two-set-down新章

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スポーツナビブログ「とらきちの悠々自適生活」 「two-set-down」に続く3代目のブログ。two-set-downのブログの記事の置き場も兼ねる。

今週のテニスニュース(2019/2/23)

こんにちは。

テニスニュースの記事ですが、できる限りこれも定期化していきたいと思っています。
何曜日にやるのが最も都合がいいのかよくわからないので、ネタがたまったらにしているのですが、しばらく不定期になると思います。

 

・長引く上位勢の離脱
上位勢にけがが相次いでいます。アンダーソンは結局予定していた2月シリーズ北米周りをすべて欠場することになり、練習はしているものの痛々しい姿を公開しています。

これもデービス(女子選手)と練習ということで、まだ負荷をかけられない状態なのかな?と勘ぐってしまいます。

ガスケの手術は既報ですが、ディミトロフも2月シリーズ欠場、プイユはウイルス性の病気が長引いています。話によると3キロ以上やせたということで、フィジカルを戻すまでにも時間を要しそうです。
カレノ=ブスタもけがで2月終了。地域問わずに各選手苦しんでいます。
2月2週を欠場した選手の動向で不明な選手が何人か残っているので、欠場ラッシュはまだ続きそうです。


フェデラーマドリード出場へ

フェデラーが全仏以外に出場するクレー大会として、マドリードを選択しました


様々な理由が考えられますが
①クレー3MSの中で唯一の優勝経験あり(ブルークレーだけど)
②マイアミから時間空いている
③全仏まで2週間休める
④TDが同世代の親友ロペスだった

といったプラス面が多かったことが出場につながったと考えられそうです。
どこか250か500をはさむ可能性も0ではないですが、素直に考えれば全仏以外はこの1大会のみになりそうですね。

 

・モンフィスとスビトリーナがお熱
年明けからビッグニュースが飛び込んできました。全豪の陣営席になんで座ってるの?というところから、一気に話が広がりました。そして、本人たちも公認です。

男女テニス界のロマンスを振り返ってみると、現役ではフォニーニとペネッタ(引退)が結婚して、若手ではティームとムラデノビッチが続いています(キリオスとトムヤノビッチってまだ続いてるんですか…?)。
それにしてもモンフィスとスビトリーナはどこに接点があったのでしょうか。でも雰囲気楽しそうなカップルですね。
先週のロッテルダム優勝にはスビトリーナからもお祝いのツイートが来ていました。

 


・ローレウス賞、今年もテニス勢が受賞
毎年恒例の全スポーツから表彰選手を選出するローレウス賞が発表され、テニス勢からはジョコビッチが最優秀男子選手賞、大坂なおみが最優秀ブレイクスルー女子選手賞を受賞しました。
この週大会がなかったジョコビッチは授賞式に参列。一方大坂はドバイにいたためビデオメッセージで喜びの言葉を表していました。
どちらも納得の受賞です。
他のスポーツの話題だと、優れた業績部門での男子マラソン、キプチョゲの世界新記録タイガー・ウッズカムバック賞などが印象的でした。

 

大坂なおみ、ドバイ初戦敗退
メディアとテニスファンのギャップに驚いた方もいらっしゃったかもしれませんが、かなり大きな反響を呼んでしまったようです。
実力者のムラデノビッチに敗れることくらい、たとえ世界1位の大坂であっても全然おかしくないと思っていたのはテニスファンだけ。そもそも日本人でムラデノビッチを知っている人なんて、テニスファンとその他ほんの一握りしかいなかったんだなということに改めて気づかされました。

しかしこういった時には、地道に当たり前の情報を伝えていくしかありません。
今のWTAはまだまだ戦国時代で、その証拠にGS2勝、プレミア1勝している大坂でもそれ以外は普通に負けている。普通に考えればわかることですが、そもそもそんなバックグラウンドを知らない人の方が大多数。分かっていても地道に伝えていきましょう。それしかないです。
私としては試合を見ていないので何とも言えませんが、まずは新コーチが見つかることですね。サーシャがいなくなったから、という効果を見るだけでもまだ2~3ヶ月はかかるので、今回の新体制への是非を問うのはもっと先の話になります。
幸いにも、全仏まではまだまだ時間があるので、ゆっくり新しいなおみスタイルを身につけていってほしいですね。気長に待ちましょう。


まだまだニュースがあると思いますがこの辺で。

大丈夫だ、前を向いていこう(2019ロッテルダム総括)

2019 ABN AMRO WORLD TENNIS TOUNAMENT

1R
[1]Kei Nishkori  3-6 6-1 6-4  (SE)Pierre-Hugues Herbert

2R
[1]Kei Nishikori  6-1 6-4  (LL)Ernests Gulbis

QF
[1]Kei Nishikori  6-3 6-2  Marton Fucsovics

SF
[1]Kei Nishikori  2-6 6-4 4-6  Stan Wawrinka

 

準決勝の敗戦については細かく分析したいので、QFまでと大会まとめを先にアップします。

初戦のエルベール戦ですが、思ったほどエルベールがよくなかったです。
これは初戦が火曜日になってしまったからで、日曜に決勝を戦い月曜に移動、火曜日に試合と、回復面も含めて十分な調整ができなかった感じに見えました。

普通はこういうケースだと水曜スタートのことが多いですが、5連戦を避けたかった第1シード錦織陣営の意向が通った形だと思います。

エルベールにとっては不運でしたが、これは錦織に限らず上位選手になるとよく起きることです。驚いたのは、マネージャー(オリバーさん)の出身国とはいえ、かなり優遇されていたように見えたことです。上位選手に積極的に出場を呼び掛けているようですし、トーナメントディレクターのクライチェクを中心に仕事ができているなあと思いました。

