two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

オフシリーズ・閑話球題 ⑬オフコートネタとこれまでの補足

こんばんは。

聖夜でもいつも通り更新、え、なんか用事ないのかって?

…twosetdownです。

さて冗談ではない自虐ネタはこれくらいにして、本題に入りましょう。

偶然にもイブの日に取り上げる内容になってしまいましたが、今日はオフコートのゴシップネタと、toppoさんのコメントを見て気づいたので、ここまでの12回で取り上げ忘れたことを書いていきます。

今回の企画構想は11月くらいに考えていたものなので、1か月寝かせておくうちに書くべきことを忘れてしまってることが多く、いろいろ補足しておきます。

まずはオフコートのネタです。

今年はビッグ4に連続して結婚のニュースが入りました。

ウィンブルドン優勝後すぐにジョコビッチが結婚を発表。7月の仮オフシーズンを利用して結婚式を開きました。

アドリア海の沿岸部でごくわずかのテニス関係者を呼んで静かに行われたようです。

今シーズンのジョコビッチはこの結婚後8月の全米オープンシリーズで不調。1度も優勝がないまま終え不安視されますが、アジアシリーズでは北京、パリ、ロンドンで優勝。上海でフェデラーに敗れた以外は無敗でシーズンを終え、不安を一蹴しました。

奥さんのエレナ・リスティッチさんはこれまで長くにわたってジョコビッチを支えてきました。その地点で妊娠も発表されており、秋には第一子を出産(なので父親になってからはいまだ無敗)。ステファンと名づけられました。あれ、そこはライバルのコーチの名前なのか…と思いました。

そしてマレーにもビッグニュースが入ってきました。今月学生の時代からのガールフレンドだったキム・シアーズさんと結婚しました。

以前マレーのスピーチを紹介したと思いますが、あそこにも泣いているキムさんが映っています。

マレーは実はテレビゲーム大好きで、ファイナルの決勝の代役を頼まれた時もマリオカートをしていたそうです。

そんなマレーのゲーム好きが災いして一度破局したこともあったようです。なんというゲーマーの鏡…(いやだめです)

フェデラーには再び子供が誕生しました。

2014年マドリードマスターズのドロー表を見てみましょう。なんとフェデラーがいません…棄権や欠場をめったにしないフェデラーがなぜ???

それがこの子供の誕生でした。出産立会いのために欠場しました。しかも前回の女の子の双子の誕生に続いて、今回は男の子の双子の誕生です。

奥さんはミルカ・ヴァブリネックさん。同じスイス人でシドニー五輪の時に女子テニス代表だったミルカさんと知り合いました。

ツアーへの帯同はほぼすべて行っており、出産後もすぐに全仏の会場に現れるなどチームサポートとして精力的に活動しています。

それにしてもテニス選手同士の子供で男女2人ずつ…シングルスもダブルスもミックスダブルスまでできますね。

まだテニスさせるかどうかは未定らしいですが、先に生まれた女の子二人はもう5歳になっているので、今後が楽しみです。

ちなみにナダルですがガールフレンドがいます。しかし仕事をしている身からたまにしか現れません。

そして昨年テニス界を驚かせたビッグニュース、ディミトロフとシャラポワの交際についてです。

現在でも仲睦まじい様子で、男女共催の大会に二人とも出場しているときは、暇なときにお互いの試合を見に行っています。

2013年に交際が発覚した当時はディミトロフがやっとトップ30に入り、まだツアーを1勝もしていない時期だったので釣り合っていないといった意見も見られましたが、順調に成長を続けていて「Young Guns」の中でも先頭グループを突き進んでいるディミトロフ、交際のほうも注目です。

おもしろかったのはロンドンファイナルの直前に本人たちがフェイスブックでロンドンでデートをしている様子を上げて、周りから「ファイナルの補欠を蹴ってデートかよ!」と総ツッコミを食らっていました。

