【week preview】2019モンテカルロMSドロー解説
こんばんは。あっという間に平成も終わりそうですね。ついこないだ年明けしたような感覚だったのですが…
さて今週はモンテカルロMSです。
春クレーシーズンもいよいよ本格化、個人的に注目はnextgenです。
そこはYoung Guns勢の巻き返しを~とか言ってよという気持ちは分かるのですが、普通にnextgen世代に気になる点がありまして。
それは今のところクレーコーター、クレー職人っぽい選手が出てきていないというところにあります。
テニスの多様性ということを重視する私にとって、2月にオペルカが優勝したことでビッグサーバー枠の選手が出てきたことは喜ばしいのですが、クレーコーター枠の選手って誰?となります。
クレーの結果で言うとズベレフがMS優勝していますが、これは単純な地力の高さによるもので、クレーコーターとは別の話です。
クレーコートの守備という面ではデミノーにも期待しているのですが、まだ全仏未勝利であり、適正は高くないとみています。守備だけでは勝てないのがクレー。オフェンスがまだ足りてないかなと思います。
そういう意味で気になるのは2月クレーシリーズで大躍進、3月も大暴れしたFAA、アリアシムです。他にも南米勢や地中海勢などどんどん出てきてほしい。
もう世代交代の流れ自体は止まらないと思っています。新たなクレーで活躍できるスター選手の台頭を待ちたいと思います。
それではドロー解説です。参加義務はありませんがほぼ上位勢が揃うことが恒例となっています。上位勢で出ていない選手ですが、フェデラーはクレーシーズン出場を絞るため欠場。アンダーソン、デルポトロがけがで、イズナーは例年ヒューストン(今年は出ていない)なので既定路線の欠場となっています。
またモンフィスは練習中のけがにより急遽欠場。エドムンドが繰り上がりシードとなっています。
[1]ジョコビッチ
[17]エドムンド
[10]メドベデフ
[6]チチパス
[4]ティーム
[16]ゴファン
[12]バシラシビリ
[8]ハチャノフ
[5]錦織圭
[9]チョリッチ
[13]フォニーニ
[3]ズベレフ
[7]チリッチ
[11]チェッキナート
[15]シャポバロフ
[2]ナダル
①ジョコビッチ山
昨年はティームに敗れてベスト16の[1]ジョコビッチ。シード番号も落ち、まだ復活の兆しが見えていなかった時期で、これはもはや参考記録と言っていいでしょう。初戦はWCのコキナキス 予選勝者(この情報は先ほど日本時間夕方に入ってきたものです)かコールシュライバー。先日コールシュライバーに敗れたばかりのジョコビッチ、二度目は避けたいところです。クレー初戦となるだけに序盤から嫌な相手となります。[17]エドムンドのところは今期好調でクレーも苦にしないツォンガ、そしてクレーコーターのシュワルツマンが控えています。
全豪優勝以降ぴりっとしないジョコビッチ、本人の出来次第ではクレー初戦、またしてもという気がします。
バルセロナ準優勝から本格的なディフェンドが始まる[6]チチパス、最後のボーナスステージ枠になる大会です。クレーコーターはあまりいないので、ここはいいドロー。ジョコビッチ次第では上位進出を狙いたい。
[10]メドベデフはクレー苦手。ツアー通算2勝11敗(試行回数が少ないし、勝率もかなり悪いです)。プレースタイルからもクレーは苦手そうなのが伺えますが、トップ10入りのためにはここが正念場。まずはクレー初戦、どんなプレーを見せるか注目です。
②ティーム山
まさかのIW優勝でMS優勝の壁を乗り越えた[4]ティーム。ここからは庭のクレーコートです。失効が続きますが、今の彼なら大丈夫でしょう。初戦のクリザンは要注意。一発があります。[16]ゴファンは調子を取り戻してくれば危険な相手。
[8]ハチャノフのブロックは混戦。これといった決め手がない感じです。
順当に行けば、ティームが難なく勝ち上がりそうなブロック。ジョコビッチ目線で言えば、勝ち上がった場合相手がティームかどうかは大きく大会を左右しそうです。
③ズベレフ山
上位シード2名がともに心配な状況です。事故の敗戦のように見えた2月シリーズからリズムを一気に失い、自分のテニスを見失っている[5]錦織圭。初戦のベルダスコとエルベールはタフですが、それ以前に自分のテニスが戻っているかどうか。ここ1ヶ月で分かるように、相手よりもまずは自分です。去年水準のテニスが戻っていれば問題ないですが、調子の崩れ方が2017年の同時期と同じなので本当に心配。正直期待値は相当低いです。
さらに次戦も厳しい。[9]チョリッチはモンテカルロ通算1勝4敗で、ここはWCのムナー、そしてフルカシュの可能性もあります。