 

試合は錦織が押していましたが、再三のBPを取り切れずもつれさせてしまいました。初戦でアジャストできていなかったためですが、もったいなく感じました。逆にワンチャンスを生かされセットダウンしますが、その後もきっちり押し切った錦織が逆転。初戦を突破します。

 

2回戦はグルビス。昨年のウィンブルドンの死闘が頭をよぎりますが、今回はLL同士の勝者ということもあり、昨年の勢いはなくプレーに精彩を欠きました。

2セット目序盤から急に錦織のエラーが増えてもつれましたが、勝負どころの第2セット4-4から突き抜け、問題なくストレート勝ちとなりました。

 

QFはフチョビッチ。トップ50に安定して残っているツアーレベルのプレイヤーです。

今回フルマッチを始めて見ましたが、基本に忠実でいいプレイヤーです(私が好きなタイプの一つ)。セッピ、コールシュライバーのような安定感を感じさせます。

試合はもつれました。

そつなくこなせるだけあって、錦織が隙を作るとすぐに取り返してくる展開となりました。フチョビッチ、前週準優勝ということもあって粘り強く充実していました。

しかし2ndサーブになるとラリー戦で錦織に展開が向き、最後は錦織が突き放す形で好プレーを連発。6ゲーム連取で試合を決め、終わってみれば圧勝となりました。

結果を見てから試合を見たのであまり思いませんでしたが、セカンドセット0-2の段階なんかだと結構厳しい試合のようにも見えたんですが、うまく試合をまとめました。

 

準決勝はタイトなゲームになりましたが、錦織お得意のQMKパターンをワウリンカがやりました。リターンを打ち抜き試合を決めました。

 

ATP500の第1シードの役割はしっかり果たしました。ATP500で第1シードがベスト4、いたって普通です。何も悪く言う必要がありません。それはここ2週間の上位シードの思わぬ早期敗退の連続からも分かることです。

もちろん優勝できればそれに勝るものはないですが、ベスト4以上がランキングポイントを積み増しできる条件でよく3つ勝ちました。これでフェデラーを抜いて6位、レースランキングではなんと4位につけました。

NAF争いや今後の展開を考えると、やはりマイアミまでにレース1000pは越えておきたいですが、もう射程圏内に入る790pです。500のドバイと3月MS2大会あればさすがに届くと思います。欲を言えばもう1大会爆発して1300くらいには乗せておきたいか。

現実的には第4シードを安定してキープするために、さらなる結果が求められます。

WBでもベスト8に入っていますし、展開次第で全仏ウィンブルドンと第4シードが見えてきます。※わざわざWBの成績を言っているのは芝ポイントの存在があるから

 

あと欧州遠征の是非についてですが、まだドバイの結果が出てないので保留ですが、とりあえずしばらく欧州でいいんじゃないかなと思います。かなり大会の方からも暖かく出迎えてもらっていますし、環境も悪くないと思います。

 

次はドバイですね。こちらも初めての出場となりますが、どんな結果になるでしょうか。決勝で想定第2シードのフェデラーと対戦出来たら最高ですね。

次の記事ではワウリンカ戦の不可解なネットプレー多用について検証していきます。

【week review】2019week7回顧

こんばんは。

以下宣伝長くなりますので読み飛ばしたい方は軽快に飛ばしてください。

 

 

報告を忘れていたのですが、3月8日はさいたまスーパーアリーナWake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~ ですなんて宣伝をしていたわけですが、なんと一般販売開始からわずか1日で完売し、現状チケットが足りない状態になっています。

たぶんこのブログから買った人はいないと思うんですが本当にありがとうございます。

 

正直、私は無理だと思っていました。
参考までにご説明すると、2018年5月(ついこないだです)に行われた単独イベントで、幕張イベントホールを完売できず、2階に空席がちらほら目立ちました。

最大9000席で、ステージがあるので1方向潰してることを考えるとだいたい6000~7000くらいかなと思っているのですが、そこから1年でさいたまスーパーアリーナ完売です。おそらく15000くらい?驚愕です。

実際発表時の映像は「すべてのワグナーさん(ファンの総称)が参加できるように」でしたからね。埋まらなくても仕方ない。見たい人みんなに見てもらいたいなら、でかい箱の方がいい。埋まることよりもSSAという聖地の重要性を重視した、そういう意図だと私も受け取りました。発表後のメンバーのMCも喜びと不安が混じっていたのを覚えています。

参考映像・ライブ中発表時の映像

 

 

そして、この結果を受けて現在大人の人が調整中とのことで、おそらく追加席の販売が出ます。
繰り返しますが、錦織×フェデラー戦に並ぶような素晴らしいものが見れます。

あまり言いたくないですが、おそらくチケットを抱えてしまっているファンの人がいるので、実質まだチケットは残っています。

SSA完売へ!と躍起になっていた(私もですが)ファンたちも、次の目標は「可能な限りすべての座席に座ってもらう」に切り替わりつつあります。

再度繰り返しますが、すごいです。最近当たり前のように想像の上を超えていくので、さいたまスーパーアリーナ、やってくれる、その確信があります。
まさに最後にして最大の未知への挑戦、確実に面白いものになること間違いなしです。

要するにWUGはテニスだ←ほんといろんな人に怒られろTSD

でも実際、他に追ってきたものに重ねる人多いんですよ。なんでなんでしょうかね。私は「人の物語」がたくさん詰まってるからだと思うんですが。

こんなステージ、みなさんも見てみたくないですか?

