two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

春競馬の反省

こんにちは。

久しぶりのブログ更新がテニスではなくてすいません…w

明日はいよいよ天皇賞・秋です!

その前に途中で止まってしまった予想の総括です。
Twitterで書く回が多かったので、まとめて反省を書いておこうと思いました。

 

 

NHKマイルカップはやっとレース単体プラス収支で終えました。

in 複勝 400円×5
out 400×7.5=3000円

 

グランアレグリアは揉まれ弱いという弱点が明らかになりましたね。朝日杯とは違った形での敗因となりました。今後他の陣営もここを突いてきそうです。

そしてこの結果よれて斜行したという判定で、ルメールがダービーまで騎乗停止になりました。

これに振り回された1ヶ月間でした。
ルメール前提で組まれていた今後の予想だったので変えざるを得ません。

 

 

ヴィクトリアマイルは大振りしすぎましたね。とはいえ勝ち馬予想もしていたのにそれも当たってないので、たぶん何やっても取れてなかっただろうなと思いました。

G1実績のない馬がいきなり勝つパターンは2年前のアドマイヤリードくらいで、ほとんどが3歳クラシック実績か、エリ女かリピーターなんですよね。

紫苑S勝ち、秋華賞も期待されながら回避したノームコアは買えないです…あれ?ノームコアの主戦はルメール

 

ということでオークスはグランアレグリアが回避して、主戦ルメールの使い分けっぽいことが行われたコントラチェックに逆らわず突っ込んだんですが、まさかの距離でアウトというオチでした。どっちみち2着のカレンブーケドールも無理だったし、重賞実績のないラヴズオンリーユーは余裕の消しだったので何しても当たってなかったですね…

 

というわけで、切り替えてダービーです。

 

ダービーの見解は書きかけて残っていたものがあったので載せます。 

 

さて、今回の世間全体の見方は、皐月賞1~3着の「3強」、サートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーの3頭がまず出てくると思います。

特に皐月賞単勝1倍台で勝ったサートゥルナーリアに勝てるのか?ここがテーマになってきます。競馬観によっては1強とみる人も多いでしょうし、実際投稿時間現在のオッズはそういう風にも見えます。

 

というわけで、私もまずその3頭の評価から考えていきたいのですが、早速発表します。

◎サートゥルナーリア
〇ダノンキングリー
△ヴェロックス

えっ、▲は?ということですが、順に解説していきます。

まず、ダービーは3歳馬の頂点を決めるレースです。皐月賞を捨ててくる馬や叩きに使う馬、はなからトライアル直行する馬(陣営)もいるくらいですから、やはり勝ち馬にははっきりとした条件が出てきます。

1997年に逃げ先行脚質のサニーブライアンが優勝して以降、過去21年間、ローテが桜花賞からだった牝馬ウォッカを除き、ダービー馬はある条件を全て満たした馬しか来ていません。

出走までに

①重賞勝ち鞍あり
②3歳重賞で上がり3位以内経験あり
③OP以上で上がり最速経験あり
④500万以上1800m以上で勝ち鞍あり

ダービーは府中。長い直線で上がりが使える競馬ができないと勝てません。ダービーで勝つためには、キャリアが浅い中しっかりと上がりを使った競馬を高いレベルのレースで行う必要がある、ということをこのデータは意味しています。

これくらい、上位人気馬なら難なく達成できているのでは?と思われそうです。私もデータをきっちり調べるまでは知りませんでしたが、2018年でこの条件を満たしたのは、ワグネリアン、ダノンプレミアム、グレイル、ゴーフォザサミット、ステルヴィオしかいませんでした。たぶんこれで合成オッズは2倍くらいになる?
ブラストワンピースは、唯一のOP以上のレースだった毎日杯で上がり2位なので③を満たせませんでした。

