラー戦、早く更新して!!」
…すいません。更新しなければいけないことは山ほどあります。
今日は時間が取れたので、今日の地点で最も速報性があって重要なことから行きたいと思います。
今年は閑話球題シリーズまたやろうと思ってたんです。ネタ帳に10個くらい貯めてたんですが完全にできる見通しが立ってません。
というかファイナル、デ杯決勝、フェレール結婚、ダニエルトップ100入り、西岡日本人3番手に、ともうほんとにここ2週間でいろいろあったんですよね。たぶんまだ書きもらしてることもあると思います。
なんとかシーズン明けまでにうまく行けたらなあと思っています。
とりあえず来週は全滅ですので…
そして段取りがいろいろあって2000万アクセス達成記念時に重大発表でやろうと思っていたことがいくつかあったんですが、時間が取れないので小出しにします。
まず第一弾としてツイッターアカウントを開設しました。
ブログだと最近長くなる傾向にあり、小ネタを排除しやすくなっていること、短文の方がまとめとしてよいことも時にはあるということ、アンケート機能実装によって少し試してみたいことがあること、試合実況などたくさん用途があるので。そして最大の意味合いは生存確認です(笑)
これから2週間くらいで1本も記事が出ないことなどを私は想定しています。
特に厄介なのが錦織やATPのスケジュールに合わせることができないことで、250の大会に全力が割けると思ったらマスターズで音沙汰なしとかも普通にあり得ます。
そんな状況ですので気になる方はフォローしていただけると楽かと思います。
さすがに1日1回くらいは顔出せるはず…
第二弾以降の発表は今後します。
さて明日からIPTL開幕です。
私からは特に目新しいことは何も提示できないと思いますが、情報の整理場所としてしっかりと分かっていることをまとめ、このページを見れば明日以降神戸に行く人が困らないような内容にしていきます。
先に言っておきますと、現在チケットが余っているようです。
まあ平日の昼間から夜にかけてという会社勤めの方が行きにくい時間で(私もまさにそうなのですが…)、かつ値段が安くないというのは厳しいところ。実際高額のチケットの方が余っていて、安い2階席がすべて売り切れというなんとも日本らしい現状になっています。
テニス観戦にお金を出すというのは確かになじみのない感覚です。
特にほとんどのスポーツで1万以下で見れる日本という国で最低価格が1万円程度からスタートするのは確かに手が出にくいのも事実です。
しかし日本では現状女子のトップ選手があまり来ない(リー・ナの活躍によるアジアツアー改革の影響で)ことや、あまり楽天OPを選んでくれない選手も来ていること、有明以外での開催(西日本の方は二度とない機会だと思います)と言った要素を含めると決して高くはないと思います。
実は2013年にデ杯を見に行った私ですが、移動費まで入れると今回SS席を買うのと東京遠征はあまり変わらないんですよね…東京遠い…
西日本の方は本当にチャンスだと思います。私も3日通しで行くつもりでしたが、なにぶんこんな状況なので…
それに海外のテニス観戦料金は高いです。ファイナルのチケット代もテレビで話題になりましたが、ウィンブルドンとかもチケット高すぎですよ。どうやったらあれ買えるんですかいやほんと。
1万程度で見れるなら正直安いです。
今回はセリーナやシャラポワ、そして錦織、ベルディヒ、ガスケなどが来ます。
正直安いです。行ける方は明日でもいいのでぜひ当日券で行くことをお勧めします。
私ですか?私は水曜木曜は物理的に不可能なので、金曜日に賭けてます。それも100%の保証はないですが。行けたら行きますしたぶんツイッターにレポートとか上げると思います。
久しぶりに書くせいか文章が粗いしぐだぐだしてるぞ…
というわけで大会フォーマットです。
世界のトップ選手が一堂に会したリーグ戦。この大会だけの特殊なルールでアジア5都市を巡って優勝を争うエキシビションマッチです。
まずは各チームの選手紹介です。日本ラウンドに来る選手のみの紹介となります。
☆は男子レジェンド選手で、現役を引退したスーパースターです。
JAPAN WARRIORS
ホーム・日本(神戸)12/2~4
フィリップ・コールシュライバー
リーンダー・パエス
ルーカス・プイユ
マラト・サフィン☆
日本チームは錦織圭だけでなく、シャラポワが参戦。さらにポスピシルに代わってアジアツアーをスキップする傾向にあるコールシュライバーが来日してくれました。
コールシュライバーは上海にも来ないことが多いのでアジアでは二度と見ることができないかもしれません(年齢的にも)。
スポット参戦の錦織が出場するので神戸では出番は少ないかもしれませんがもし出場があれば応援したいです。
そしてダブルス巧者のパエスは注目です。ステパネクと組んだダブルスでは攻撃的なプレーでGSを制覇した経験もあり、ファイナルにも何度も出場している名手です。
そしてTSD最注目はなんといっても破天荒でおなじみのサフィンです。
本気を出しさえすればいつでもGSで勝てると言わしめた天才肌のプレーヤーで、誰もが納得する高い攻撃力を持っています。
気になる方はぜひ現役時代の動画をチェックしてみてください。調子のいい時のワウリンカのようなものすごいプレーがたくさん見れると思います。
ところでサフィンはロシアで政治家になったと聞いていたんですが、こんなところまで来て大丈夫なんでしょうか??