 

で結局言いたかったのはもう一つ。来週以降宣伝記事を書かないといけないのかなあと思ってたのですが、冒頭に触れるだけで済むことになったという話でした。

仙台公演くらいはレポ書こうかなと思ってるんですが。
半プロの私がテニスの時間削ってまでやってる理由みたいなのは、ちゃんと示しておかないといけないと思うんですよ。

 

 

本題記事はここから

 

というわけでお待たせしました。ここからはテニスの話です。

 

ロッテルダム(ATP500、インドアハード)

第1シードで出た錦織はしっかり勝ち上がり、トップシードの責務をきっちりと果たしました。今年は初の欧州遠征となりましたが、手ごたえは感じていると思います。来年以降もこのルートを通るんじゃないでしょうか。

一方nextgenにとっては厳しいトーナメントになりました。

第2シードのハチャノフは地元WCのGriekspoorに敗戦。Griekspoorは昨年ワウリンカを倒していますし、この大会と相性がよさそう。来年以降も大会を盛り上げる存在になりそうです。

第3シードのチチパスもジュムールに敗戦。2大会連続早期敗退でなかなかポイントを伸ばせません。

シャポバロフもワウリンカに敗れ、前週から好調のメドベデフがベスト4に入りましたが、最後は疲労が出てしまいました。

上位を食えるとはいえ、まだまだnextgenも安定感には欠けます。これから彼らがどんな力関係になっていくのか。

 

一方目立ったのは中堅~ベテラン世代の活躍でした。

決勝はメドベデフを破ったモンフィスと錦織を破ったワウリンカ。2016年の最終戦メンバーながら現在どちらもトップ30から外れてしまった2名の対戦となりました。

試合はアップダウンのある展開でしたが締まった試合となり、決勝の舞台に弱いモンフィスが決勝の舞台に強いワウリンカに競り勝ち、ツアー8勝目を手にしました。
モンフィスの決勝成績はこれで8-21。まだ勝率2割台ですが、ツアー一桁勝利で終わる選手ではない。巻き返しに注目です。

ワウリンカもついに大きなポイントを得ることができました。時間はかかりましたがこれで上位に戻ってくるイメージが湧いてきました。

 

 

ニューヨーク(ATP250、インドアハード)

シード選手8人中5人が初戦敗退。大荒れの大会となりました。
全豪ベスト8のティアフォーは台湾のジュンに敗れました。改めて継続することの難しさを感じさせます。

準決勝にはなんとかイズナーとクエリーが勝ち上がりましたが、なんと準決勝勝ったのはノーシードのオペルカとシュナー(読み方怪しいですが、しばらくこれで行きます)。

決勝はビッグサーバーオペルカということもありファイナルセットタイブレークに。オペルカサーブのMPをシュナーが凌ぐなど見せ場たっぷりでしたがオペルカに軍配。初優勝となりました。

オペルカはイズナーに2連勝と大きな成績を出してレース9位です。いよいよnextgenのビッグサーバーが本格化、とても嬉しいです。カルロビッチ、イズナーといったビッグサーバーが年を重ね、ミュラーは引退。ビッグサーバーが廃れる可能性も心配していました。いつの時代もビッグサーバーは、一人二人いてほしいですからね。多様性こそがテニスです。 

シュナーのスピーチも印象的でした。

これが、私が子供の頃に夢見ていたものだ

 シュナーも優勝が早く欲しいです。まずは目前に迫ったトップ100を目指します。

 

ブエノスアイレス(ATP250、クレー)

地元優勝が懸かっていたシュワルツマンでしたが、単複ともに決勝で敗れ、悔しい準優勝となりました。皮肉にも、ダブルスで一緒に出たティームとの準決勝は死闘。その後一緒にダブルス準決勝を戦い、翌日はシングルス決勝後ダブルス決勝。結果的には共倒れになってしまいました。

優勝したのはチェッキナート。すべてストレート勝ちでの優勝、尻上がりに調子を上げました。

チェッキナート、まだ賭博の印象が抜けないですがここにきて安定した強さを発揮しています。
昨シーズン全仏4強でブレイクしましたが、それ以降もこのように結果を出してきているのはすごい。クレー巧者が揃った250を勝ち切るのは簡単ではないです。

ティームは復帰1週目からシングルス4強、ダブルス準優勝とまずまずの結果となりました。日曜まで残ってしまったのが心配ですが、リオでは優勝を狙えそうです。 

そして引退の迫ったフェレールは初戦ジャズーリに勝利。さらに2回戦のラモス=ビノラス戦でも先にMPを握りますがそこから逆転負け。かつて3度の優勝がある思い出の大会から去ることとなりました。

刻一刻と引退が迫っています。私にとっても大好きな選手で、今まで引退した選手の中で(年齢的にわかっていたとはいえ)一番ショックが大きい、辛い引退になると思います。長い時間引退行脚ができるだけ幸せなことなのですが。

 

2月長いなーと思ってたらもう3月になりそう…毎日頑張っていきます。

【week preview】2019week8ドロー解説

こんばんは。

 

錦織戦については別記事で。結構ね、考えることがありまして試合映像をきっちり見返す必要が出てきました。

必ず更新しますが長らく詐欺状態でしたが、最近の連投で少しずつ信頼を回復できているでしょうか。確実に数日程度で更新したいと思います。

時間は有限であると感じるこの頃ですが、できる限り的確に素早くポイントを見つけて、鋭い内容を書きたいなあと思います。

時間かければいいってものでもないんですよね。これまでの傾向だと、ある程度から先時間をかけてもクオリティが上がるわけではなく、頭打ちするゾーンが来る。その手前くらいで一番時間と労力のバランスがいいところを探すしかないんですが、最近書いてなかったのでこれが難しい。毎日更新ペースで頑張っていますが、早く感覚を取り戻したい。

 

 

 

さてこの記事は恒例となったweek previewです。

3月8日まで忙しいですが、このペースならなんとか行けそうかな?