さて、今年の出走馬でこの条件を満たしている馬を並べてみましょう。

サートゥルナーリア
ダノンキングリー
エメラルファイト
クラージュゲリエ
ニシノデイジー
レッドジェニアル

簡単な話、ここの単勝だけ買っていれば利確です。今年はサートゥルのオッズが低いからあまりいい買い方ではないかな…

ヴェロックスは?というと、重賞勝ち未達成です。11月の東京スポーツ2歳Sでニシノデイジーの4着です。あと皐月賞の2着。

思い切って、ヴェロックスを頭から消します。というか、連からも消します。

根拠はデータです。ここ10年の重賞勝ち経験馬は10.10.6となっており、連まで遡っても20年以上にわたって重賞未勝利馬が連に絡んだことがありません。

これほどの強烈なデータに逆らうわけにはいきません。

また競馬の面でも、4角先頭抜け出しで短い直線を逃げ切る中山や小回り向きの競馬をしていることからも、直線の長い大箱の府中で押し切れるかというと疑問符です。まさに皐月賞を勝つような馬。先行から二の足を出せるエポカドーロに似ているなと思います。サートゥルさえいなければ間違いなく皐月で勝っていたと思いますしね。

 

次に、ではサートゥルは確勝級なのか?ということですが、私としては「確勝級ではあるが、ある面だけがものすごく心配」という見解です。

サートゥルナーリアに関しては、確勝というデータと、必ず勝てないというデータが2つ混在しています。

まず確勝のデータですが、「皐月賞単勝1倍台を背負った馬は、次走ダービーですべて1着」というデータがあります。

ソースは「本田未央に競馬をやめさせる人」でおなじみのダイワさん(twitterID:daiwa510)です。

皐月賞で大敗したロジユニヴァースもダービー1着。かなり強調されるデータのようです。

一方で、必ず勝てないデータは有名ですが、「乗り替わりでダービーは勝てない」というものです。最後に乗り替わりで勝ったのは1985年のシリウスシンボリで、これは馬主や調教師のドロドロの諸々があって起きた乗り替わり。そもそも皐月賞で圧勝した馬が出走回避ということもあり、参考にしづらいデータです。このデータを重たく見る人も多いでしょうし、逆張りしたい人はここを根拠にしますよね。

ただ今回私は乗り替わりで「一度も勝てていない」わけではないということに加えて、近年のデータブレイク連発、そして先週コントラチェックが負けたことを逆手に取り、レーン3連勝が消えたことからやはり素直にこの馬を本命にします。

短期で来た外国人ジョッキーに乗り替わりで勝たれていいのか、ということに関しては私もうーんと思いますが、やはり予想して当てたいというのが本音。皐月賞であの競馬で負けなかったんですからやはりダービーでは本命。

その対抗が〇ダノンキングリー。皐月賞は内を回っていなければもう少し伸びていた可能性もありますし、この馬は共同通信杯でアドマイヤマーズを完封したようにやはり府中がベスト。この馬を外すことは考えにくいでしょう。なんならダービージョッキーになっていいのよ、戸崎さん!

戸崎さん、どうしてもダンビュライトで放馬したりインフルエンザで休んだりとネタキャラの印象が抜けないんですが、かつてのリーディングジョッキーの底力を見たい。去年だって相当惜しかったですからね。

 

さて、このワンツーを厚く買おうと思っていますが、ダービーは2着3着が荒れやすいことで有名。他に流す相手は広く取りたいと思います。

まず参考データです。

 

前走 皐月賞京都新聞杯青葉賞プリンシパルS以外 馬券内なし

皐月賞から回ってくるか、王道トライアルを通っていないと馬券内なしです。特にNHKマイルは、キンカメやディープスカイが勝っているローテですが、今年は消していきたいと思います。消し→2,3 ただし3については後述

 

前走京都新聞杯 1.1.1.19 馬券内は全て京都新聞杯勝ち馬 消し→1,16,17

ここで▲の登場、レッドジェニアルです。

穴人気していますが、京都新聞杯でのきっちり上りを使った競馬。そもそも、新馬戦から全て上り3位以内とダービー向きの競馬をしています。ここでは2,3着にしっかり押さえておきたいし、何かあれば一発あると思っています。

 

前走プリンシパルS 0.0.2.8

オークス忘れな草賞同様無視できないローテで、コズミックフォースが3着に入っています。ただし、前走人気馬or好走が条件で、今年はザダルが回避したのでこのローテも消しです。消し→5

