two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

【week preview】2019week6ドロー解説

こんばんは。

どんどん連投します。

さてweek previewですが、現行のブログフォーマットでは、全選手を記載するとドロー解説が長くなり読みにくくなるという風に私が読んでて感じたのと、実際書くの結構時間かかるので、今後ドロー解説のドロー表はATP公式へのリンクページを貼ったうえで、シード選手のみの記載とします。

 

今週からいわゆる「2月武者修行シリーズ」に入ります。

4週間にわたり世界中で12大会。500も4大会あります。

全豪で好スタートを切った選手は次戦続けられるか、失敗した選手は軌道修正の意味合いがある時期です。

また今後更新予定ですが、錦織はクレーシーズンの4位に向けて重要な位置づけとなる大会です。

正直、シードの恩恵で差が出るのは1~4シードまでで、1位でも4位でもほぼ同じ条件になります。4位の選手が2位になっても、押し出されたもともと2シード(2位)の選手が3シードになるだけなのでほとんど変わりないです。QFまでのドローも理論上は同じですから、上位大会で4シードの確保が最大の目標となります。

 

今週は250が3大会、新設されたコルドバ、ソフィア、モンペリエです。

2月1週目のカギはデ杯勢。例年この週はデ杯出場後移動してツアーに出た選手の成績が落ちます。

しかし今回から3セットマッチ、土曜日には必ず終了し負担軽減となりました。もしかすると、この傾向が変わるかもしれません。

今回に限り、選手の横にDCをつけました。この表記がある選手はデ杯から連戦組です(メンバー帯同し、試合に出場していない場合も含む)。

 

コルドバ(ATP250、クレー)

www.atptour.com

[1]フォニーニ
[6]ジャズーリ
[3]シュワルツマン
[8]ペリャ

[5]ジャリーDC
[4]カレノ=ブスタ
[7]マイヤー
[2]チェッキナートDC

 

南米クレー街道の初戦です。

今年からキトに代わってアルゼンチンのコルドバで開催となりました。

ここはシード勢にデ杯出場勢が少ないです。アルゼンチン、スペインといったデ杯のなかった国の選手が多く名前を連ねています。

悲願のトップ10入りに向けて[1]フォニーニの挑戦は続きます。序盤のドローは良さそうです。

迎え撃つはアルゼンチン勢、[3]シュワルツマンと[8]ペリャです。昨期トップ10も見えたシュワルツマンはポイントを伸ばしきれず、リオ500の失効が迫っています。30位付近の争いに飲まれないためにも母国の大会で大きな結果が欲しい。

逆山ではデ杯にメンバー登録されながら出場しなかった[2]チェッキナートの動向が気になります。

チェッキナートも全仏ベスト4の失効までに稼いでおきたい。

デ杯勢ではチリを本戦に導いたエース[5]ジャリーの活躍に期待。チリに大会がない今、実質ホームの大会でどこまで躍動できるか。移動もあまりないのもプラスです。

大会は混戦です。ティームが出場を断念した今週、チャンスを掴めるのは誰でしょうか。

 

 

ソフィア(ATP250、ハード)

www.atptour.com

[1]ハチャノフDC
[6]ベルダスコ
[4]バウティスタ=アグー
[8]セッピDC

[5]バシラシビリ
[3]メドベデフDC
[7]モンフィス
[2]チチパス

 

東欧の選手が揃いました。地元のディミトロフは出場なし(現在けがですが、もともとエントリーしていなかったようです)。

デ杯組の[1]ハチャノフ、[3]メドベデフが上位シードです。この大会はノーシードにもデ杯勢が多数。イストミン、ベレッティーニ、バシッチ、クリザン、ハース、ククシュキンです。

全豪ベスト4、一気にトップ10も見えた[2]チチパスは初戦です。中1週と時間がありませんでしたが、ナダル戦の大敗のショックから立ち直れるか。
一発はある選手です。あとは継続的な活躍が必要になってきます。

インドからの大移動、サーフェスチェンジとなった[8]セッピは対応できるか。

フランス勢が集結しているモンペリエをわざわざ回避して乗り込んできた[7]モンフィス、そしてクレー街道ではなくハードを選択した[6]ベルダスコも不気味。

さらに全豪ベスト8とこちらも大躍進の[4]バウティスタ=アグーも気になる。

そしてこの人、迷惑ノーシードのワウリンカです。
ワウリンカは2回戦でベルダスコと当たるドロー。以上のことからも、特にトップハーフは250としてはかなり熾烈なドローになりました。

混戦です。シード勢を中心に、誰が勝ってもおかしくないです。

 

 

モンペリエ(ATP250、ハード)

www.atptour.com

[1]プイユ
[5]コールシュライバーDC
[4]シモン
[6]シャルディー

[7]エルベール
[3](WC)シャポバロフDC
[8]ペール
[2]ゴファン

 

毎年のことですが、フランス勢が集まる大会。今年はシードに5人、大会全体で7人とノーシード勢が少ない印象でしょうか。

注目は全豪ベスト4、モレスモをコーチに迎え、勢いのある[1]プイユです。

プイユはここ最近500以下の成績の方がいいです。地元大会できっちり結果を出せるか、全豪がフロックでなかったことを証明する意味合いでも大事な大会です。
初戦はデ杯組のベセリが濃厚、その後デ杯組の[5]コールシュライバーと続きます。

フランス勢が集まる第2クォーターは復活途中のツォンガに注目。上位ラウンドに上がってくる可能性も十分です。

全豪で死闘を繰り広げたカルロビッチはインドアハードへ。開幕から好調を維持しています。もしかすると復活劇もあるかもしれません。

[3]シャポバロフはデ杯クレーからの連闘。WCをもらっているということは問題なくこなしてくるのでしょうか。

[2]ゴファンはきっかけを掴みたい。昨年目のけがで離脱した時期に入ってきます。こんなランキングに甘んじる選手ではありません。復調の兆しが見える大会にしたいです。

全豪ベスト16で完全復活も近いベルディヒは2回戦でペールと当たる位置。ゴファンの調子が悪ければこの人が上がってくるでしょう。

 

プイユを中心に回りそうです。現在フランス勢は大会がなかった2011年を除いて2005年から13年連続準優勝以上の成績を挙げています。今年も継続なるか。

 

 

今週は早くも全豪活躍勢の出場が目立ちます。
シーズンを占う、グレード以上に重要な1ヶ月がいよいよ始まります。