 

今週は3大会、リオのクレー500とハード2大会、デルレイビーチとマルセイユです。

デルレイビーチは250には珍しい32ドロー、byeなしの大会です。

 

マルセイユ(ATP250、インドアハード)

www.atptour.com

[1]チチパス
[7]モンフィス
[3]ゴファン
[6]シモン 

[8]シャルディー
[4]シャポバロフ
[5]ベルダスコ
[2]チョリッチ

 

2大会連続結果が出ず、トップ10入りを目前にして足踏みが続いている[1]チチパスは厳しいドロー。ロッテルダム決勝進出中の[7]モンフィスが対抗シードです。ただしモンフィスは大会中痛みを抱えていたようで、出場可否は医師の診断を受けてから判断とのこと。欠場となれば(500優勝の翌週なので可能性高そう)チチパスは一気にチャンスとなります。

参考・レキップ Gaël Monfils : «Revenir au top» - Tennis - ATP - Rotterdam

こちらもなかなか伸びきれない[3]ゴファンは仕切り直しの大会。ペールから[6]シモンのドローはまずまずか。

完全復活も近いツォンガはWC参戦。初戦からルブレフ→[8]シャルディー→[4]シャポバロフとタフです。

そして2月シリーズ初登場となる[2]チョリッチには注目。今期ハチャノフ、メドベデフ、チチパスらとともにトップ10を狙っていく存在です。ドローは悪くないです。久しぶりの実戦でどんなプレーを見せるか。全豪ではけがの影響で?精彩を欠いていたようなので気になります。

ワウリンカは出場せず、ラオニッチもデルレイビーチを選択(のち欠場)したため不在。500翌週ですが、ポイントを積めるのは誰か。

 

 

デルレイビーチ(ATP250、ハード)

www.atptour.com

[1](WC)デルポトロ
[7]フリッツ
[4]ジョンソン
[5]ミルマン

[6]セッピ
[3]ティアフォー
[8]マナリノ
[2](WC)イズナー

 

大きな動きが3つありました。

まずこの大会にエントリーしていたアンダーソンですが、ニューヨークから続けてけがで欠場。復帰が長引きそうで心配です。

そのアンダーソンの穴を埋める目的で[2]イズナーがWC参戦となりました。イズナーはこの週を飛ばしてニューヨーク→アカプルコの予定でしたが3連投。

さらに、ついにこの人が帰ってきました、昨シーズン大いにツアーを沸かせた[1]デルポトロが復帰です。デルポトロは3月MSを前に試運転の大会となります(翌週のWC参戦もありそう)

そのデルポトロ、全豪の裏ではコートに戻っていて、予定復帰時期も一度決まってから動かず復帰できたので、もう万全の状態ではないかなと楽観視しています。

初戦は西岡となりました。それにしても西岡はGSでフェデラーを引いたりとあまりドローがよくない…西岡は粘り強くチャンスを待ち、大金星なるか。

そして2回戦も注目。ニューヨークで優勝したばかりのオペルカが来ればデルポトロも相当厳しい。リターンの感覚がまだあってないままだと押し切られる可能性もあります。

 

また注目は[5]ミルマンとキリオスの同胞対決が1回戦で行われることです。2年前の全米ではミルマンが勝利。今度はミルマンが上位ランクになっての対戦。結果はどうなるか。

それにしても、キリオスが250のノーシードなんですね…

 

ボトムハーフでは第4クォーターに注目。ニューヨークで準優勝となったシュナーがSEで参戦。[8]マナリノとの初戦になります。

そして今大会最注目はこの人。予選から勝ち上がって今年初のATPツアー本戦進出となった綿貫陽介です。デ杯デッドラバー(これ、公式では勝ち星記録に入っています、デッドラバーなのにいいのか)と楽天1回戦での勝利がありますが、海外でのツアー本戦初勝利なるか。初戦はラコです。チャンスありそう。
綿貫、充実しています。昨年一気にブレイクしましたが、その後も状態を維持しています。楽天本戦が失効する前に100位を狙っていってほしい。ニューヨーク、デルレイと2週連続でツアー予選に参加しているのも、上を目指していてとても好印象です。

デルポトロ、イズナーが難なく勝ち上がるか。それとも先週のニューヨークのように大荒れとなるのか。楽しみな一週間です。

 

 

リオデジャネイロ(ATP500、クレー)

www.atptour.com

[1]ティー
[5]ソウザ
[3]チェッキナート
[8]ジャリー

[7]ジャズーリ
[4]シュワルツマン
[6]ラジョビッチ
[2]フォニーニ

 

こんなドローを眺めてみます。

[1]ティー
[5]ソウザ
[4]シュワルツマン
[8]ジャズーリ

[6]ジャリー
[3]チェッキナート
[7]ラジョビッチ
[2]フォニーニ

これ、今週のブエノスアイレスです。

第2クォーターと第3クォーターを入れ替えただけのようなドロー…
南米ルートは他のルートと途中で合流することがないので、同じメンバーで戦うから恒例のような感じですが、もう少しドローはシャッフルしてほしかった…