これで3着までは12頭に絞られます。

さらに先ほど示した、連対馬は重賞勝ち馬からというデータから、連に残せるのは3,6,7,8,9,10,11,15の8頭となります。

3のエメラルファイトは皐月賞をけがで出れずに回ってきた馬で、ちょっと取捨選択に困ります。資金の少ない人は消してもいいと思います。

 

そういえば、去年の買い目を思い出しました。

今から思ってもめちゃくちゃな買い目です。トリガミ覚悟で買ってますよね…
でも当てに行っていた、その気持ちは強かったように思います。

今回も上位3頭で決まったら仕方ない馬券というのは、去年と似ています。その代わり、本気で当てに行っています。もちろんはまれば万馬券コースです。

期待値とかすごい大事だと思うけど、原点に返って「当てに行く、そのうえでロマンを残す」こういう方向性で行きたいと思います。

今回は都合で*1見れない可能性もありますが、ついに私の馬券が火を噴く*2はずです!

 

結果

サートゥルが逆噴射してどうするよ…一族同様、気性が出た形ですね。そして府中の前残り馬場。

荒れやすいレースって複数頭で逃げて1~2頭が粘るパターンなんですよね。天皇賞ビートブラックエリ女テイエムプリキュアなんかがこのパターンです。

このレースも戦前の予想通りリオンリオンがきっちり逃げて、番手で追っていたロジャーバローズがスムーズに先頭に立ってそのまま押し切り。決まりやすい形でしたね。そして戸崎がまた2着。馬券が外れることが分かった私は戸崎を応援していましたが届かず…

がっつり外した私は目黒記念も外したらしいです…ブラストワンピースを完全に消したのにもかかわらずです…人気馬が複勝外すかどうかだけの馬券、発売してもらえませんか…

 

もう記事なんて書かない方がいいのでは?と思っていたのですが、ついに6月、逆襲が始まりました。

まず安田記念ですが、ダービーの反省を生かしました。

春の東京開催で一貫して前残り馬場であることを考慮し、前走で残ったグァンチャーレ、1400m最速タイムを持っているアエロリット、さらに重賞実績などからインディチャンプを入れて、二強並び立たず馬券を作りました。

どうせ軽くひねっても当たらないんだから、大きく出た方がいい。

ダービーも3強言われてて最右翼が沈みました。今回はダノンプレミアムの体質、アーモンドアイの海外帰り。疑う要素がたくさんありました。なら消そうと。

結果的中。4コーナーで後ろと差が詰まらず、アーモンドアイだけが異次元の足で来た時に的中を確信しました。

 

宝塚記念は2週間前から◎リスグラシューで行くことを決めていました。

これは金鯱賞でお世話になったというのがあるのですが、この時もエアウィンザーなど人気が散らばった格好で、実績の割にはオッズが高いなと感じていました。

この馬本当に強いと思うんですよね。大崩れせずに乗り替わりも苦にしない。マーフィーやモレイラなどタイプの違うジョッキーに乗られてもうまくレースができています。

で今回はきれいなオッズ割れ。狙うなら5倍超えてるここしかないと決めていました

なら単勝を買っておけよ

あと夏場に入って牝馬が来やすいレースで、マリアライトなど過去の結果もあり、有力馬の中で逆らう要素が一番なかったように思います。

唯一あるとすれば海外からのローテですが、どちらかというとこのローテで不安だったのはレイデオロの方でした。この馬も強いですが、前走の負け方があまりにもよくなかった。行きたくないのに前に出てしまい直線で失速。この次に阪神の坂を走るのはちょっときついかなと。

 

 

レースはきれいな前残り。かかって前に出たリスグラシューがそのまま直線で伸びて完勝。レーンの手綱さばきが見事でした。これも残り200mで的中を確信(4着のアルアインも持っていたので)。ダービーの分、やっと返してくれましたw

 

調子の上がってきた私ですが競馬はお休み。この記事をアップすることになった天皇賞秋から本格復帰です。札幌記念は惜しかったんですが推しが4着ではどうにもなりません。それでも天皇賞は◎の予定です。理屈じゃないんだ。

 

 

*1:Adhara 1stlive

*2:本当に噴いたら紙くずになるからよくない