フルカシュ、プレースタイル的にクレーができるかどうかは未知数です。あのカウンターができるならクレーも、とも思うのですが、一方で止まった打点で打つのが難しいクレーに対応できない可能性もあるので、実際にプレーを見てみるしかなさそうです。
そして錦織よりも個人的に心配なのは[3]ズベレフ。これまでMS以下のグレードでは最も安定した成績を出していましたが、今期に入ってからそれもなく、現在レースランキング22位です。
元々ズベレフはこの4月以降成績が伸びてくるタイプですが、勢いをつけるため臨んだ今週の大会でもあっさり敗退。モンテカルロでは厳しいドローを引きました。何と初戦は今最も勢いのある一人、アリアシムの可能性大。ズベレフにとってもここからはしばらく失効地獄。何とかきっかけを掴みたい今大会です。
[13]フォニーニはクレー巧者ですがここ最近クレーでの初戦負けが続いています。シード総崩れの可能性も高いです。錦織、ここを踏ん張ればなんとか失効を最小限に抑えられるかもしれません。
④ナダル山
マイアミを欠場したものの、やはり今大会の優勝最有力はこの人、[2]ナダルでしょう。マイアミの欠場は大事をとったものと思いたい。クレーでは足回りのけがは悪化することがこれまでほとんどなかったですし、順当に出て順当にプレーすれば優勝に一番近い。初戦のアグーが少し気になるか。
[7]チリッチは出遅れています。夏男ですが、このままだと出遅れがシードなどに影響して後手後手に回りそうです。ジェレ、ワウリンカ、[11]チェッキナートなどいて厳しいブロック。QFの失効カバーも現状至難の業です。
ここはナダルに各選手が挑戦していく構図。まさかがあれば、大会全体に影響しそうです。
優勝予想
優勝 ナダル
準優勝 ティーム
ベスト4 チチパス チョリッチ
ベスト8 ジョコビッチ ノーリー アリアシム ワウリンカ
かなり散らした予想に。不調のシード勢は軒並み厳しい評価にしています。
しかしクレーのナダルだけはこの荒れたシーズンの流れに飲まれないでほしいと思っています。ナダルが負けていくようだと、もう何も信じられなくなってしまいます…
2019皐月賞 予想
こんにちは。
全然調子が上がらない…
クラシックになればデータだと思っていたら直行ローテにぼこられました…
まずは2回分のG1の反省から。
結果 抑ー抑ー◎
はい、完敗です。
これは9頭ピックアップして、上位に推した馬がことごとく着外に消えたことを考えると当たったとは言えないですね(実際馬券も3連単取れてない)。
素直に単複にしておかないからだぞ
単複でも160%の回収率だったんですよね。ブラストワンピースが飛んでなくても100超えてるし…
内に切れ込んだときは勝ったと思ったんですがね。たぶん神戸新聞杯の時より声出てたと思います(ダービーの時は初めてだったし場外で見てたからモニター小さかったのでのんびり見てた)。
内容としてはインを突っ切った方が優勢で、軒並み外に回したら着外という結果でしたね。
あと予想完敗のダメ押しとして、エポカドーロも鼻出血なければあれは馬券内の手ごたえでしたよね。結果着外ですけどあれは本来外してる内容です。
というわけで、逃げ先行勢が押し切れるレース展開を読み切れなかったのが敗因です。
脚質は見るんだけど展開読みは基本しないんですよね。競馬うまい人はそういうところがうまいのかなあ。
桜花賞は疑問視したグランアレグリアが完勝でレコード勝ち。
阪神JF組が優勢と思い、ローテと朝日杯の内容でグランアレグリアを切ってJF組から構成したら見事撃沈。
朝日杯の3着をどう捉えるかが難しかったんですよね。個人的にはあれを大きくマイナスに評価したのがよくなかった。斤量差もらって3着ならそんなに強くないのでは?2歳戦から尻すぼみするタイプでは?と解釈して消しました。
さてそんなわけで今期G1成績4敗1分け(フェブラリー)の私が予想する皐月賞ですが、またとんでも予想を立てます。
〇サートゥルナーリア 2着3着固定
またそんな無茶な予想をと言われそうですが、実はこれ、圧倒的なデータによる根拠があって予想しています。さすがにこの馬が飛ぶとは考えにくいので、2着3着に固定します。サートゥルが1着にならないデータ的な裏付けを説明するところから始まります。
桜花賞を見て、直行ローテでも現代競馬は問題ないという認識がさらに広まりました。ならば前走のG1ホープフルステークスで持ったまま完勝し、現在ノーザンファーム関係で1番手ジョッキーであるルメールに乗り替わり。この馬は死角なしに見えます。
果たして本当にそうでしょうか???
