two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

2016week16プレビュー 3連覇は狙うべきか?(今後の更新方針記載)

こんばんは。

まずは14日に発生した熊本地震と、その後の地震活動における被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

震源から遠い私は正直あまりできることはありません。

これは東日本大震災の時も感じたことです。率直に悔しいです。

しかし、こういう時こそ外にいる人間はいつも通り活動し、その上で自分たちに同じことが起きた時に何ができるかを考えるしかないと思います。

自衛隊やインフラ復旧など専門のエキスパートの方が現地できっと頑張っておられると思います。

助けられるスキルを持っている人は現地に向かい、それができない人は日常を壊さない、それしかないのかなと。

被災者の方がここのブログを見ているかはわかりませんが、テニス盛り上がってるよ!と伝えていくことが私の仕事だと思っています。

引き続き、今後の更新方針についてです。

今週からしばらくは私自身も厳しい時間を迎えているのですが、最近ツイッターにネタを書いて満足してしまっている感じがあったので、ここしか見ない人のためにも(そちらのほうが多いはずですからね)、とにかく短くても更新する、こういうスタンスでいきたいと思います。

そして、できる限りルールに基づいて更新したいと思います。

1.金曜深夜~日曜朝(ドロー発表時間に依存) 翌週の大会のプレビュー

2.日曜深夜~火曜夜(決勝終了時間に依存) ランキング試算

3.日曜深夜~火曜夜(決勝終了時間に依存) 前週大会のレビュー

この3記事を定期的に更新していきたいと思います。曜日は目安です。休日も動いている人なので普通に更新不可ありえます。

今週は試算チャートが完成しておらず、ランキング試算は簡素なものになります。あとすでに月曜ですが、その辺は勘弁してください。昨日ちょっとひどいくらい忙しかったので。

前週大会の内容や今週の試算の重要度などを踏まえ、2と3はまとめて1本の記事にする可能性があります(というか、そっちのほうが多そう?)

速報性を上げたいと思います。

初動が遅いなあとは思っているので、スピードアップを図ります。

他のブログの方もされてるんでいいかなあと思うんですが…

1はドロー解説クラスよりもやや簡素になる週があります。

マスターズの週は頑張りたいと思います。

2はそろそろレースランキングを記載したいなあと思いつつ、16年用の新試算プログラムができればね…という感じです。

あと初回にも書きますが、決勝の結果が確定次第その週の結果を込みで書きます。

公式を待たずに更新しますが、原則信頼できるのは公式です。あくまで参考程度にとどめてください。

試算回数が1回しかないですが一応2016年は今のところミスゼロ。15年にディミトロフとアグーのランキングを取り違えて以降ミスなしのはずです。できれば今シーズンはバグが起こりうる状況をできるだけ洗い出してミスが減るようになればいいのですが(ただしその週の大会のポイントを間違えるという私自身のヒューマンエラーだけは取り除けません…)