復帰戦ベスト4となった[1]ティームは勝負所。失効がないため一気にランキングを上げるチャンス。

今週決勝に進出した[4]シュワルツマンは勢い十分。昨年優勝の500pを今週と来週でカバーしたい。初戦がクエバスとタフドローなのが心配です。

ダニエルは初戦WC選手。ここは勝ちたい。一勝で45pと大きな試合になります。

ATP500とするとメンバーがあまり揃っていません。誰がビッグチャンスをものにできるか。

 

 

今週もあまり試合見れないと思います…とりあえずワウリンカ戦など急ぐところ急ぎます。それでは。

2019フェブラリーステークス 予想

 

 

こんにちは。

今年はG1に限り気が向いたら競馬の予想を書いていこうかと思います。

 

基本的に私の予想はデータ至上主義、私らしいですね。
なので、有力馬でも凡走条件が重なれば容赦なく切りますし、逆もしかりで猛烈に穴馬をプッシュするときもあると思います。

一応私の重賞馬券は回収率が高く、余裕で100%を超えています(ただし、統計数はまだ不足しています)
ツイッターの報告でご存知かと思いますが、ダービー、神戸新聞杯天皇賞・秋はかなり高めの配当当ててます。

と、ここまで実は去年温めていた文章だったのですが、今年に入ってから絶不調です。

まじめにどこ当たったっけ…有馬記念を境にぼろぼろです…

まっ本番は大阪杯だし(そんな人あまりいない)

色々競馬のことを学んで色々な情報が入ってくるようになったので、情報を読みすぎて紐抜け、軸間違いが増えてるんですよね…

あと前走を見たパターンに引っ張られがちですね。生で見に行った武蔵野ステークスで馬券買って衝撃のまくりで勝ったサンライズノヴァで根岸撃沈したし…いやあれは戸崎が

なんか少ないデータで絞って買った方がいい気がするのは分かってます。

あと、私のスタイルは基本的に連系です。
この条件は連対がないとか頭がないとかで、連系の軸と候補をそれぞれ決めて流します。
勝った時の配当が大きくなるように、買い目を絞って、2~3回に300~400%の回収率を取りに行くようなスタイルです(これだと理論上は回収率150%くらいある、現実は(ここで文章は途切れている))

 

さて今回ですが、馬券の取捨選択で注目になってくる馬は2頭います。

まずはトライアルの東海Sを圧勝したインティです。

ダート馬にも様々なタイプがいますが、スタート出て圧倒的な逃げで他を寄せ付けないレーススタイルで、正直他の馬がまくって勝てるイメージが全然湧かない。

 

そして注目度、話題から言ってもこの馬が出てきます。コパノキッキングです。

鞍上は藤田菜七子、初めてのJRAG1騎乗となります。女性ジョッキーとしてJRA平地G1初勝利(海外騎手がJRA障害G1で勝っているためこの表現)を目指します。

藤田さん、若手の中ではかなりうまいと思います(競馬1年目の人の意見です)。斤量を生かした逃げ一辺倒ではなく、追い込みもできますし、コパノキッキングの馬質にも対応できると思います。今回はどうかわかりませんが、いつかG1取れると思います。ただ外国人ジョッキーが今後も流入してくると大変だけど。

 

さてここからは予想です。

参考データ

単勝30倍以内 9-10-10-48 該当しないのはコパノリッキー(翌年1人気で優勝)のみ
G1でオッズが動きにくいことを考えると、日曜朝段階でもほぼ変わらない指標なのでここから拾います。現在のところ、8番人気ユラノトまで8頭、この中から馬券を組み立てます。(9人気モーニンが微妙な位置ですが、他のデータによりどっちみち買わない予定です)

この人気以下の馬については、以下のデータなども消しを後押しする指標となります。

6番人気以下で馬体重500kg以下 0-0-0-46
前走10番人気以下 馬券内なし
前走3着以内 8-9-8-54→4着以下は厳しい

前走走っている人気馬から素直に流すべきでしょう。

 

というわけで印です(これはデータに基づきますが、印を基に買い目を決めるわけではないです)

◎ ゴールドドリーム
〇 インティ
▲ オメガパフューム
穴 ユラノト(オッズ次第?)
消 ノンコノユメ 

まず◎ゴールドドリームですが、キャリアで連対を外したのは5回で、うち1回は3着。ドバイ遠征から3レース崩れていますが、それ以外はチャンピオンズカップ大敗のみ。中央ではその1回外した以外はすべて連対。消す理由が全く見当たりません。ルヴァンスレーヴなどとやりあってこの成績ですから今回も来るでしょう。しかも今のトレンドノーザンファームだし…いわゆるメイチでしょう。馬券を外すイメージが最も湧かないのはこの馬です。連軸に最適。ただ競馬ファンもわかっていて、一番売れてる連系はここなんですよね…

今回は単勝が2番人気。インティ、コパノキッキングの応援馬券に引っ張られてオッズに妙味が出ています。この成績の馬をこの倍率で買えるのならば、単勝に突っ込んでも面白いかもしれません。でも頭確定とまでは言えず、何かの馬に追い込み一気で持っていかれそうな気もします。私の判断ではオッズによって押し出された本命というイメージです。

 