太字で囲った部分、これこそが盲点になっているのです。
まず桜花賞のレースを振り返ると、朝日杯での反省を生かしてルメールが乗った結果好位抜け出しで勝ったというレースでした。
サートゥルナーリアの主戦はデムーロ、乗り替わって迎える初戦です。
いくらルメールが追い切りで乗ったりレースビデオを見るからとはいえ、テン乗りとなると話が変わってきます。
そしてノーステッキは不安材料です。せめて3戦のうちに1回はしっかり使っておきたかった。そのノーステッキにより「未だに80%の力でしか走っていない」「まだ底が見えない」という評価を受けていますが、皐月賞の舞台は中山競馬場。直線は310mしかありません。
鞭を打たれてから加速が少しでも鈍れば、差し遅れになる可能性があります。1頭ないし2頭かわしきれない可能性は十分にあります。
逆に言えば、4コーナーまでに3番手くらいに上げられていたら私の馬券は間違いなくはずれです。これを遺言として残しておきます。
そしてここからはオカルトに近いデータなのですが、1着に来ない私の理論の最後の裏付け。前走ホープフルステークスの「その後」のデータは知っておきたい。
ホープフルステークスがグレード競争に昇格してからはや5年(2018含む)。この間にレースで走った馬は60頭以上いますが、次のレースで1着になったのはわずか1頭。そしてその馬もホープフル6着で次走500万条件で勝ったケース。ホープフルは荒れた中山の馬場で走ることでダメージが大きく、次走勝ち馬が極端に少ないレースです。
この中にはレイデオロ、タイムフライヤー、ステイフーリッシュらが含まれています。その後最優秀4歳牡馬になるレイデオロですら、次走皐月賞で馬券を外しています(なおこれは現在でもレイデオロが国内で馬券を外した唯一のレース)
いかに怪物サートゥルナーリアとはいえ、このデータに逆らえるのか。もし逆らえるならたぶん3冠馬です。その時は諦めます。
ちなみに今回が逆らう最後のレースになる可能性は高いです。ダービーは出走すればたぶん◎打ちます。ダービーがメイチっぽいので。強いのは間違いないので、付け入る隙があるとすれば今走です。
ではこの怪物サートゥルナーリアに勝てる馬はいるのか?ということですが、正直直対して完敗した馬にチャンスはないと思います。馬なりで回られても勝てない感じです。
そしてオッズを見るとホープフルで負かしたアドマイヤジャスタやニシノデイジーが中程度の人気。ですから、それより下の人気も消すとなると、もう考えられるのは数頭です。
私からは2頭挙げます。一長一短で、どっちか決めきれませんでした。
◎候補 アドマイヤマーズ ダノンキングリー
まずアドマイヤマーズですが、サートゥルナーリアが差し遅れたとき、ないし前残りの競馬になった時に本命になるのがこの馬。敗れた共同通信杯でも理想的な二段ロケットで加速していました。
一方ダノンキングリーは「皐月賞は速い馬が勝つ」の格言に最も当てはまる一頭。共同通信杯での上がり32秒台は見事。桜花賞馬でも勝てなかったアドマイヤマーズに初めて土をつけたのは評価できます。
当日のオッズ次第ですが、サートゥルナーリア1着関係の馬券は抑え程度に、◎2頭の頭からの馬券で勝負したいと思います。
あと、ルメールですが皐月賞は最高3着。上位人気を何度も飛ばしている苦手なレースです。
G1ではデムルメ買っておけばいいんだなんて話もよく見ますが、このレースではまだデムルメが同時に馬券に入ったことがありません。この有力2頭(2人)のどちらかが飛ぶと読み切った大胆な予想もありかもしれません。
~今週のサイン馬券~
企画化しちゃったよ、これ
今週の時事ネタだと、お札のデザインが決まった話ですね。しかも新たな肖像に3人選定されたということで、いかにも3連単の匂いがします…
みなさんはモデルになった人のことを知っていましたか?私は(ここで途切れる
新しいお札のモデルになったのは
ということで、この名前がヒントになりそうだとひねってみました。
色々考えましたが、ここは素直に乗っているジョッキーの名前で勝負。
渋沢栄「一」該当…ルメ「ー」ル、デム「ー」ロ、池添謙「一」、福永祐「一」
津「田」梅子該当…川「田」将雅、「田」辺裕信、岩「田」康誠、柴「田」大知
「北」里柴「三」郎該当…宮崎「北」斗、「三」浦皇成
さすがにダディーズマインドはないかなということで、3連複を16点で買ってみたい方はどうぞ(マルチは高すぎて買えないよ…)
天候次第で馬場荒れればメイショウテンゲンの一発はあるかもしれないですね。割とこれはありそうだから怖い。仮にもトライアル先着馬。この買い目だとデムルメどっちか飛びそう理論もクリアしてるし。
体調について
こんにちは。
そういえばちゃんと書いていなかったなということで、体調関係の報告をさせていただきます。
時々体調を崩しているので心配されることが多く、一度コメント欄で「半分死んでいるものと思っています」なんて書かれたこともありましたねw
実際何が起きているのか、まとめて整理して話したことがなかったので正直に書いておきたいと思います。
まず、最初に宣言しておくこととして、余命宣告や重大な病気とかかわっているわけではありません。また医者にかかっているわけでもありません。ストレス性のものであると判断し、基本的に自分の活動でセーブしてコントロールしているというのが現状です。
ことの発端は2014年パリMSの時でした。
あのフェレール戦の試合途中に、それまで経験したことのない横腹のひきつけに遭遇しました。ずっと内側に引っ張られるような感覚です。
最初は胃腸が悪いものと思っていたし、実際その時はその試合が終わったあと引いていったので、あの極限状態の逆転劇だったし、特殊な出来事だと思っていました。
