ATPランキング試算(2015マドリードマスターズ後)②2回戦終了時(錦織戦感想併記)
こんにちは。
ほんとに普通に朝起きたらなぜか錦織戦がまだやってて、第2セット途中から見ました。
朝から胃が痛くなるような試合でした。メンフィスの胃が痛いウィークを思い出すような試合でした。
5/6 現地23:30~(日本時間翌日6:30~)
Masters1000 Madrid Mutua Madrid Open
2R
[4]Kei Nishikori 6-2 4-6 6-4 David Goffin
第1セットはまだ見てないのですがリプレーを見てる限りではいいテニスをしていたのでしょう。
第2セットは第1セット4-0からオールキープが続いていたので早く抜け出したいところでなかなか抜け出せず、嫌な形で4-5になったところからある意味予想通りのブレークされてセットを落とす展開でした。
ブレークできなかった原因は主に二つだと思います。
・ゴフィンに先にバックDTLを打たれる
・セカンドサーブのリターンが効果的でない
バックDTLは結局試合最後まで打たれまくりました。
それこそいい時の錦織でも見ているかのようにコートの外から巻いていれるようなショットも入ってきて苦しかったです。
もう少し早めからフォアに回すようなラリー展開でもよかったのかと思いますが、単純にそれ以外でもミスが多い内容だったので先に調子のいいバックから崩そうという考えだったのでしょうか。
いつもファイナルセットに入るとどうせ勝つんだろと思っているのですが、ブレークされて終わったので第2セットと同じ4-5からブレークされて一発アウトパターンがありうるのでかなり神経戦になりました。
結局4-4でほしい場面でブレークが取れたのは大きかったですが、40-15まで行ってましたし、4-5にされてたら相当危なかったのではと思います。
ゴフィン自体はかなりいいプレーをしていました。正直1回戦と2回戦の第1セットからは想像できない信じられないプレーでした。しかしゴフィンがプレッシャーを感じて崩れ始めている場面というのは特に第3セットで感じられたのでもう少し早めに突き離してほしかったかと思います。
少々不安なのは錦織が試合直後腰を抑えていたことです。
基本的に私は見たものを信じることにしているので、記事の一文よりもこの光景がよっぽど強く印象に残りました。
体に問題がなければという感じですが、比例するようにバルセロナ序盤から比較して錦織のプレーも精度を欠いているので嫌な感じですね。
まだMTOとか取ってないのでましだと思いたいです。ちなみに前回は初めてMTOを取ったのがQFのロペス戦。3Rのラオニッチ戦が起点だと私は思っているので今回潜在的にまずい状況とすると戦えるのはSFまでですが…
しかしゲームメイクに関してはさすがです。正直負けてもおかしくないゲームでしたがここを勝ちきれるのは本当に実力がある選手だということです。フルセット勝率がまた上がりましたね。
暫定ランキングです。
フェデラー敗戦によりさらに優勝争いは混沌としてきました。誰かに1000pが入る。とんでもないことです。
唯一ナダルならという感じですが、ここは是が非でも優勝しないといけないですね。諸刃の剣とはこのことでしょうか。
開幕前からの変更点です。
ナダルが6位以上になるには決勝が必要になりました。かなりきつい条件です。
錦織が5位に戻るためには4強が必要です。次戦勝利ではわずか10pベルディヒに及びません。
全仏シード争いですが対象の5人が全員勝ち残っているので大きな変動はありません。
キリオスは初のトップ30入りをほぼ確定させました。あとはベルダスコがフェレールに勝たなければ達成です。グラノジェルス、ボレリの上位進出はさすがにないでしょう…
20歳のトップ30入りはいつ以来なんですかね。資料がないので分からないのですが久しぶりのスピード記録だと思います。
しかしラオニッチが4位というのはテニス界全体にとっても喜ばしいところですが、なおのことベルディヒの最高5位が際立つのでぼちぼち4位に上がってほしいところです。
はまちゃんさんが驚異的な確率の話をしていましたがベルディヒはプレー以外はほんと面白いです。またまとめることができればと思います。
今日のバウティスタ=アグト戦の展望ですが、かなり錦織のコンディションによるところが大きいと思います。
第14シードですがマドリード360pの失効が迫っておりそのポイントを差し引けばゴフィンと同じくらいです。バルセロナでも中だるみを除けば圧倒していましたし普通に行けば勝てるはずです。
ただ何が起こるかわからないということを再びゴフィン戦で実感しました。一戦必勝の気持ちを忘れず、あと4試合戦いたいです。