他馬に影響なく自分でレースを作れる〇インティはやはり強い。1人気ということでデータ上も逆らってはいけないと思います。

ただし、芝スタート、距離短縮、レースレベルアップなどケチはつきます。

他馬にもまれたときの対応力も不安。好位抜け出しのレースがあるだけであとはほとんど砂を被らないような逃げのみ。展開次第では馬群に飲まれそう。その場合、逃げ切れずに馬券外へ飛ぶ可能性もあり得ます。

 

▲オメガパフュームは上位で外せないでしょう。こちらも相手関係からこの着順なら十分、デムーロ継続、強い4歳馬、展開次第では頭もあります。

印は打ってませんが次点はサンライズソア、ノヴァよりはソアでしょう。G13着のソアに対して得意の東京で凡走したノヴァが3週間で立て直せるとは思えない。(前走データ引っ張ってます)

穴が来るとすれば8番人気以内で特に凡走条件の見当たらないユラノト。根岸S組上位では面白いか。展開に左右されますが好位で粘れれば馬券内ありそう。あとは内枠で詰まったというコメントさえなければ…

 

馬券買い目(たぶん変更なし)

単勝 3

馬連 3-2,6,10,11,14  5点 6,14だけ厚め? 

ユラノトはオッズ次第で消すかも。
8モーニンはぎりぎり単勝30倍届くか届かないかですが、根岸S4着もあいまって消し。

馬体重などの要素がある場合は変更することがあるのですが、発走前に増える情報で馬券変える理由が今回はないのでたぶんこれで行きます。

これでわかる通り、パドック見ない人です。悪しからず。

まさか私の予想に乗っかる人はいないと思いますが、馬券は自己責任でお願いします。

一宮にいて近いので、このあと笠松競馬場で馬券買ってきます!お楽しみに!

 

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1レース目から外したくないよ!ルメールさんよろしく!

 

結果(2/18追記)

〇ー◎ー穴

うん、予想は悪くなかった、むしろいいくらい。そして馬券はというとトリガミです…もうちょっと3-6厚めに買うべき…

インティ強かったですね。単勝取れなかった分が結果に響きました。うーん買い方が悪い!
しかも三連複買ってないし!これは予想よかったんだしもっとプラスにできた回でしたね

あとコパノキッキングは見せ場ありましたね。前方しか見てなかったんですが結構惜しかったですね。今後が楽しみです。

次回は高松宮記念です。とりあえず初回はそれなりの結果を出したので逆神とか呼ばれなくて本当によかった…見てる立場としても声は出た=馬券上の見せ場あった

デ杯決勝ラウンド組み分け決定、生き残り条件は?

こんばんは。

日本時間昨日早朝、今年のデ杯決勝ラウンドの組み合わせ抽選がありました。

まずはその組み分けと成立過程についてです。

 

今回の記事作成に当たっては、英語版ルールブックを熟読し、再三の確認をしてから投稿していますが、万が一ミスがあれば早急に教えてください。日本でここまで掘り下げてやってるのはここのブログだけの可能性があるので。

 

デ杯予選ラウンド総括記事で示したように、決勝ラウンドでは18チームを3チームずつ6つの組に分けて、グループステージを戦います。

シード付けはデ杯チームランキングに基づくというのは旧デ杯と変わらないため、様々な計算から日本は暫定13番手で、ぎりぎり3番目のグループに入ってしまうという速報をお伝えしました。が、今回のレギュレーション改定を機にデ杯のポイント計算も少々変わったようで(こういうのをパブリックに前々からアナウンスせずに突然変えるのはなんなんですかね…やっぱり好きになれない)、日本は14番手で第3シード帯となりました。

シード帯はそれぞれランキング順に

シード帯1…フランス、クロアチア、アルゼンチン、ベルギー、イギリス、アメリ
シード帯2…スペイン、セルビア、オーストラリア、イタリア、ドイツ、カザフスタン
シード帯3…カナダ、日本、コロンビア、オランダ、ロシア、チリ

となりました。シード帯3ですら結構すごい組み合わせですね…カナダ日本ロシアって上位国から見ても楽じゃない…

今後も変わらない細かなルールとして、1シードはA組、2シードはB組…以下6シードはF組まで自動的に入ります。※1,2シードは昨年決勝進出国で固定

そして、QF以降のトーナメントドローは

A組1位
7番手or8番手国
C組1位orD組1位
E組1位orF組1位
E組1位orF組1位
C組1位orD組1位
7番手or8番手国
B組1位

となります。A組1位とB組1位、すなわち昨年の決勝進出国は1位ならばグループ2位通過国との対戦なので、必ず優遇されるようです。
サッカーW杯でも開催国のA組が日程や会場など若干有利な組み合わせになりますが、いかにもサッカー選手のピケが考えたようなルールです

すいません、しばらく言い続けると思います。Numberじゃなくてブログだからいいよね。許して。

先にQFからのドローを示しますがこのレギュレーション通りになっています。

A組1位
7番手or8番手国
D組1位
F組1位
E組1位
C組1位
7番手or8番手国
B組1位

ちなみに、A組かB組から7番手or8番手国が出た場合、決勝トーナメントはグループステージで当たらなかった方に自動的に入るようです(ルールブック確認済み)。要するに今回で言えば日本はA組2位通過なら、決勝トーナメントの初戦はA組1位のフランスやセルビアではなく、必ずB組1位国(クロアチアかな?いやそんなこともないな)になるというものです。

 

それではグループステージの組み分けです。

  A組 B組 C組 D組 E組 F組
シード帯1 フランス クロアチア アルゼンチン ベルギー イギリス アメリ
シード帯2 セルビア スペイン ドイツ オーストラリア カザフスタン イタリア
シード帯3 日本 ロシア チリ コロンビア オランダ