女子では日本になじみ深いハンチュコバ、そして奈良が出場します。ミックスダブルスがあるので男子選手とのここでしか見れない組み合わせにも注目です。
OUE SINGAPORE SLAMMERS
ホーム・シンガポール 12/6~8
ニック・キリオス
ダスティン・ブラウン
マルセロ・メロ
カルロス・モヤ☆
ベリンダ・ベンチッチ
カロリーナ・プリスコバ
キリオスがやってきました。楽天OPにも出場してくれましたが今年もルーツがマレーシアにあるキリオスがシンガポールのチームで出場です。
エキシビションですし何より彼はまだ二十歳の若い選手。いいパフォーマンスを見せてくれると思います。
ダスティン・ブラウンもエンターテイナーです。このチーム、会場を盛り上げてくれそうです。
レジェンド枠のモヤは元世界1位。スペインテニス史を変えた選手です。
ダブルス1位でシーズンを終えたメロもシンガポールでの出場です。楽天OP以来の凱旋出場となります。
TSD注目はベンチッチ。ヒンギス2世と呼び声の高いスイスの将来有望な選手です。
ストロークにはすでに世界トップに上り詰めれるだけのうまさと力があります。あとはメンタル面をなんとか…というところですが、ヒンギスがダブルスを組んだり指導をしたりとその期待は間違いなく結果につながろうとしています。将来のNO.1に近い選手と言っていいでしょう。
INDIAN ACES
ホーム・ニューデリー 12/10~12
ガエル・モンフィス
イバン・ドディグ
ロハン・ボパンナ
ファブリース・サントロ☆
サーニャ・ミルザ
エキシビションでやってくれそうなモンフィスが登場します。単複両方行けるドディグは今シーズンの全仏ダブルス王者。
ボパンナは実はデ杯シングルスで錦織を破った2人のうちの1人(もう一人はカルロビッチ)。ドディグやミルザとのダブルスが注目されます。
レジェンド枠ではスライスを使った変幻自在のラリーを生み出せるサントロが来てくれました。
玄人テニスファンにはたまらない選手です。クレモンとの全仏でのロングマッチは今でも語り草です。
TSD一押しはラドワンスカ。テンポの速いうち回しで技もありコース変更のうまい選手。
日本のテニスファンは錦織の影響もあってストローカーが好きな人が多いでしょうからラドワンスカのテニスはかなり好きな人が多いと思います。
ちなみに今年の東レオープンでベンチッチを破って優勝しています。日本にもゆかりのある選手です。
日本ラウンドには来ませんがナダルがスポット参戦します。
OBI UAE ROYALS
ホーム・ドバイ 12/14~16
トマス・ベルディヒ
ダニエル・ネスター
ゴラン・イバニセビッチ☆
アナ・イバノビッチ
クリスティーナ・ムラデノビッチ
UAEロイヤルズは5人での出場。日本語公式にはそう書いてるんですが…ベルディヒが男子ダブルスorミックスダブルスとシングルスを兼任するんでしょうか…
ベルディヒは錦織とのファイナルでの勝負もありさらに過小評価されそうですが、きっと生で見ると迫力のあるプレーを見せてくれると思います。トップ10選手のそれであることを確認できると思います。
ダブルスでは日本を2年連続苦しめたネスターが登場。北京に行くことが多いのでレアな機会です。
レジェンド枠にはドリームテニスに続いてイバニセビッチが登場。
愛弟子のチリッチはスポット参戦で、試合には出ません(と、公式には書いてました…)。ベンチにはいるかもですね。
フェデラーもスポット参戦の予定です。
女子ではイバノビッチ、若手期待のムラデノビッチが登場です。
PHILIPPINE MAVERICKS
ホーム・マニラ 12/6~8
リシャール・ガスケ
ミロス・ラオニッチ
トリート・フーイ
エドワード・ロジャー=ベスリン
マーク・フィリポーシス☆
ジャルミラ・ガイドソバ
たぶん優勝候補です。あくまでですが。
男子はおなじみのラオニッチが来てくれました。そしてガスケです。
この二人が見れるだけでもすごいですが、このチームにはなんとセリーナがいます。
セリーナとガイドソバしかいないので、おそらく日本ラウンドでは毎試合1回は出てくれるものだと思います。楽しみです。
そしてTSD注目はスカッドサーブの持ち主、レジェンド枠のマーク・フィリポーシスです。
フィリポーシスは03年ウィンブルドンで決勝に進んでおり、この時の相手はGS初決勝のフェデラーでした。