ファイナルの補欠は義務ではないのでもちろん理由をつけずに断ることは普通にできますが、まさかデートとは…

まあ当時は補欠2番手で(1番手はフェレール)、確かに結果的には呼ばれなかったですからね。

それから男女テニス界での交際と言えばステパネクとクビトバのカップルも忘れてはいけません。

ステパネクは現在ベルディヒに続いて長くチェコの2番手にいて、以前はトップ10の経験もあります。

またダブルスでの活躍も目覚ましく、グランドスラム制覇2回、デ杯ではベルディヒと組んで単複両方出場して優勝経験もある名選手です。

決して超イケメンというわけではないのですが、この人はテニス界きってのプレイボーイで有名です。

2007年にはあのヒンギスと結婚しています(のちに離婚)、そのほか話題が上がった人として、バイディソバ(若くして引退しましたが名選手でした)、そして今回のクビトバです。

今年はクビトバと同じ大会に出場したときに、大会前のイベントにセットで呼ばれ仲睦まじい様子を見せていました。

噂によるとまた破局したとの報道もありますが、この二人にも注目です。

そのほかのオフコートなどの話題です。

・有名な話だと思いますがナダルドラゴンボールが大好きで、筋肉のつけ方はドラゴンボールを一部参考にしていると思われます。

現在は北京への出場が多いですが、以前ジャパンオープンに来たときには本場日本のおもちゃを買って喜んでいたようです。

親日家なテニス選手としてはジョコビッチ、ラオニッチなどが挙げられます。ラオニッチは以前紹介したようにアジアで最初に試合をしたのが日本で、その後東京/北京の週は必ず東京を選んでいます。

ジョコビッチセルビアの国全体が親日なことに影響されており、東日本大震災時に「pray for Japan」のチャリティーサッカーイベントを開いてくれた発起人です。

ベルディヒの奥さんはテニス界きっての美人です。他のガールフレンド/奥さんも美人揃いでさすがプロテニス選手という感じですが、別格だと個人的には思います。

メルセデスベンツのCMのマリオ役にフェデラールイージ役にジョコビッチが出ているという話が噂になっています。

ただ事実関係を整理すると違うようです。しかし似てるんだよな…意識して作ったとしか思えません。

さて後半はここまで全12回のうちに忘れていたことの補足です。

・複雑なポイント計算についての若干の補足

①②ではポイントの計算方法について説明してきましたが、いくつか補足です。

まずデビスカップのポイントについて詳しく説明します。

デビスカップのうち加点対象になるのはワールドグループの試合とワールドグループ/ゾーン1入れ替え戦です。

入れ替え戦は1勝目で5p、2勝目で10p(計15p)、出場しただけでは0pです。

ワールドグループは出るだけで基礎点の10pが入ります。各ラウンドごとに加算ではなく、1年間につき1回加算です。勝った場合はこの10点が抹消され、

1回戦40p×2

QF65p×2

SF70p×2

F75p×2

で、8戦全勝だと500p入りますが、8戦全勝してしかもチームも優勝した場合はボーナスで125p入ります。

7勝して優勝だと75pボーナスが入ります。約500p程度です。

しかし7勝以上するのはよほどでないと不可能で、フェデラーですら今年は6勝でした。

実は第3ラバーで終わってしまうとそもそも同じラウンドで2勝を手にすることができないので、これは結構欠陥ルールだと思っています(もし今年の1回戦が第4ラバーまで行ったうえでフェデラーが勝っていればボーナス適用でした)。

デビスカップのポイントはいわゆるその他の大会でほかの大会と平等にカウントされます。またATP500の出場義務もこなしたことになります。

そして注意しなければいけないのはデビスカップのポイント失効は「翌年の同一ラウンドが終わったとき」です。

例えば昨年のWeek4、錦織の1回戦2勝80pは57週間後のWeek9、3月に失効します。要するに上限が動かないようにしているということです。

まあ80pという数字は今後説明するよく出る90pより低い数字なので、デビスカップがランキングのその他大会として採用されているのは2014年12月現在、トップ30で9人しかいません(ラオニッチは入れ替え戦の10pが採用されています)。