当時twitterがなかったので、ブログやコメント欄でこんなことを書いています。
『タイブレ0-4から7-5… セットオールです
錦織、私を殺す気か(笑)
頼むこうなったら勝つしかない 行け!』
『とりあえず寝させてください…あと第2セット途中からずっと横脇腹が痛いんですが、真面目に病院行った方がいいかな(笑)
それでは。コメント等は夕方返します。寝させてください。』
確かこの日は通常通り日常生活をこなし、そこから4試合ほぼすべて見ました。途中仮眠を挟んでいたとはいえ、記憶では2時間か3時間しか寝ていませんでした。そしてフェレール戦が終わったのは早朝。そのまま朝食を取りながらニュース報道を確認。そしてファイナル組み分け条件のブログをすぐ書いたと記憶しています。
結果的にはこの時、超えてはいけない一線を越えてしまったのかなと思っています。
医学的な話で言えば、自律神経を壊してしまったということです。
睡眠リズムを壊し、普通の人が経験しないプレッシャーとストレスに一気に晒してしまった結果、体調を崩してしまった。
2015年春になって、この症状以外にも原因不明の首痛、肩痛、喉痛、横わき腹痛が発生。12時間寝ても一切体調が回復しないどころか疲れがたまる一方。医者にかかったりもしましたが原因が特定できず。
2015年はそういう意味で原因特定に費やした1年でした。
この時期にブログを一回止めたのもそれでです。あらゆる原因を考え、色々当たってみました。*1
何が原因になっているのか、どうすれば治るのか、そういったことを調べるためにブログをやめましたが、結果は変わりませんでした。
最終的な理解としては(これも確定というわけではありませんが)、4月から環境が変化し、非常に多くのストレッサーを抱えていた。一度収まった症状が再発して慢性化した(環境が固定化されたことで、一定のダメージを食らい続けていた)ことで、定着化し、ずっと疲れが取れないような状態になってしまったということにしています。
私の場合、どうもストレスが体の疲れや痛みに直接出るタイプなんですよね。同じような悩みを抱えている方も読者の中にいらっしゃると思うので、話は早いんですが。
たぶん本質的には変にまじめすぎるんだと思います(当時のブログから読者さんに指摘されていましたが)。肩の力を抜けばいいんでしょうけど、たぶん性格的に無理なんだと思っていますw
その環境が本当に悪かったのかも分からないんですよね。当時を知る人が実はこのブログを読んでいるので言いにくいのですが、中の人たちはとても優しく、良くしてもらったんですが、たぶんその時やってたことが肌に合わなかったんだと思います。
で、色々なトライアンドエラーを繰り返しながら、ある程度の負荷の限界は把握できるようになりました。
ここでの活動も色々なファクターがあります。プラスになることもあればマイナスになることもあります。やっぱり悪い噂とかは入ってきますよ、正直。全く気にせず目に入っちゃうことありますもん。へこみますw
あと、できる限りストレッサーを貯めないように自由にやろうという試みをしました。2017年くらいですね。WUGツアーを全通して、日本中で遊んで帰ってきました。確かに精神衛生がかなり良くなって、体調がよくなった気がします。*2
肩の力を抜くってことがよくできていたんじゃないでしょうか。ライブ自体もいい発散になりますしね。
じゃあ解決したんかいという話なんですが、未だに症状は出ますし、なんなら先月からずっと出てます。*3
おそらくですが当面関わっていかないといけない問題なんだと思っています。
いくら自分でリスクコントロールしたところで、突発的に降りかかってくる問題はあるし、リアルの仕事の問題もあるし、オタクが一段落したぶんプライベートでは色々あるし、最近は将来のことも色々考えますね。関東移住して2年、今後自分は本業の仕事とライターの身分をどうしていきたいのか?などと、悩みの種は尽きません。
なので、錦織のけがに対するスタンスと同じで、完全になくすのではなくどう付き合っていくかの問題なのだと思っています。
で今回に限っては、3月頃に毎日更新したのがちょっと良くなかったなと反省しています。自由テーマに手が回らないんですよね。前回の議論記事みたいなのをもっと増やした方がブログとしての味も出るんですけど、前回のコメント件数を見る限り、はてなでやることは相当厳しいなと実感しました(以前なら20件くらい来てたんですよね…)。
ブログの運用はもう少し手探りでやっていかないといけないなと思っています。
まあ結論としては、現状毎日創作意欲がわいてくる状況じゃないので、毎日更新はやめてぷらっと更新したいなーという話でした。でもライターやめたいとは思いませんし、まだまだやることが多いと思っています。立ち止まっている時間がないのは事実です←それが自分にプレッシャーかけてるだけではないのかい!
こんな私ですが引き続きよろしくお願いいたします。
【議論】nextgen世代の好き嫌い、そろそろ出てきた?
こんにちは。
久しぶりの議論記事です。
この記事ははてなブログに移籍して以降初めてとなる「コメント欄が活発でないと価値が下がる」記事となります。
移籍後私が漠然と抱いていた問題点として
①「支持する」ボタンがなくなったことで、全体的な興味関心のバロメーターがなくなった
②コメント数が激減し、より生の声となる意見も入りにくくなった
というものがありました。
スポナビブログでは双方向でのやりとりができていて、それが少なからず私のブログのレベルアップに生きていたと思います。
ところが、読者の方の声を拾いにくくなったことで、フィードバックをかけることができなくなり、今書いているブログが大丈夫なのか、昔と比べてどうなっているかを判断する材料がなくなってしまい、割と迷走しています。