その後のフェデラーについては言うまでもありませんが、フィリポ-シス、歴史の転換点に立ち会った選手です。
チャンピオンツアーでも活躍しているそうなので腕も鈍っていません。現役顔負けのビッグサーブを見せてくれることでしょう。
試合形式です。
男子シングルス、男子ダブルス、男子レジェンドシングルス、女子シングルス、ミックスダブルスの5試合がすべて1セットマッチで行われます。
またこの5つの試合順は(大人の事情により)各対戦カードごとに異なるようなので、現地のアナウンスをよく聞きましょう。
3セットを取った方が勝ちではなく、獲得したゲーム数が多いほうが勝ちになります。
例えば、6-4、1-6、6-4、6-3、2-6という5試合の結果だと21-23となり負けです。
勝ったチームには勝ち点4、
負けたチームには
20ゲーム以上の獲得…2
10~19ゲーム…の獲得1
それ以下…0
の勝ち点が入るようです(英語版wikiのTSD英文解釈なので、分かる方がいましたら補足お願いします)。
試合は40-40からノーアドバンテージ制、ダブルスと同じでレシーバーがサイドを選び、そのポイントでゲームが決まります。
またサービスレットがありません。ネットインの場合、入ればインプレーになります。
選手も観客も慣れていないので、かなり面白いことになると思います。
さらにレシーバー側には各セットに一回(タイブレークになると増えるんだっけ?←要出典)パワーポイントを宣言することができます。
その場合、レシーバー側が得点すると2ポイント入ります。(この場合サーバー側が取った場合も2ポイント入った?←要出典)
具体的に言うと、40-30からパワーポイントを宣言すると、次取ればゲームを取れます(ノーアドバンテージなので)。
勝っていても油断できないスリルな展開になっています。
5-5になった場合は今年は普通にタイブレークのようです(日本語公式は間違っています、海外版公式ではタイブレーク制になっています)。昨年は時間制限ありのシュートアウト制でやっていたんですが、時間切れ間際に面倒なことが起きすぎたので廃止になったようです。
ちなみに6-6のあとの13ポイント目で決まるようです。無間地獄はないみたいです。
さらにポイント間は20秒、コートチェンジは45秒、セット間の入れ替えは3分と「厳密に」決まっていて、守らないと厳しい裁定が下るそうです。
全体的にショットクロックやゲーム時間の短縮などテニスをエンターテイメントとしてスピーディーにやるというのがコンセプトになっています。
試合前には確実にトイレを済ませておきましょう。試合が始まると第5セットまでお客さん側も休める時間はあまりなさそうです。
さて最後にお願いなのですが、どうも昨年の他国での試合などを見る感じだと、このIPTLはかなりうるさい環境で試合をするようですし、ショットクロックがあるのでお客さんがうるさくてもプレーを始めないと失点などの措置が下ります。
お客さん側が20秒以内に静かにするというよりは、お客さん側が従来のテニス観戦の価値観を打ち破った形で見ないといけないということです。
楽天OPでは観戦マナーがとやかく言われましたが、むしろIPTLでは必要なさそうです。動画を見た感じではラリー中もがやついてました。
一つのショーだと思って軽くお酒を飲みながらでもわいわい見る感じがコンセプトのようです。
いつも求めている拍手などはそうですが、あまり日本式でやっても楽しめないかもしれません。
会場の演出はかなり凝ったものになることも予想されるので、全米オープンにでも行った感覚で日本らしからぬ大声をあげたりコールしたりしながら見るほうがよさそうです。
どんな感じかというと、こんな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Tv0XjZQklUY
去年のジョコビッチとフェデラーの試合です。モンフィスもダブルスで出てますね。
ずっとがやがやしてるし、選手の移動も早いしサーブもすぐ打ってますね。これがずっと続く感じです。
神戸に行かれる方はぜひこの価値観をもって変に日本式でない感じで観戦してもらうと楽しめると思います。
さて、金曜日にTSDのレポートは上がるのか?私も分かりません。
とりあえず少しずつ執筆もリハビリしていかないとですね。