・若手選手の紹介補足

余裕があるので若手選手のカットした選手を紹介しましょう。

スティーブ・ジョンソンはアメリカ期待のホープです。イズナー同様大学テニス出身でアメリカ選手らしいプレースタイルです。

イェルジー・ヤノヴィッツポーランド出身。爆発力ではATPトップです。

2012年にパリマスターズでマレーらを破って決勝に進出。その年の全豪ではお金がなく予選を断念していた選手が突如目覚めました。

ビッグサーブとストロークははまると手が付けられませんが、爆発が1年に1大会くらいなのが…

カレノ=ブスタはスペイン出身の期待の星。

今年は伸び悩みましたが、2013年にはフューチャーズ、チャレンジャーで連勝を重ねほぼランクなしからトップ100へ。とにかく大のクレーコート好きで今後は他サーフェスへの順応がカギになりそうです。

個人的に一押しはチェコのベズリーです。左利きのビッグサーバー系の選手で、最近あまり見ないタイプの選手です。イワニセビッチのようになってくれればいいですね。

・ディミトロフのコーチ

ディミトロフのコーチも有名な方なのに紹介を忘れていました。2013年末にロジャー・ラシードさんを迎えてから成績が伸びました。

ラシードさんはヒューイット、モンフィス、ツォンガのコーチを歴任。実績十分ですがディミトロフに対してはフィジカル改造を重点的に行いました。

ディミトロフは才能が有りながら壁を破れず、特に5セットマッチのグランドスラムでは2014年全豪で8強に入るまで4回戦の経験もなかった選手です。

そこで体力的に自信をつけるために肉体改造に取り組み、現在ではフィジカルの強い選手と見られるようになりました。

・生観戦で楽しいこと、注意したいこと

前の記事にコメントがあり、すっかり生観戦のことを書くのを忘れていました。

日本で行われる大会は少ないと書きましたが、その分出てくれる日本選手、海外招待選手には最高のおもてなしをしたいものです。

そのためにはまず会場に足を運ぶことです。お金がなくても周りに大会コーナーが作られており、イベントだけならチケットがなくても参加できます。

そして生観戦のメリットですが、とにかくリアルを体感できます。

上から固定されているよく見る画面での観戦もいいですが、とにかく低い視点から見れば見るほど選手たちがとんでもないプレーをしているのがわかります。

私は奮発して2013年デ杯入れ替え戦の時にコートサイドシートを買ったのですが、2番目に高い席で見れたので超よかったです。

錦織×ファリャ戦、添田×ヒラルド戦を見て5000円とお手頃価格です。高いだろと言われそうですが5セット2試合なので6~7時間以上は滞在していました。それでこのお値段です。楽天OPは高いですし、明らかに安かったです。(あとで写真上げます)

とにかくラリーでの躍動感がすごかったですし、10m、いや5mくらい行ったすぐそこに錦織がいる!(当時12位くらいでした)

今から思えばもっと堪能しておけばよかった…(今後はどんなイベントや大会でも争奪戦でしょうしね…)

さて観戦において注意したいのはテニス観戦の作法です。

くどくど言ってもしょうがないので以下の3つだけは確実に守りましょう。

ダブルフォルトは絶対に拍手しない

②いいプレーが出たらとにかく拍手

③ラリー中は黙る

これです。これだけ守っておけばだいたい大丈夫です。

ポイント間に声を出す人がいますがこれに関してはグレーです。あんまりやりすぎるとだめだと思います。

ただし唯一例外があります。デビスカップです。

デビスカップではホーム/アウェーの構造がしっかりしており、①~③は守るべきですがポイント間で日本の選手がポイントを取った場合すごい応援しても大丈夫です。

他のデビスカップでもそうですがカウベルを鳴らしたりチャントに近い応援があったりと、ホームチームのサポーターは(たまにアウェーのチームも)ものすごい歓声を上げています。

しかし楽天OPではこれらの行為はだめです。せっかく海外選手に来てもらっている立場なわけですから、とにかく選手たちにとっていい環境でプレーしてもらえるような応援マナーを心がけましょう。

みなさんが会場をいっぱいにし、節度ある応援をすることが日本テニス界の発展につながりますし、他の大会の誘致や楽天OPのマスターズへのグレードアップにつながります。

チャレンジャーやフューチャーズレベルでも十分そのすごさは体感できます。というか、場合によっては距離がものすごく近い場所で見れるのでいい経験になるかもしれません。来年の京都チャレンジャーも行けたらいいなと思っています。

次回はライバル列伝です。そしてその次からは長期企画に戻ります。それでは。