two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

2019IWマスターズ ドロー前展望

こんばんは。

IWのドローは現地今日午後3時、日本時間では明日早朝8時となります。
ドローとは関係ありませんが、今年も恒例のアメリサマータイムの影響で、大会期間中に時差が17時間から16時間に変わります。深夜観戦になるので目覚まし設定の注意が必要です。3月10日の午前2時に切り替わるので、日本時間では3月11日の観戦から時差16時間です。

 

さて大会の方ですが、日本時間3/5 20:00現在の段階のシード状況で議論します。
直前にoutが出そうな選手が何人かいるのですが、今outが出ていない選手はあくまで全て出る前提で書きます。

 

まず想定シードですが

1.ジョコビッチ
2.ナダル
3.ズベレフ
4.フェデラー

5.アンダーソン
6.錦織圭
7.ティー
8.イズナー

9.チチパス
10.チリッチ
11.チョリッチ
12.ハチャノフ

13.ラオニッチ
14.メドベデフ
15.チェッキナート
16.フォニーニ

17.バシラシビリ
18.モンフィス
19.カレノ=ブスタ
20.ゴファン
21.バウティスタ=アグー
22.エドムンド
23.デミノー
24.シャポバロフ

25.シュワルツマン
26.ディミトロフ
27.シモン
28.プイユ
29.フチョビッチ
30.ジェレ
31.キリオス
32.ペリャ

次点…ティアフォー、シャルディー、ジョンソン

デルポトロ(ひざ)、ガスケ(手術)の欠場が決まっています(かっこは欠場理由)。

 

次に個人の相性を抜きにしたシード帯の比較です。

1~4シード帯

ジョコビッチ>>>ズベレフ>フェデラーナダル

やはり全豪優勝、この大会も5回優勝しているジョコビッチが頭一つ抜けている印象。ドバイも飛ばして休養十分、マイナス要素0ですからね。

次はドバイ優勝で入っているフェデラーとしたかったんですが、ズベレフにします。
アカプルコ決勝はもはや事故のような敗戦。そこまでの勝ち上がりと、ブレイクした大会があのネットプレーに泣いたナダル戦だったこの大会であること、長身選手と相性よさそうなサーフェス(ボールが跳ねるので)、似たようなサーフェスアカプルコで勝ち上がっているなど、かなりポジティブです。

この人の場合、疲れがあまり影響しないのでダブルスも加えた疲労は無視できそうです。3セットマッチですし、やはり彼は上がってきます。

一方ドバイ優勝のフェデラーは間引きたい。というのも2018年に全豪優勝→ロッテルダム優勝→IW決勝進出→マイアミ初戦敗退で明らかなガス欠。年齢も重ねていて逆行が難しいことを考えると、優勝後の次の大会というのはしばらく評価を落としたいと思っています。

ナダルも悪くはありません。他の3人が高いレベルにあるため相対的にこの位置ですが、他のシード帯に入ればまずトップに来るので、終わってみれば優勝でも驚きはありません。ナダルの場合はハードコートなら足回りの心配がまず第一に来ますので、どうしても評価を最大にはしづらい。

 

5~8シード帯

イズナー>>錦織=アンダーソン>ティー


かなり迷いましたが、この評価にしました。

イズナーアカプルコベスト4。敗れた相手もあのキリオスですし、得意のIWであることを考えるとやはり最上位評価です。

錦織は正直下降気味。2月に入ってからはあまりいいテニスができていませんし、IWが不得意なことを考えても評価は上げられません。

本来であれば最上位にしたかったアンダーソンは、復帰明け初戦で大きく評価を下げざるを得ません。けがの回復が問題なければおそらく難なく勝ちますが、期待値で考えるとこの位置に収まりそう。

ティーは心配。得意のクレーシーズンで不完全燃焼。病気の影響もありますが、ハードに変わり、ここは最下位評価もやむなしです。

このブロックは不確定要素が多すぎるので、結果が大きく変わっても仕方ないかなと思っています。

 

9~12シード帯

チチパス>チョリッチ>>>チリッチ>>>ハチャノフ


やはりトップ10に入り充実しているチチパスが脅威です。ここは5~8シードを食えるポテンシャルを持っています。

そのチチパスとほぼ同じ危険度と判断したのはチョリッチ。IW適性が高く、昨年4強です。ドバイでは復調していますし、要注意です。

一方実戦不足、MSでは成績が下がるチリッチが3番手。そして深刻なのがハチャノフ。2月シリーズは3大会すべて初戦敗退。今大会も心配です。

 

13~16シード帯

メドベデフ>>ラオニッチ>>チェッキナート>フォニーニ


先週こそ初戦敗退だったものの、メドベデフの安定感は脅威。ここでは上位でしょう。
IWで決勝進出経験のあるラオニッチが次点。

チェッキナートはクレーコーターですが、そつなく勝っていますし、フォニーニよりは上でしょう。

 

17~24シード帯

モンフィス>>>>デミノー=アグー=カレノブスタ=ゴファン=シャポバロフ>エドムンド>バシラシビリ


ここはモンフィスが絶好調で大きく抜けています。あとの選手は一長一短ということで、あまり差が付けられませんでした…

 

25~32シード帯

キリオス>>>>シュワルツマン=フチョビッチ=ディミトロフ>プイユ>シモン>ジェレ>>ペリャ


ここはキリオスが抜けていますが、キリオスの場合、大会が始まってみないと分からないところがあります。ただ、25~32シード帯は3回戦で1~8シードを引くため、キリオスのやる気が出るようなドローになる確率が高いと判断したので、一応最高評価にしました(冷静にどんな見解だよこれ…w)

その他ですがクレースイングで活躍したジェレ、ペリャはハードなので逆に評価を下げました。実力者がうようよしているブロックで、上位者にとっても骨のあるドローになりそうです。

 

錦織から見たドローですが、3Rはキリオスさえ避ければというところでしょうか。シュワルツマンだと勝てても次以降に影響しそう。ディミトロフは…判断難しいなあ。

4Rは圧倒的にチチパスが抜けているので避けたい。ただチリッチにもハチャノフにも嫌な思い出があるので誰が来てもきついですね。山場です。

QFはジョコビッチさえ避ければ文句は言えないかなと。まあここも誰が来ても相当きつい。戦国時代ですね、心に余裕が持てない。

SF以降はもうなんとでもなるのでその時次第です。

といっても、上に挙げた選手を避けるだけでも確率は半分以下になります。確率って難しい。

錦織としては、基礎点で4位になる週です。マイアミ、モンテカルロの第4シード確保に向けても、ここはQFが欲しい。ジョコビッチに当たってでも3R4Rは楽な相手でというのが本音です。

 

ドロー解説?ちゃんと書きますよ。3月8日が近いけど、私はやることはやります。

とりあえず今のところブログ更新はかつてでは考えられないほど(2016年以来?)ハイペースで続けています。この調子で今年は最後まで行きたいと思っています。