そこでコメント欄を活発にする目的で、久しぶりに議論記事を立ててみることにしました。
改めてルールですが
・私twosetdownがいろいろデータや意見を提示してある論題を投げる
・それを踏まえた上でコメント欄で活発に議論
・場合によってはアンサー記事を書く予定(コメント欄でまとめるかもしれません)
・反論、新意見どんとこいです。ただしここはネット上、最低限の節度は守ってください。これはまずいなと思った場合コメントの削除や途中でもやめる可能性があります。
要するに最低限のマナーさえあれば大丈夫です。
はてなではID制が敷かれているので、以前と違ってハンドルネームの明記はしなくて大丈夫です(ただ味がないので、名前があった方がやりやすいとは思います。強制はしません)。
さて今日のお題はnextgenについてです。
始めはツアーを彩る存在だったnextgenですが、いよいよビッグタイトルを取る選手も出てきて、彼らなしには語れなくなってきました。
と同時に、5年後のツアーの姿をイメージできるようになってきました。その頃にはBIG4も35歳を超えているので引退かナンバー1からは降りているはずです。
出始めのnextgenはストロークこなせてサーブズドン、というタイプが多かったですが、やはりそこはテニス、様々なタイプの選手が出てきました。
最初の頃は活きのいい若手ということで誰でも歓迎されていましたが、タレントが出揃ってきた今では、はっきりと選手ごとに好き嫌いが出てきたと思っています。
好きな選手の理由は色々あると思います。プレースタイル、フォーム、性格から果ては国籍、顔、なんでもありそうです。nextgen世代はロシアが元気ですが、豪州、アジア、アメリカ、東欧などかなり地域的にも割れているのでそこもいいですね。南米の選手がもう少し出てくるといいなと思っています。
また嫌いになる選手も出てきている時期ではと思います。若さゆえに性格の悪い選手、言動の悪さが目立つ選手もいますし、ある試合で自分の好きな選手と遺恨の残る出来事があったというのもあるでしょう。
nextgen世代はラケットに当たる選手が多いのが残念だなあと私は思っています。私も昔当たってしまったことがあるのであまり言えないのですが、ある程度模範として動ける選手に勝って欲しい。BIG4の影響が強すぎるんでしょうけどね。
私はシャポバロフに引き続き期待しています。一発の破壊力、上位食いできる力、魅力的なフォアハンドにシングルバック。ロマンの塊です。
今はトップ30に入って停滞状態ですが、いずれ上がってくると信じています。
それからストローカー、リターナーとして見逃せないのはデミノー。若手の中だけでなくツアー全体でも最速に近いフットワークでホットショットを量産。母国の先輩ヒューイット以来のリターン力で世界1位に上り詰めれる逸材です。
逆に注文を付けたいのは既出ですがズベレフ。期待先行型ではあるのですが、ぼちぼちグランドスラムでの躍進が欲しい。安定して世界3位に君臨して、QF1回のみというのはあまりにも寂しい。同世代にもGS実績で既に追いつかれています。ラケットに当たることが多いのもマイナスです。
あとは直近ですがフルカシュ。錦織に2連勝したのですが、まだその強さを受け止められていないというのが正直な感想です。その辺も含めて初期のマレーに似てるのかもしれないですね。
みなさんはどうでしょうか?コメント欄では
・好きな選手とその理由
・嫌いな選手とその理由
・まだ伸びていないけど、今後来ると思っているnextgen
・nextgenへの期待、不安
・未来のNO.1について
などを書いていただけると幸いです
対象となるのは、2017年の第1回ファイナルの時に有資格者だった、96年世代より年下の選手です。ハチャノフ、チョンなども含まれるということです。
活発なコメント欄になると嬉しいです。
2019大阪杯 予想
こんにちは。
私がサイン馬券の存在を知ったのは有馬記念の時です。有馬記念は世相を反映したサイン馬券が出ることで有名です。私も平成最後だし天皇誕生日開催だから12月23日はサインまで読んで12レイデオロで勝負しました。1番人気は9回連対というデータ上の大幅な後押しもありました。なお結果は相手がいなかった模様…
そんな有馬記念も8-12-15で8+15=23、やっぱり天皇誕生日だったということでサイン馬券の読みは間違ってなかったのです。今回もイチロー関連の数字を考えたのですが、野球は数字だらけ。結局やめていつも通りにデータで勝負したらこれ。400万よさようなら…まあそういうもんですよね
余裕が出てきたらネタで500円以内でサイン馬券で遊ぶのも楽しみ方なのかなと。
競馬の楽しみ方って人それぞれでいいですよね。まだ現地にはそんなに行ったことないけど、気候のいい時期に芝で寝れるのはいいなと思います。
というわけで高松宮記念は、私の馬券スタイルではミスターメロディを単複で買う以外当たるわけがなかった。あんなに内だけ流れる馬場とか予想できないわ…
※単勝万馬券の馬は過去10年馬券に絡んでいませんでした、というわけで余裕で消してました
さてG1は1分け1敗なのでまだまだこれからです。
今週は春の中距離G1、大阪杯です。
正直去年の宝塚よりは上で、秋古馬三冠よりもひょっとしたら上というくらいメンバーが揃っていると思います。要するに私が競馬始めてから最大のドリームマッチです。
実際最初に買ったダービーの馬券に入っていたワグネリアン、エポカドーロと思い入れのある馬に加えて、秋競馬で多大なお世話になったキセキ、サングレーザー、ステルヴィオ、ペルシアンナイトと、4歳5歳世代の多くが出走しています。ということで現地にいます(このブログが上がっている頃にはいるでしょう)。
