two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

大坂なおみ、サーシャコーチとの関係を解消

朝から驚きのニュースが入ってきました。

大坂なおみがサーシャ・バジンコーチとの関係を解消し、しばらくコーチなしで大会を戦うというものです。

色々な記事が出回っていますが、この記事の内容がとても印象的だったので引用して紹介します。(日刊スポーツですから、いつもお世話になっている吉松さんの息がかかっていると思われます)

headlines.yahoo.co.jp

これを文字通り読むと、納得できる点と納得できない点があります。

まず納得できる点は、大坂がコーチ解消を決めた理由として、IMG担当者が代理で話した「今後、将来を見据えたときに、技術的な課題であるネットプレー、第2サーブの改良など、ステップアップをしたいということらしい」というものです(決断は大坂がしたようです)。

大坂の現在のプレーについて1stサーブ、ストロークは言うまでもなく、ここ数年でディフェンスやフットワークは極めて良くなったと思います。

しかし一方で、ネットプレーはまだあまり実戦でできてないというのもあり、2ndサーブは全豪決勝でクビトバに叩かれまくりました。改善の余地はあります。

ですから、新しい技術的なコーチを探すということは何も間違っていないし、前回全豪優勝時に書いた私のブログで「逆に考えれば、世界1位になってなお、まだまだのびしろがある。これは本当にすごいことではないでしょうか。彼女はセリーナの後継者として、WTAを引っ張れるだけの素質があります。プレーの強さもそうですが、人柄も含めてツアーのアイコンとなれる人物です。」と評しているように、まだまだレベルアップできると思います。

 

次に納得できない点ですが、サーシャコーチを外す選択でよかったのか?ということです。

簡単な話、新しい技術コーチを探しながらサーシャにもいてもらうということはできたはずです。
男子選手がそうであるように、各部門ごとに担当者、コーチと呼べるか呼べないか微妙な人まで含めてたくさんのスタッフがいます。

サーシャ氏と新しいコーチを両立させることは不可能ではなかったはずです。新しい技術コーチを招く際に、新コーチからサーシャは不要と言われたわけでもないのに、今の段階で離れるのは不可解です。

というのも、根底には大坂のメンタル面はまだ改善の余地があると思っているから、私はこの考えを提唱しているのです。

先ほど紹介した私のブログの前文に答えが書いてあります。

しかも今日の2セット目や他の大会で見られるように、正直まだメンタルは課題面だと思います

全豪の決勝第2セットでMPから崩れて、立て直して優勝したことでメンタル面を克服という論調も出てきましたが、そもそもピンチは迎えてしまったわけで、もう少し競った場面なら負けていた可能性もあります。本当にメンタルが強いなら、そんなピンチすら迎えていないはずなんです。

ということで、まだまだサーシャ氏の力は必要だと思っています。

 

ただ、外野が何を言ってももう決まってしまったようなので、見守るしかありません。
今後新コーチが見つかるまでは、大坂のメンタル面に注目です。