カナダ

こういうの表で貼れるようになったの本当に助かる…
文字が改行されちゃってるようですがうまい直し方が分からなかった…
まあ最低限の見栄えとしては十分でしょう。

グループ間の厳しさとしてはB組>>F組>A組>>D組>>>C組=E組といったところでしょうか。

メンバーがまだわからないので、短評程度に留めます。すでに出ないことを宣言している選手がいる場合、それを前提として書きます。

 

A組

フランスは安定して強い。単複3試合ルールになってもどこからでも取れる。課題は絶対に勝ち切れるラバーがないことで、現状のシングルス勢を考えると相手エース格が来た場合対応できない。今回で言うと錦織とジョコビッチ。ただ2ラバー落とす=負けることは考えにくいか。

セルビアジョコビッチ次第。今のところ出る出ないがあまり明言されていないが、NAF後に出る気があるかどうか。出ないと最下位の可能性が高まってしまう。

日本も最下位候補。錦織が出なかった場合は濃厚である上に、出たとしてもセルビアに勝ち切れるかどうか。ハードでラジョビッチ相手ならなんとかダニエル西岡でもいけるか。シングルスのカードが錦織が出る場合他に1つしか切れないので、だれを使うかのメンバー選択も大事。

ダブルスではフランス>>>>>日本>>セルビア。ただ中国戦で露呈したようにもし日本ペアの調整が遅れると危ない。

後述するように、仮に日本はグループ3位になっても、自動降格になる総合17位、18位にはなりたくない。そうなれば、デ杯優勝に最短でも2年かかるため錦織のキャリアを考えるとおそらく不可能になる。エース錦織が自分のラバーだけでもきっちり勝ち切り、降格を回避したい。

 

B組

今回「死の組」を挙げるならここだろう。現在トップ10級を二人抱え、ディフェンディングチャンピオンクロアチア。現有メンバーにデ杯優勝経験があり、例年上位進出、開催国で地の利もあるスペイン、シード帯3で最も勢いがあり、シングルス2勝を簡単にうかがえるロシア。

今週のランキングでトップ20が6人、しかも最上位のナダルは出場を表明し、11月のPVに出演しています。必ず出てくるでしょう。

ロシアはダブルスにスペシャリストが不在、シングルスも2勝がうかがえるとはいえ、絶対的エース不足。また若手で経験が浅いことも影響します。やや出遅れか。

とはいえ、予選ラウンド3試合すべてがどうなってもおかしくないです。チリッチチョリッチの出場がなければクロアチアも劣勢に立たされるし、この後解説する「3すくみグループ」になりやすいグループ。ここを2位通過したチームが決勝トーナメントに残ればA組1位との対戦になりますが、フランス(想定)にとっても楽な相手ではなさそう。

 

C組

ここはズベレフが欠場を表明。ドイツはコールシュライバーを筆頭に戦いますが、シードのアルゼンチンが力を出し切れば順当か。

ただポイントはクレーではなくハードであること。また、デルポトロが欠場するようだと一気にそれも怪しくなります。

チリは厳しいか。2連敗の内容次第では降格圏に入りますが果たして…

 

D組

グループ抜けはベルギーとオーストラリアのどちらか。コロンビアは欧州ハードでこの相手ではきつい。ダブルスをきっちり取り切って降格を回避することが最優先事項。

ベルギーとオーストラリアの対戦は注目。ベルギーはゴファンの出場が決定的(11月のPVに出演)。オーストラリアは引き続きヒューイットが監督。彼らの場合はデ杯改革に大きく反対していた勢力だけにやる気が出るかどうかもポイントの一つ。

 

E組

決め手に欠くグループ。

イギリスはマレーの当該時期までの復帰が不透明なうえに、エドムンドが伸びきれない。もし欠場ということになれば、一転して最下位候補になってしまいます。

カザフスタンはホームでなくなったことがどう影響するか。世界的には相手として楽観視されていますが、引き続きデ杯のモチベーションが高いようなら一発あります。

オランダは注目。組み分けに恵まれており、シード帯3から1位抜けする可能性は最も高いグループです。個の力というより総合力での戦いになります。

 

F組

ここも厳しいブロックです。
メンバーを揃えられる総合力で勝るアメリカがシードですが、安定してベスト8に入ってくる試合巧者の揃ったイタリア、さらにシード帯3からはラオニッチ、シャポバロフ、アリアシム擁するカナダが来ます。ここも1位が読みづらい。

ダブルスでブライアン兄弟が出るかどうかが注目です。シングルスでもつれてダブルス決着も容易に想像できます。

 

 

結構組み分けで命運分かれましたね。

ただこれも今段階での評価で、大会が11月なのでこれから1年で何とでもなります。

私としては、西岡にはそのころトップ50近辺にいてほしいですね。2月はダニエルが救いましたが、インドアハードなら西岡に任せたいのが正直なところ。

フランスも層が厚いですが、プイユが伸びきれず、ツォンガが復帰に伸び悩みシモンも微妙(そもそもデ杯苦手)なんてことになると、意外と強くないチームになっているかもしれません。

ギリギリ今年ですが、ほとんど「来年のことを語ると鬼が笑う」に等しいくらい先の話なので…

 

では次に気になるのは特殊な通過条件についてです。

デ杯ルールブック2019を読むとこのように書いています(p23、p57からが該当部分)

