two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

【week preview】2019week7ドロー解説

こんばんは。

徳島から帰ってきたらぐったりしたので休みました。
私がいない間に関東は大雪に…大変でしたね。
といっても金曜の夜はひやひやしていました。雪で飛行機が飛ばなかった場合陸路で徳島に入ることも想定していましたが、何とか飛行機が飛んで事なきを得ました。

 

夜まで記事連投です。まずはweek previewから。

今週は欧州でロッテルダム、北米でニューヨーク、南米でブエノスアイレスと2月シリーズらしく各地で大会が行われます。

 

ロッテルダム(ATP500、インドアハード)

www.atptour.com

[1]錦織圭
[9]バシラシビリ
[4]ラオニッチ
[10]シャポバロフ

[8]ゴファン
[3]チチパス
[5]メドベデフ
[2]ハチャノフ

 

大会前から欠場が相次ぎました。まずはズベレフ。足首のけがです。チリッチはひざのけが。プイユは発熱。アグーはソフィアで病気にかかりそのまま欠場。そしてディミトロフは2月シリーズすべて欠場。ガスケは手術。キリオスはひざ。

2月シリーズで最もタフな大会になると思われましたが、多くの選手の欠場で普通の500くらいのドローに。といっても、面白いカードがたくさんあります。

[1]錦織はやや良ドローというところでしょうか。
初戦のエルベールはご存知の通りモンペリエで決勝進出。シングルスキャリアハイで、数字通りキャリアで一番いい時期だと思います。

昨日の決勝でツォンガがそうしたように、エルベールのフォアは危険でそれを避けるような展開が求められそうです。

2回戦以降は比較的楽か。もともとドローにいたシャポバロフがシードの棄権により繰り上がりシードとなり、ドロー変更がありました。QFも500優勝以外はぱっとしない[9]バシラシビリということで恵まれています。ここはソフィア決勝進出したフチョビッチもありうるか。

全豪ベスト8、復調気味の[4]ラオニッチはタフドローです。初戦がコールシュライバー、2回戦がワウリンカとペールの友人対決の勝者。さらにQFでは同胞[10]シャポバロフにベルディヒ、シモンが待っています。ベスト4までも一苦労と言った感じ。

錦織はこの準決勝以降が厳しい戦いになります。しかし、ベスト4でもother 6の関係で90pしか加点がないため、ここまで上がってきたら優勝が欲しい。

 

ボトムハーフは若手勢。[2]ハチャノフ、[3]チチパスにはトップ10入りがかかります。ハチャノフは2回戦でツォンガの可能性。ツォンガは完全復活と言っていい状態で、トップ10入りのための重要な一戦になります。

ソフィア優勝、今年中盤戦でのトップ10入りへ向けて快調に飛ばしている[5]メドベデフも順当ならまず上がってくるでしょう。何かとセットで語られがちなロシア勢二人の公式戦対戦成績は1-1です(ただし1試合はnextgenファイナル)。

チチパスのクォーターは[8]ゴファンを筆頭にモンフィス、ハース、セッピ、ククシュキンなど実力者、試合巧者が多く揃った骨のあるドローです。ここをきっちり勝ち切れるようなら本物です。

トップ10唯一の参戦となった錦織が一歩リードですが、上位シードを中心に500らしい選手層の厚さ。錦織は初参戦となるコートへのフィットという意味で初戦が大きなポイントになりそうです。

 

ニューヨーク(ATP250、インドアハード)

www.atptour.com

[1]イズナー
[7]トンプソン
[4]ミルマン
[5]マナリノ

[8]サングレン
[3]ジョンソン
[6]クエリー
[2](WC)ティアフォー

 

アメリカ勢始動。北米マスターズに向けて気合を入れていきたい。

昨年優勝のアンダーソンはけがのため欠場。昨年ベスト4の錦織はロッテルダムへ。前身に相当するメンフィスから通算して、過去の優勝者はハリソンのみ。初優勝者が出そうです。

また北米回りとなったデミノーも欠場、残念です。

 

全豪では力を出し切れなかった[1]イズナーは仕切り直し。マイアミまでに失効のカバーは必須です。先週はなんとチャレンジャーのダブルスに出場しました(棄権勝ち後の初戦で敗退)。序盤のドローは悪くないです。

悲願のATPツアー初優勝へ、[4]ミルマンは初のATPツアー上位シード。このクォーターは昨年ベスト4の[5]マナリノ、ダラス準優勝のマクドナルド、全豪でイズナーに勝ったオペルカと厳しいクォーターです。

第3クォーター注目はWCのリン。名前からラオニッチ同様移民系の選手と思われますが、カナダの選手がWCということで、おそらく今後来るのではないかと思います。楽しみです。

全豪ベスト8、話題を作った[2]ティアフォーが初戦。このブロックも厳しく、昨年準優勝の[6]クエリー、インドアでは怖いカルロビッチとメンバーがそろっています。クエリーはここでポイントを稼げないとトップ50陥落です。トップ10も見えていた時期もそう昔ではなかったのに…

イズナーとティアフォーの二人が中心。創設2年目、地元勢の優勝なるか。

 

ブエノスアイレス(ATP250、クレー)

www.atptour.com

[1]ティー
[5]ソウザ
[4]シュワルツマン
[8]ジャズーリ

[6]ジャリー
[3]チェッキナート
[7]ラジョビッチ
[2]フォニーニ

 

全豪後から休んでいた[1]ティームが復帰戦。
このクォーターはQFに注目。安定感のある[5]ソウザに加え、今週のコルドバ優勝者、(SE)ロンデロが入りました。あっという間にツアー優勝しましたが、実力はまだまだ未知数。今週の結果は注目です。

そして今週はこの人に注目。引退が間近に迫っている(WC)フェレールの今期初戦。相手は[8]ジャズーリです。ポイントは引退原因となった足。クレーの長いラリーに耐えられるかどうか、引退試合になるマドリードに向けても結果が気になります。

ダニエルは初戦カルバエス=バエナと。得意のクレーで勝ち星を重ねたい。デ杯の足のけがはけいれんによるもので問題なかったようで、早くからアルゼンチンに入ったようですし、楽しみです。

地中海、南米勢がドローの大多数を占める中、ひときわ目を引く(WC)アリアシムはWC参戦。クレーはそこまで得意なように見えませんが、この選択がどうなるか。

先週のコルドバはベスト8にシードが2人しか残らない大荒れの展開となりました。今週はティームが収められるか。早期敗退だと今週も大荒れかもしれません。

 

 

今週はあまり試合見れないと思います…それでは。