でレースの方も非常に難解です。今期初戦の馬が多いうえに、展開が読みやすい分逆に難しいという印象です。キセキ、エポカドーロ、スティッフェリオが逃げてダンビュライト、アルアインも前目。隊列の想定はしやすいですが、何せG1馬8頭。重賞ウィナー13頭。いかなる結果も想定できますが、おそらくある程度点数を絞って買わないとトリガミです。なのでこのレースの馬券を買う人は自身の競馬観、馬券力が存分に試されるレースとそんな風に私は思っています。
とはいえ本命はこの馬です。
迷いなしです。そのために現地に行くようなものなので。私がレース見てからは2戦2勝だし(圧倒的統計数の少なさ)
ただ展開や馬ごとのデータ、ここ最近の動向などから根拠を考えることはできます。今回はレースデータは無視して私なりの有力馬評価を基に予想を立てていきます。
まずアルアインですが相手なりに走るという印象で、ベストのレース設定でどう活きるかというところですが、メンバーが強いので抑え止まりです。
エアウィンザーは魅力的ですね。近年叩きのレース群の中で本番の結果が一番いい金鯱賞組で出走内最先着馬。馬柱も汚れていないし、買いたくなる一頭ですがここの問題は鞍上だけ。過去本人が2勝しているレースですが、とにかく最近の浜中は買いたくない。ただそれだけです。そうは言っても2000はこの馬にとってベストですし、まあ普通に考えて私が推奨する上位2頭に続く評価で▲です。
エポカドーロですが鞍上です。鞍上戸崎圭太が西の重賞に弱いのは有名ですが、それならじゃあなんで先週シャケトラ持ってこれたのかという話になります。そこで近年の戸崎圭太京都阪神重賞の勝ち鞍を振り返ってみると
19阪神大賞典・シャケトラ
18シンザン記念・アーモンドアイ
16京都新聞杯・スマートオーディン
といった、馬の力が違って勝ったというようなレースばかりです。
叩きの中山記念の結果を見ても分かりますが、ジョッキーの腕でひっくり返せそうな馬の状態ではないです。したがって中山記念組だけで上位に数頭いるエポカドーロは厳しい。
続いてキセキですが、気になるのは使い方。昨年春に海外遠征の影響で大崩れし、取り戻すのに半年かかりました。
今回秋で4走し、叩きから秋古馬3冠レースをすべて走り抜けたのは立派ですが、反動は必ずありそうです。有馬は外枠から無理に逃げたのもあってお釣りが残ってない感じでした。調子のよかった秋競馬でも差し馬に1~2頭差されていますし、今走は厳しい。消してもいいかもしれません。直前まで悩むと思います。
G1馬ではないもののほぼG1馬と言っていいサングレーザーは、2000までなら適正範囲内。展開が向けばという感じで、ミナリクなのが若干気がかりです。△~抑え程度の評価。実力の割にG1取ってないのもあって報道も少なく、狙ってる人も多いのでは。まるで某チェコの男子テニス選手のようです。
ステルヴィオは単穴予想です。鞍上の丸山にここのところいい馬質が回ってきています。馬の方も昨年春は苦しい戦いでしたが、秋に本格化。ただ叩きの中山記念の内容が悪すぎるのが…20発も鞭打っちゃいけないでしょ…
しかしスプリント力はこのメンバーでもトップクラスなので、展開が向けば一気に飛んできます。2000の距離をどうごまかすか(適正は間違いなくマイル~1800です)もポイント。
そして想定1番人気のブラストワンピースですが、私は疑っていきたい。
昨年から期待され、ダービーでは2番人気。しかし5着に終わり、菊花賞でも4着。それ以外はすべて1着ですが、私の印象としては期待先行の印象です。
おそらく1番人気の根拠は秋古馬3冠の主役レイデオロとキセキに勝った印象だと思うのですが、このレースの最大のファクターを忘れてはいけません。
3歳馬(当時)は、1頭しか出ていなかった
有馬記念は斤量差があります。古馬初戦、2キロの斤量差がなくなり、さらに秋以降の同世代とのリード分を比較できない以上、疑わざるを得ないです。印を回さないというほどでもないのですが、軽い印しか打ちません。
ペルシアンナイトははっきりと叩き良化型です。前走は馬券から外して見事的中。叩きのG2G3は4戦連続馬券外。一方本番のG1では馬券内に食いこんできます。また京都阪神中山の時計回りではすべて馬券内。この叩きからの逆転は容易とみます、私は対抗〇です。
京都記念組は泣く泣く切りました。ダンビュライトも復活傾向ですが3歳春の段階でも他の同世代有力馬に直対で勝てていなかったので。松若くんもG1馬券内は時間かかりそう。マカヒキも頑張ってほしいですが叩き3着では本番は…有馬記念が思い出されます。唯一怖いのは乗り替わりのステイフーリッシュですが、この辺りは切らないと点数が増えちゃうので泣く泣くカット。
スティッフェリオは去年のトリオンフ枠ですが、この馬については鞍上丸山の効果が大きく、今期重賞馬券内なしの田辺(AJCCで飛ばしたの未だに許してない)への乗り替わりが大幅にマイナス。さすがに消しです。ムイトオブリガードははっきり力不足。騎手の腕でどうにかなる差ではない。
というわけで
◎ワグネリアン
〇ペルシアンナイト
▲エアウィンザー
△ブラストワンピース サングレーザー
穴ステルヴィオ
抑キセキ アルアイン
消エポカドーロ
抑えが多すぎでは
逆にワグネリアンを◎にできる根拠は?と聞かれそうなので説明します
ポイントは過去7戦の戦績です。
敗れた2戦は中山、他は全勝しています。
ディープ産駒ということで府中との相性はよく、おそらくこの馬の最適性レースは天皇賞秋(東京2000)です。