・QF進出チームは各組1位+残ったチームの中で比較し、成績の良かった2チーム

・成績順に並べて、QF敗退国も含めた5~16位が2月の予選ラウンドに回り、17位と18位は2020年ゾーングループに降格(予選ラウンドを戦えない)

という厳しいルールになっています。要するに、決勝トーナメントに「目無し」の状態になっても、降格があり得るので最後まで戦う必要がある、そんなルールになっています。

では7位、8位と17位、18位を決める条件は?ということですが、これはNAFのラウンドロビンを想像すると非常にわかりやすいです。

ルールブック59.2.3に基づくと、順位を決める条件は上から順に

①タイの勝利数
(①と②の間にもう一つ条件があるが、どこかのタイが完結しないという特殊条件?のため割愛)
②ラバーの勝率
③セットの勝率
④ゲームの勝率
⑤それでも並んだ場合、チームランキングが上の国

となっています。

NAFルールでは3すくみで並び、1人(1ペア)が外れて2人(2ペア)が並んだ場合、当該間の対戦成績で決めることがあります。

しかし、このデ杯グループステージは3チームでの争いとなるため

①2勝0敗、1勝1敗、0勝2敗の3チーム
②1勝1敗で3チーム並ぶ

しかないため、当該間対戦成績が決定事項にないみたいです。あと、グループ間で総合順位を決めるときに、対戦してないから参考にできないというのもありそうです。

さて、ここまでをまとめると、2勝0敗のチームがグループで2つ以上発生しないため、2勝すればグループ1位(当たり前ですね)、1勝した場合7位8位で拾われる可能性が出てきます。

では17位と18位は?というと、6つのグループで②のパターン、これを「3すくみグループ」と呼ぶことにしますが、3すくみグループが5つも発生するとは思えません。

したがって、タイ1勝さえすれば降格は逃れて、タイ0勝の国の中で17位、18位を押し付けあう形になると思われます。

で、あくまで想定ですが、コロンビア、チリ、ジョコビッチのいないセルビア、錦織のいない日本、あまりにも機能しなかった時のイギリスあたりが候補に挙がってきます。

コロンビア、チリは相手関係が厳しく、クレーではない、かつダブルスが不安定(カバル/ファラーはデ杯に弱い)なので、ラバーすらも取り切れないと0勝勢の中で後手を踏みます。

日本はこういった状況からも、仮に敗れてもエース錦織が自分のラバーだけ取っておけば、ラバー勝率を2-4にできるので助かる可能性が上がります。ダブルスで一泡吹かせるのも◎です。

日本にとって最悪の状況は

・C組、D組が予想以上にもつれる
・錦織のシングルスにジョコビッチが当たってしまう
・棄権負けが発生する

といったものです。

これはNAFでも同じですが、試合途中棄権になると、そのセットないし試合がすべて0-6の扱いになってしまい、セット率、ゲーム率で大きく後手となります。まあこのルール自体はすべての国に平等に可能性出るので意外な国がやらかしてしまう可能性も否定できませんが。

あと、2番目ですが、タイはシングルス1→シングルス2→ダブルスの順で進行することが決まっているのですが、肝心のシングルス1,2の起用方法(ATPランキング順なのか?監督の手腕次第?)が明記されていません。

確実にジョコビッチを避けられるなら日本対セルビアの錦織ラバーは取れると思うんですが、逆にジョコビッチを当てられると負ける可能性が高まり、0-3でタイを落とす可能性があります。

だからさあそういうところだよピケさん

失礼しました。愚痴が出てしまいました。

 

ということで情報量が多くなってしまい、まとまってませんが締めたいと思います。

相変わらずの日本のドロー運ですが、降格すると2020年中に決勝ラウンドに復帰できず、大変厳しくなります。

ルールが変わったことで日本優勝の可能性もぐっと上がりました。総力戦で偉業を成し遂げられるよう、チーム全体のレベルアップを祈るばかりです。

ブログのジャンル統合について

こんばんは。

まず最初にお知らせです。

以前ニュースになりましたが、当ブログの運営母体であるはてなの「日記」の機能が廃止されるというお知らせがありました。

その期限が3月に迫っていまして、当ブログの方も少し運営について見直す必要が出てきました。

というのも、純粋にテニス記事を見られている方は気づいていないかもしれませんが、当ブログ「two-set-down新章」はテニスとスポーツのみを書くブログです。そしてもう一つ、その他の趣味関係の話題を書くブログとしてはてなの日記「twosetdownの悠々自適生活」を設けていました。

参考:スポナビブログから飛んできた皆様へ - two-set-down新章

こちらの方はろくに更新もできず放置(実際書きたいことはあったのですが、本業のこっちのブログをおろそかにしている!と言われる可能性を考慮して余り書けなかった…)してしまっていたのですが、その役目は今日からこちらの「two-set-down新章」が受け持ち、実質一本化することとなりました。

Twitterでの更新通知を見て、明らかにテニスでない記事である場合は見ないなど、読者の皆様には各自で対応していただきたいと思います。

また、3月8日を過ぎれば時間ができますので、スポナビブログから移籍する際に引き継げないデータだった、過去記事のカテゴリーをきっちり作り直して、バックナンバーとして活用できるような改良を検討しています。そちらの方もお待ちいただけたらと思います。

ますますブログへの一本化が進む形となります。充実したものにしていけるように頑張ります。あと、コメントがたくさんあると私が嬉しいです…スポナビ時代の初期に「支持する」ボタンがないころ以来の、読者さんからの評価が受け取りにくい状態に戻りましたので…