two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

ATP race to Tokyo 2021(4月5日付)

こんばんは。

 

マイアミはフルカシュの優勝という結果になりました。

勝ち上がりを見るとBIG4不在の大会でBIG4以外の強豪を次々と倒しての優勝。納得です。
フルカシュの場合はまだまだこれから。BIG4といい勝負をすることが次の目標になってくると思います(通算0-3、セット数1-8)。

 

また錦織はモンテカルロをスキップし、バルセロナからクレーシーズンを始動することになりました。
ランキングの観点から言うとあまりクレバーな選択とは言えませんが、昨年不完全燃焼に終わったクレーを万全の状態で迎え、大暴れに期待したいです。

 

race to Tokyoでは動きがありました。

・前回の記事で紹介した小数点以下切り上げ問題が決着しました。5日のランキングではマイアミ(と同週のチャレンジャー)が50%失効し、ロペスのポイント計算式に12.5+12.5+12.5という部分が存在するようになりました。この結果が純粋に足し上げた37.5ポイントの切り上げである38ポイントではなく、ばらばらに切り上げて足し上げた39ポイントになっていました。

したがって、今回のrace to Tokyoから小数点表記を廃止し、整数で処理するようになりました。

twosetdown.hatenablog.com

 

 

また五輪関係で動きが2つありました。

一つはイズナーが五輪不参加を表明したことです。

2020年大会でも不参加表明だったイズナー。例年北京を選択しているイズナーですが、日本で見れるのは19年のユニクロのエキシビが最後なんてことになってしまうのでしょうか…

現地で見ていましたが、あのビッグサーブはぜひ生で見てほしい。

 

そしてもう一つ。東京五輪のエントリー基準となるランキングは6月7日、全仏OP終了後のランキングとなっていますが、その全仏に開催延期の可能性が出てきました。

ATP/WTA/ITFとしても早く通常のスケジュールで回したい中での2年連続のこういう判断になると厳しい。また秋にずれ込んでアジアシリーズや欧州インドアが割を食う形にならないかも心配です。

決定には政治的要素が絡むので見守るしかありません。

 

 

それでは今週のrace to Tokyoです。

 

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イズナーが五輪不参加を表明したため、アメリカの5番手であるクエリーが対象選手になりました。クエリーはデ杯出場要件を完全に満たしていて、出場意思があればDAできます。

マイアミで活躍したフルカシュ、シナー、ブブリク、コルダ、ルーズヴォリが上昇しています。またチャレンジャー優勝のMagerもジャンプアップ。ATPランキングの方ではイタリア人選手が10人トップ100に入るという快挙が達成されました。

錦織も3ランクアップでAlt3を維持。40pを加点(2019マイアミ5p→45p)して差を詰めていて、actual56番目のベセリとわずか35ポイント差まで迫ってきました。

正直全員が五輪に出るとは到底思えないので、錦織の五輪出場もかなり安全になってきましたが、やはり当確を出したいのでもう少し上げたいですね。
そもそもこれくらいはまだランキングが落ちるということですから、巻き返しておかないとトップ10を狙うどころではないです。

 

 

今回でプログラムの運用も確立できたので、次回からは決勝の結果が出たらすぐアップできると思います。それでは。