【week review】2019week6回顧
こんばんは。
引き続き連投です。
week preview(ドロー解説)ばかりやっていて、あまり週の回顧をできていないなあと思っていました。プレビューが土曜~日曜なのに対してレビューは月曜日~火曜日なので、時間的に書きにくいというのが理由ですが、できる限りやっていこうと思います。もうここからしか情報発信しないですからね。
ソフィア(ATP250、ハード)
ロシア勢に明暗が分かれました。第3シードで出たメドベデフが優勝となりました。
メドベデフ、強いです。初優勝から1年とわずかで4勝していますが、安定感もあり本当に強いです。あとは大きな大会での大きな成績が必要になってきます。全豪でもジョコビッチといい試合をしていましたし、時間の問題だと思います。
一方ハチャノフは初戦ベレッティーニに敗戦。そのベレッティーニは躍進。ベルダスコにも勝利してベスト4でした。
バウティスタ=アグーは心配。ロッテルダムも欠場となりました。
全豪後で注目となったチチパスはモンフィスに敗れてベスト8。もう少し見ていく必要がありそうです。
モンペリエ(ATP250、ハード)
今年もフランス勢がやりました。まずは大会の大きな話題となったエルベール。クドラ、イバシュカ、シャポバロフ、ベルディヒに4連勝して準優勝となりました。
これでエルベールは36位。久しぶりに単複両方トップレベルでこなせる選手が出てきました。ステパネク以来でしょうか。
3度目のシングルス決勝でしたが今回も優勝を阻まれてしまいました。次の目標はシングルス優勝でしょう。
そしてこの大会はベテラン勢の復活が光りました。ツォンガはアンベール、シモン、シャルディー、アルボット、エルベールを倒して優勝。実に1年4か月ぶりとなるツアー優勝で復活を印象付けました。
一時は260位台まで落ちたツォンガでしたが、これで140位。あとは加点していくだけで、ツアー復帰のランキングに到達するのも時間の問題です。
エルベールに敗れたもののベスト4と、開幕からベルディヒが好調を維持しています。今後も迷惑ノーシードとしての活躍が期待されます。
一方心配なのはトップ2シード、プイユとゴファンです。
この二人、決勝開始時点で、「優勝した選手に負けた選手の負けた選手…」と続けていったときに最後に残る「Wooden spoon」の候補選手でした。結果はゴファンに。勝った選手が調子が良かったわけではない、ということなので深刻でしょうか。
プイユはロッテルダムを棄権するほどなので病気の影響があったようですが、ゴファンはなかなか勝ちが続きません。来週は巻き返しがあるか。
コルドバ(ATP250、クレー)
大荒れの大会となりました。
WCで出場したロンデロがツアー初勝利(4回目の挑戦)。そのまま2回戦、QFと勝ち上がっていき、あっという間に優勝。トップ100入りを決めました。
25歳、チャレンジャーが主戦、GS本戦突破なしと、正直ニュースを聞くまで全く知らない選手でした。
そういえばコルドバの前身の大会にあたるキトではエストレラ=ブルゴスが3連覇。この大会だけ異様に強かったのですが、この週はそういう法則性でもあるのでしょうか。
ロンデロが次週のブエノスアイレスと来年で同じように活躍できるか注目です。
ちなみにコルドバは標高400m程度なので、そこまで高地とは言えないのですが…
シード勢は大苦戦。トップ4シードのうちフォニーニ、チェッキナート、カレノ=ブスタが初戦負け。特にカレノ=ブスタは全豪よかっただけにけがで棄権負け。ブエノスアイレスも欠場、リオ復帰も不透明。悔しい結果となりました。
1週目から初優勝者が出る面白い結果となりました。来週も一筋縄ではいかなさそうです。