two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

【ドロー解説】2015ウィンブルドンの展望その2【遅い】

こんばんは。

いろいろお休みしてしまい申し訳ありません。

錦織戦の1,2回戦(実質1回戦)だけフルマッチで見て、あとは本当に暇な時だけ見ていました。

さていきなりのお詫びですが、明日から土曜くらいまでずっと外出しており、体力的に余裕がないと試合も見れないしブログも書けません。

とりあえず1週目にはたくさんいろいろなことがあったので今日原稿を書いてためておいて毎日少しずつ更新していこうかと思います。→23時現在一本も貯めれてない、だめかもしれない

まずは忘れていた展望その2です。もう負けている人もいますし完全に過ぎた話もたくさんありますが、あくまで思考過程を残しておきたいのと16強が出そろってからの予想との比較の意味合いもこめてあえて更新したいと思います。

予定ではその2までは上げる予定だったのですが、フェレールの欠場によってナダル付近の展望が大きく変わりました。またそのことについてukk_chu_renさんのブログのコメントに書いたコールシュライバー33シードについての話など新しく書く内容が出てしまい、そのあと時間が無くなって更新できませんでした。

・優勝争い

錦織の優勝は今は考えていません。とりあえずけがの動向を見ないといけないだろうと思っています。

優勝争いは、ジョコビッチ、マレー、フェデラーの3人と私は見ています。この3人で90%近い確率ではないかなと思います。

まず優勝そのものが「strong 9」にしかないと仮定しましょう。

フェレールは前哨戦と芝の内容から優勝は0とします。残念ですが…

錦織も今の状況では優勝はないとします。1%はつけといたほうがとは言われそうですが、正直QFジョコビッチ以降3試合に勝つには今回は風が吹いていない感じを受けます。

ベルディヒはどうでしょうか。唯一のGS決勝進出経験があるので1%にしておきます。

ナダルは、フェレールにあたるかどうかで数字を変えようと思っていましたが、フェレールの棄権により2%にします。

ただナダルに2%は辛い評価です。他のBIG4で90%あるのにナダルは2%です。

最高のプレーだったとはいえジョコビッチに敗戦。あの全仏の負けの後にウィンブルドン制覇は非現実的と言わざるを得ないでしょう。

ラオニッチですが、正直ビッグサーバーは一発がありますし、0ではないとしましょう。

ところが私の中で引っかかっているのは昨年SFのフェデラー戦です。

面白いようにフェデラーにリターンを決められ、サーブを無効化されるとなすすべなし。一度もタイブレークに持ち込めず敗戦しました。

あの時よりもラオニッチのストローク、リターンは向上していますが、今のところ一発でジョコビッチフェデラー、マレーを超えられるイメージはあまり浮かびません。2%としましょう。

そして最も可能性がありそうなワウリンカですが、芝は苦手なサーフェスということを考慮に入れると、それでも4%くらいかなあと思います。

QFで誰にあたるかにもよりますが、何よりジョコビッチとのSFも含め全仏での疲労など早期敗退の要素もあり、なかなか高い数字は設定できません。ただ一発があると一気に優勝できるので高い数字にしておきました。

ここまでで9%。残る3人で90%です。

ジョコビッチは今回の最有力候補ですが、しかし全仏では半分を超える優勝確率だろうと思っていましたが、今回は40%あればいいくらいかな、という感じです。

序盤戦が苦しく、コールシュライバー→ヒューイットorニエミネン、トミッチ→アンダーソン→錦織、チリッチ、イズナー→ワウリンカ、ラオニッチ、ディミトロフ、キリオス→フェデラー、マレー、ナダルと遊びがありません。

タフドローで泣いたのは全仏でした。ナダル戦のようなプレーができていればあのワウリンカであっても分からなかっただけに、ピーキングを間違えるとどこで敗戦してもおかしくないというのは言えるでしょう。

2番手は難しいところですがマレーです。全仏でのTSDからのまくりにしても、今年のマレーは本物です。

しかもウィンブルドンでは2012、2013と連続決勝に進出。さらに五輪優勝で前哨戦も優勝。芝はマレーが最も生きるサーフェスといっても過言ではないでしょう。

今回もナダルとのマッチアップとなり、上がってこれるかどうかも不透明ですし、特に危険なノーシードはいないです。

3番手にはフェデラーを挙げます。やはり7度優勝、誰よりもこの大会を知っている芝の名手は黙っていないでしょう。

ドロー云々もそうですが、フェデラーの場合7試合の体力配分がカギになってきます。

フェデラーはIW決勝やドバイ決勝などを見てもいい時はジョコビッチを破る攻撃を安定して見せることができていますが、それが一定時間しか続かないところがやや衰えを感じさせます。