ラウンドが進むごとの更新は必要に応じてとさせていただきます。

3は大会が大きい場合は細かく書きますが、小さい場合はかなり雑です。週によってはプレビューとそんなに変わらない気がします。

あと明らかに書いてる量が多い内容は見てる試合です。あとは他の人からの情報頼りになります。

さて、それでは本題です。

16週目はバルセロナ(500、クレー)、ブカレスト(250、クレー)の2大会です。

ブカレスト

[1]トミッチ

[8]マシュー

[4]ガルシア=ロペス

[6]ペリャ

[5]バグダディス

[3]デルボニス

[7]ロレンツィ

[2]カルロビッチ

本命不在。[1]トミッチは例年全豪シリーズでの好調をこのクレーシーズンで落とすことが多い。優勝は容易ではない。

一方長期離脱から復帰となった[2]カルロビッチはビッグサーブが生きにくいクレー。キック系のセカンドサーブを使っているわけでもないので苦しい。

クレー優勝経験のある[3]デルボニス、[4]ガルシア=ロペスは虎視眈々と優勝を狙っています。こちらのほうが確率高そう。

個人的注目は[7]ロレンツィ。34歳になったベテランはツアー初優勝の大チャンス。

ノーシードには2回優勝のロソル、実力者ベルダスコもいて、誰が勝つか全くわかりません。

日本のダニエル太郎は初戦は予選勝者。正直私もまったく名前を聞いたことがない選手が相手です。

モンテカルロでマナリノに勝ち、長いトンネルを抜けつつあるダニエル。ウィンブルドン、全米DAに向け戦いが始まります。

バルセロナ

[1]ナダル

[14]ソウザ

[12]フォニーニ

[8]トロイツキ

[3]フェレール

[16]クズネツォフ

[10]コールシュライバー

[7]ロペス

[6]ペール

[9]クエバス

[15]ベルッチ

[4]ガスケ

[5]バウティスタ=アグー

[11]ドルゴポロフ

[13]シャルディー

[2]錦織圭

2連覇中の[2]錦織はやや厳しいドローという印象です。

初戦候補のイメールは#Nextgen ATP新世代のうちの一人。ボルグを輩出した大国スウェーデンの期待の星です。

前週のクレーのチャレンジャーで優勝しており、油断は禁物です。

移動疲れによる負けも想定されますが、前週のチャレンジャーの試合時間が比較的短かったのでないかなと思います。

もう一人のデバッカーは最近対戦済み。あの時は状態がよくわからないまま勝ってしまったので、ビッグサーブが効かなくなるので今週負けることはないでしょう。

問題は3回戦、[13]シャルディーです。

クレーではフェデラーを破ったこともあり一発もある選手。本来クレー向きではないのですが、錦織と世代が近く、ジュニア時代から何度も対戦があったようで、全く物おじせずベストプレーをしてきます。

やや強めに言うなら、クエリータイプです。

アカプルコではMPから逆転負けを食らったこともありますし、ランキング以上に毎回苦戦している印象があります。

正直、今週あまり焦点を合わせる大会でなければここは負ける可能性もかなりあります。

QFの[5]アグーは難しいところです。

過去錦織がしっかり勝ち切ってはいるのですが、2連覇したバルセロナで2試合ともフルセットを許しており、バルセロナでは最も苦戦している相手です。バルセロナは正直アグー得意だと思います。

ここも結構山場という印象です。アグー以外であれば怖くないと思います。[11]ドルゴポロフはマイアミでも力の差を見せつけましたし与しやすい相手です。

SFは難しいところ。[3]ガスケはモンテカルロでプイユに負けてバルセロナ入り。5年ぶりの出場ということで正直よくわかりません。

そしてもっとわからないのは[6]ペール。ただペールがSFで当たるのと1Rであたるのなら1Rのほうが嫌です。序盤で当たると嫌なタイプがペール。東京では負けてるんですが、さすがに今回SFまで上がってきてもあまり脅威ではないと思っています。

ここはクレー巧者の[9]クエバスが上がってくるかもしれません。クエバスはかつてランキングポイントの70%をクレーが占めていたほどのクレーコーター。ただ前時代の後ろから強打してくるタイプのクレーコーターで、変化をつけられなければやりやすいかなとは思います。ガスケが上がってくるよりはよっぽどいいです。

決勝は大方の予想通り[1]ナダルでしょう。

モンテカルロではクレーキング復活ののろしを上げました。

ただ唯一不安なのは2週連続であるということです。

従来のナダルですと、モンテカルロバルセロナ→休み→マドリード→ローマ→休み→全仏という地獄の日程をすべて優勝することもあるスタミナを持っていますが、全盛期のようなことはなかなか期待できません。

逆に、今週もしっかりと勝ち上がれるなら真の意味でクレーキング復活、全仏優勝候補に戻ってくると思います。

万一ナダルが負けた場合、[3]フェレールと言いたいところですが、今シーズンのフェレールはかなり厳しい。

[7]ロペス[8]トロイツキもクレーコーターではないので、ナダルが敗戦すると一気に荒れ模様になるかもしれません。

鬼門はQF。昨シーズン何度も苦杯を舐め、バルセロナでも敗れた[12]フォニーニが待っています。

フォニーニが上がってくるようだと苦しむかもしれません。

総合

ナダル有利。モンテカルロのプレーができれば間違いなく優勝です。

錦織はマッチアップが厳しい印象。他選手だと気にならないが、錦織とバルセロナという環境から考えると地雷が多数いる印象です。

力を出し切り、ガスケかペールにしっかりとリベンジを果たせば決勝進出できますが、できなくてもおかしくないです。

というのも、とにかく錦織が今シーズンの流れでいう「フォーカスしている大会」なのかどうかに結果がかなり依存しています。

ディフェンディングチャンピオンですし合わせてきているとは思うのですが、ナダルのこともあり、3連覇はほとんど期待していません。

逆に今年も優勝できるようなら今シーズン後半戦相当楽になります。優勝すれば、わずかの差ですがレースはナダル準優勝で3位、ナダル4強以下なら2位に上がります。

先週は指をくわえて見ているだけでしたが、逆に今週は他の選手が指をくわえる週です。

やってもらいましょう。