産駒特徴に加えて過去のレースの内容から、2400のダービーディスタンスはちょっと長い傾向にあると思います。1800~2200が適正距離と思っています。
阪神への適性を疑う声も出ていますが、これは問題ないでしょう。適正より長い距離だった神戸新聞杯で、のちの日経賞ワンツーであるエタリオウとメイショウテッコンを封じ込めています。しかも主戦ではない藤岡康太でです。このレースがタフで秋全休を決める結果となってしまった可能性はありますが、阪神で走れない理由がありません。野路菊ステークスでも完勝しています。
他にネガティブなところとしては、間隔の長さだと思います。
ただこれは陣営の言葉を信じたい。ノーザンの使い分け諸般の事情により調子が上がらなかったので天皇賞を回避、本来は出れる立場だったと思いますが、近年のダービー馬が海外遠征やら使いすぎで一気に調子を落として復活できないケースも相次いでいるので、大事に扱われたものと思っています。実際有馬はコース+距離で適正外なので、当時回避で助かったなと思っていました。
強い4歳世代の最前線にいる馬です。復帰戦も難なくこなしてくれるはずです。長期休養明けでもシャケトラ、ダノンプレミアムが圧勝しました。今の競馬は休み明けでも走る。直行ローテが増えています。この馬も今年のこの流れに乗れるはずです。
あと2枠2番は大阪杯の枠番傾向から心配要素かもしれませんが、私がここ1年枠番データに泣いてきたというのもあるし、枠番データって人気と脚質までちゃんと見てからでないと有効なデータではないと思ってるんですよね。
だいたいこの馬はダービーで不利の大外から完璧な競馬をして適正外距離で勝ってるので、枠で語っちゃいけないと思うんですよ。それで人気が落ちるならむしろいいかなと。
それに鞍上福永さんは今期G1で2回とも2枠を引いて、その結果は3着1着。あと重賞でもインディチャンプとかウーリリを持ってきています。むしろ好走データなのでは?とさえ思います。迷わず突っ込みます。
買い目は悩ませてください。とはいえ、ワグネリアンが絡まない馬券は買わないつもりです。たぶん発走前にTwitterにアップします。
ブログのタグ機能を充実させました
こんばんは。
土日はゆっくり休みました。久しぶりにまともな休みでした。5月まであまり休日に予定を詰めないようにしたので、ちょっとずつ色々やっていきます。
さて、ブログの方針を書きましたが、12月までとにかく時間がないので月ごとにしっかり目標を立てて進めていく必要があると思っています。
3月は原状復帰がテーマです。色々と放置していたことをブログ全盛期の状態にまで戻し、体裁を整えていくことが目標になります。
まず第1弾として、ブログ移籍に伴ってできた、タグ機能を本格稼働させました。
このブログには2014年WTF出場前からの私の感想、テニス界の流れ、テニス観戦についてのいろはなど貴重な情報が残っています。これをいつでも見やすくできるように、記事ジャンルごとにタグ付けしました。
タグ分類について一部詳しく説明します。
「week preview」は旧ドロー解説、現week previewの記事です。2019年3月19日現在TSDブログ最多の55記事あります。TSDブログの根幹を担い、トレードマークともいえる看板記事です。
セットでその次に「week review」があります。これは大会全体を振り返っている場合のみを対象としています。時々錦織の大会最後の試合を書いているときに触れていますが、今のところ含めていません。
「ランキング試算」はご存知の通りです。昔は大会あたり数記事書いて、それごとに大会を振り返っていたようですね。この辺今は書き方のスタイルが変わっていますが、あくまでタイトルにランキング試算が含まれているもののみでまとめています。
その次は「ランキング予測」。時々やっていた数週間~数か月後のランキング予測をしているものです。
錦織のマッチレポートは大会別にまとめています。ドロー解説、ランキング試算も含めて、その大会の話題をそれぞれの大会でセットにしています。また、時系列順に新しい方から並べたので、見つけやすいようになっています。
ただしデビスカップだけ、「デビスカップ」のタグですべてまとめました。世界の他のタイの話題など分類が困難な記事が多かったためです。
また、錦織が絡まない他選手同士の試合の感想・分析を「他選手マッチレポート」へ、特にBIG4の話題になっているものを「BIG4」にそれぞれまとめています。
その他、2014年シーズンオフに長期連載した「閑話球題」に、持論やマニアックな話題は「自由研究系」にそれぞれまとめています。
選手別にタグをつけたかったのですが、意外と分類するほどではなかったのと、他選手をメインにフィーチャーした記事が少なかったため、暫定的に一部作りました。この辺を整理するのが残っている課題かなと思っています。
とはいえ、かなり見やすくなったと自負しています。記事の検索は単語での検索フォームと、年月別のソートもあるので、探したい、読みたい記事の捜索はかなり容易になったと思います。
あと個人的にうまく書けた記事、よくまとまっているもの、重要な試合について「著者厳選おすすめ記事」タグでまとめました。これが今後も増えるように日々精進していきます。
あと基本的に、よく見られそうなタグから順に並べました。テニス以外の話題は一番最後にまとめています。テニス→各大会タグ→スポーツの話題→その他の話題の順です。ただし、ブログのお知らせ関係は最初の方にしました。よく読まれるので。
タグ関係の報告は以上です。
次に取り組むのはランキングのデータを全部打ち込んで、戻す作業の予定です。ひー
西岡良仁、IWマスターズベスト16!
やってくれました、西岡良仁、IWマスターズでベスト16進出の快挙です!
