ここが私の墓場(スポナビブログ終了に際して一言) その1
先ほど、ブログ終了のお知らせを耳にして、慌ててこの更新画面を久しぶりに開けました。
正直、まだ気持ちが整理できていません。
ここ2年ほどは自分の力のなさのため、そして事情により更新頻度が大きく落ちていました。
前身のブログから通算して4年以上、私の人生の転換点になった存在がここでの活動でした。
私というよりはここ4年でテニスを取り巻く環境が大きく変わり、その中で偶然にもあの錦織フィーバーの前からやっていたブログだったということが、私をここまで押し上げてきたと思っています。
私は何もしていません。たまたま運がよかっただけです。
ここでの活動では多くのことを学ぶことができました。
不特定多数に文章を伝えることの難しさや、対人関係をどうしていくかなど、インターネット社会の怖さとも向き合いました。
その結果いいことばかりでもなく、もしかしたらブログを書いていたことがここ数年の体調不良に影響しているのでは?と疑う時期もありました(現在のところ、結果的には違ったのかなと判断しています。病状などについてはまた別所でアナウンスします)。
私のやりたかったことは、たぶんほとんどできたと思っています。
4年前、スポーツナビのネットニュースを見ていた時、ふと飛び込んできた「無料でスポーツナビ+ブログをはじめよう!」という文字。
あそこでクリックしていなかったら、今の私はなかった。
あの時なぜクリックしたのか?その答えはtwo-set-downとして戻ってきた最初にちゃんと書いていました。
≪「と同時にツイッターを始めとした様々な反応を通じて、今まで自分がやってきたことの大きな影響を再確認し、ブログをやってきてよかったと思いました。
伝えられることは伝えられた、私のブログによってテニスのおもしろさに気づけた方もいらっしゃったかと思います。
間違った報道をここで訂正することもでき、正しい認識に繋げられたかと思います。」≫
私がやりたかったことは、
①面白いことを「面白い!」と伝えること
②その仲間を増やすこと
③昨今の報道姿勢に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明すること←分かる人は笑うところです
この3つでした。
幼少期、私はそこそこ学校にも友人がいましたが、学校で会っても話す話題は前日のバラエティ番組。スポーツの話題なんてなかった。
阪神ファンはいたけれども、ほかのスポーツとなると誰とも話せない。
家に帰ってもスポーツ中継があればスポーツ中継を見ていた私にとって、それはとても残念なことでした。
自己完結していた趣味だったのが、ここの活動を通じて、多くのテニスファンと出会うことができました。
つうといえばかあ、間違えたラインジャッジにはコレクションが返ってくる、そんな空間に自分の身を置けることが何よりも嬉しかった。
そして、2015年後半以降、自分がそれに応えられなくなり、同時にこのころからスポナビブログ全体も少しずつしぼんでいったように感じていました。
私がスポナビブログのトップを飾るようになった時期に、「プロ野球死亡遊戯」の中溝さんがプロライターになり更新頻度が大きく落ち、その後私がスポナビブログ全体を盛り上げていくんだ!みたいなことを思っている時期もありました。そういえばこの頃にTENNIS LOVERSさんもいなくなってしまったんですよね…
孤独に引っ張っていく覚悟を決めつつ、自分の人生とも向き合わなければいけない中で私もいろいろと考えました。詳細は長くなるので次の記事に回します。
その結果、私は自分の人生を優先することにしました。私生活を大事にして、ブログの更新頻度を大幅に落としました。そしてもう一つ。
一度は物書きで一生食ってもいいかなって、そう思ったんですけど、諦めてしまったんです。
時々このことは頭にふつふつと沸いてきます。先々週も全く別の理由で思い返しました。そして今日も。
育ててもらったこの場所がなくなってしまうこと。
悔しい。もっとできたんじゃないか。そう思います。
だから私は残り3か月、まずここで、恩返しがしたい。
ツイッターで思いっきり年内休止を宣言したばかりですが撤回します。
自分の人生を変えてくれたこの場所で、もう一度、「好きなこと」を「好きだ」と伝えます。
ここではあと少しばかりになってしまいますが、引き続きお付き合いください。