こういったベストのプレーを長時間出すためにも2週間後の日曜日に体力が残っているか。ここに焦点が当たります。

特にSFで想定されるマレー戦で死闘が予想されます。ここでマレー、フェデラーの潰しあいとなるとジョコビッチが得をします。全仏でジョコビッチとマレーが潰しあったように長いGSだとこういうことが影響してきます。

・ベスト8からの予想

ベスト8予想は、ジョコビッチ、イズナー、ワウリンカ、キリオス、ナダル、マレー、ベルディヒフェデラー

今回は「strong 9」も波乱大目ではという予想です。ちょっと全仏は順当すぎました。こういう時はウィンブルドンはよく荒れるような気がします。

しかも今回は怪我で不透明の錦織、ラオニッチ、勝てるか不安なナダル、ワウリンカ、そろそろシードダウンしそうなベルディヒといった感じで不安な選手が多いです。

しかも各山に均等に危険な選手が散った印象なので、優勝候補に挙げた3選手ですら結構危険なラウンドもあります。

錦織はイズナーに負けてのベスト16予想です。1、2、3回戦を何とか抜けて足の状況もあってイズナーのサーブに屈するのではという予想。そろそろイズナーも跳ねそうな予感。今年は北米以外のシリーズも調子がいいので今のチリッチになら勝てるかな。

ワウリンカは他にシードダウンできそうな選手がいない…難しいですが、消極的な選択です。

キリオスは大胆予想ですが、ラオニッチが不透明なのと、ディミトロフは信頼できないのでこの結果にしました。

ナダルは他に脅威な選手がいないのでなんとか1R2R超えれれば行けるのではと思います。

マレーは行ってくれるでしょう。ベルディヒは予定調和。フェデラーも今回はしっかり勝ってくれるでしょう。

ベスト4はジョコビッチ、キリオス、マレー、フェデラーです。

ジョコビッチはイズナーには勝てるのでは。厳しい試合は多いですがここは普通に行きました。

キリオスの一発に賭けてみたいと思います。このカードになってキリオスに張るのは強引ですがこの予想にします。

マレーは今のナダルなら行けるでしょう。地元の声援も大きいです。

フェデラーベルディヒのいつもの内弁慶で今回は勝てるはず。一度波乱も起きてるカードなんですが。

以下、決勝カードはジョコビッチとマレーで、優勝マレーです。

おいおい、確率と違うやんけと言われそうです。正直ここは難しい。

ジョコビッチもさることながら、今回はフェデラーとマレーのSFで決まるのではと思っています。

ここでもつれずにマレーが決勝に行ければ、その勢いのまま優勝するのではないかという予想です。

マレーがジョコビッチに勝つときは最近結構大舞台が多いので。といっても負けてる大舞台もたくさんあるのですが。

ウィンブルドンは結構その年を象徴する結果になることが多いですが、シーズン前半のジョコビッチの勢いが勝るのか、あるいはマレーが復活を印象付け2度目の制覇となるのか、はたまたフェデラーが本当の意味で復活するのか。それとも予想もできない優勝者が飛び出すのか楽しみです。

結構当たってるやんという気がします。特にキリオスあたり。

しかし思ったよりもシードダウン予想がその通りになりましたね。一部驚きの箇所で負けてるんですが。

あと興味深いデータですが、ジョコビッチは過去2回とも全豪以外のGS優勝を連覇できていないというデータがあります。その時の決勝の相手は11ウィンブルドン→12ウィンブルドンSFフェデラー 11全米→12全米Fマレーです。奇しくも今回優勝候補に挙げている残りの二人です。

またフェデラーは初優勝した03年から下二けたが3の倍数の年はすべて優勝しています。

今年の状態からするとやっても不思議ではありません。

移動中にもう少し記事書けたら明日以降も更新できるが、これでいけるのか…?

ウィンブルドン決勝前まではずっとこんな感じなのでご了承ください。