2017年にもベスト16に入っていますが、この時はイメール→カルロビッチ→ベルディヒと3タテし、ワウリンカにも肉薄。大会のベストバウトにも挙がるほどの試合を演じました。
この当時の西岡は乗っていました。アカプルコではベスト8、ナダルと対戦。自己最高ランクを更新し、45位に到達できる勢いでした。
今回のIWで2年前の自分を思い出せれば、この後も勝っていけるでしょう。今はツアー優勝もして当時よりも厚みが出てきています。45位に向けての話は最後に。
初戦はクドラ。よく練習をする仲でやりづらかったかもしれませんが、試合中盤に打開するとブレークの嵐。最後は試合を支配して勝利。
2回戦はバウティスタ=アグー。全豪ベスト8の強敵でしたが、スコアだけでなくテニスでもしっかり上回りました。堅実なプレーが持ち味のアグーからミスを引き出し、ストレート勝ち。
アグーは少し心配です。ドーハでジョコビッチを破って優勝、さらに全豪でも死闘の連続でベスト8と充実していましたが、ここに来て2月はわずか90p、IWでも初戦負けと失速。レースランキングも後退しています。初のトップ10に向けて、早めの修正が必要。
3回戦の相手は今最も勢いのある若手の一人、オージェ=アリアシムです。
アリアシム、チチパスを破ってきただけのことはある素晴らしい選手でした。
開脚ディフェンスもできるし、一方ではまった時の攻撃力は見事でした。ディフェンスが売りの西岡から53本のウィナーを取りました。フォア28本は圧巻です。
西岡はこのアリアシム相手にやることを徹底しました。
まずは相手のバックハンド深めにボールを集める。フォアハンドのスピンボールを打ち続け、アリアシムに攻撃のチャンスを与えませんでした。
耐えかねてアリアシムも回り込みフォアを打ちますが、やはり無理な攻めになってしまいます。強引に決める時もありましたが、ラリー戦は見ごたえのある戦いになりました。
そして攻めると決めたときはフォアストレートやバックストレートを多用。相手にミスさせつつ、自分もチャンスを逃さない。コートにフィットした西岡のテニスは大爆発していました。
1セット目は互角の戦いでした。タイブレークで上回ったアリアシムがセット先取。
しかし1セット目でBPすら与えなかったアリアシムが上がっていきます。先にブレークし、試合を決めにかかります。
ここから西岡の粘りがさく裂。なんと4ゲーム連続でサービスをブレークし、3セット目序盤まで西岡が試合を支配。セカンドサーブを狙っていき、アリアシムのサービスゲームは崩壊。ファイナルセットも5-1となります。
しかしここで開き直ったアリアシムがスーパープレーを連発。再三のMPをしのぎ、5-5に追いつき、そのままタイブレークに突入します。
このころにはアリアシムのエース率も上昇し、フリーポイントがとりにくい西岡は苦しい立場に追い込まれます。粘りでポイントを取るも、エースを打たれる分の差が付き、4-5、アリアシムサーブ2本となり絶体絶命。
しかし西岡は諦めませんでした。4-5からは全て西岡の粘り勝ち。最後はネットにかかったボールが浮いてアウトになるラッキーがありましたが、重要なポイントで試合中盤までことごとくネットやチャレンジが西岡に味方しなかったことから、我慢した分のお釣りと思っておきましょう。
4回戦はケマノビッチ。ランキング見た目上は大チャンスでしたが、体が追いつきませんでした。腰回りを痛め、最後はサーブもまともに打てない状況となり無念の棄権負け。
しかしこの試合はケマノビッチを褒めたい。仮に西岡が健康でも勝っていたかもしれません。攻守とも力があり、最後無理攻めに出た西岡の猛攻もしのぎ切っていました。LLで上がってきた選手とは思えないパフォーマンスでベスト8へ。最近のATP、本当に怖すぎる…我々の知識が揃っていく前にどんどん選手が出てきます。
ちなみにこのケマノビッチは、錦織のダラスチャレンジャーの時にあと1試合で対戦していたかもしれなかったのです(QFでジュンに敗戦、SFで当たる可能性があった)。豆知識程度に。
西岡、最後は残念な結果でしたが、しかし4回戦まで進んだのは収穫です。復帰後としてはCH優勝とほぼ同ポイントとはいえ、最高成績と言っていいでしょう。
残念なことにマイアミの欠場が決まってしまいましたが、これは仕方ないでしょう。ゆっくり休んで、クレーシーズンで再び暴れてほしいです。
さて気になるのは西岡の今後のランキングです。
9月に深センで優勝している西岡。ポイントは後半戦に固まっており、IW躍進前から私は45位を狙えると思っていました。
参考・全豪ドロー解説で言及 2019全豪OPドロー解説&4回戦まで振り返り その1 - two-set-down新章
最近予選上がりやとんでも優勝の話題が多いですが、それでもなお、ツアー1勝とトップ50がほぼ同じくらいの難易度だと思っています。西岡は優勝したわけですから、このうちにトップ50、そして、修造さんの記録である46位を超えたい。
結論から言えば十分可能だと思っています。
IWを終了した西岡のポイントは809ポイントですが、このうちWBまでに失効するポイントはなんとわずか143ポイント。GSは2大会とも出さえすれば20pですから、実質あと123ポイントです。今の西岡であれば、250ならQF~SF程度がきっちり取れるのですぐに行けると思います。現実的には300ポイントくらいを稼いで、1000ポイントに届きたい。
1000ポイントは、今週のランキングであればちょうど46位です。
私が提唱した、20位以下の選手のランキングは、時期に関わらずほぼ一定の相関であるという理論から、やはりターゲットはこの1000ポイントになってきます。
ちなみに、正直ロスカボスのQF以外はさっぱりなので、深センまでに達成すればというくらいの長いスパンですが、そこまで勝てていないとむしろまずいので、前半戦のうちに決めたいですね。
あと、昨年はけがで復帰する途中で、PRを使って初戦負けというパターンが多かったので、実はそもそも18大会ポイントが埋まっていません。勝てば自動加点状態なので、そんなに厳しい目標ではないです。
トップ50に上っておくことは、11月のデ杯でも大きなアドバンテージになります。ツアー経験がものを言います。今年はこのままツアーで戦い抜いてほしい。