今年錦織圭が達成したい10の数字
新年あけましておめでとうございます。
一番のびっくりは昨日23時42分に更新した記事がわずか18分で90アクセスもあったことです、みなさん年越し前に何してるんですか…
というわけで本年もよろしくお願いします。
さて2015年の当ブログの目標です。
①記事デイリー1位30回
②ブログデイリー1位30回
③年間総アクセス数600万
はい、具体的な数字に出ました。
前身のも含めて20回くらいは1位を取らせていただいたと思うのですが、今年は本気で頑張りたいと思います。相当頑張らないと難しい数字だとは自負しています。
時には24時過ぎの翌日1位狙いとかしてしまうかもしれません。どうせ観戦は時差との戦いなので図らずも3時更新とかしてしまうかもしれません。体調を崩さない程度に頑張ります。
そして当ブログのスタンスですが、昨年に引き続き客観的かつ冷静を装って熱く書いていきたいと思います。
何度も言いますが私はいたって機械的に書いているつもりなのですが、どうもそうではないらしいので吹っ切れてそういうスタンスでいきたいと思います。
そして当ブログがテニスとして扱うのは錦織5割、ATPツアー全体5割です。
あくまで錦織応援ブログのスタンスは外さないつもりですが、そのためにATPツアー全体を追うことは必要不可欠です。
ドロー解説などでもそうであるように全体の流れを見通すことはとても大切です。昨日の雰囲気を見るとTENNIS LOVERSさんからその辺を完全に任されてしまったようなので(笑)こんな感じでいきます。
1年の計は元旦にありと言いますが、今年はまず最初に観戦目安として「錦織圭が2015年に達成したい10の数字」を提示したいと思います。
完全にはまちゃんさんに先を越されてしまいました。第1週が始まる5日までの執筆予定は既に決まっていたのでもう変えようがなかったんです…
1.「4-4」
4ゲームズオールではありません。これは錦織本人が今年の目標に掲げた「4つのグランドスラムすべてで4強」という数字です。
絶妙に難しい難易度ですね。錦織はこのようにけが明け後の2010年から毎年公式に1年の目標を掲げてくれています。
過去の目標は
2010…トップ100復帰
2011…トップ30入り、プロジェクト45達成
2012…16位以内、ツアー優勝(両方言われているのでどっちも書いておきます)
2013…トップ10入り
2014…トップ10入り
2010年は11/22、シーズン終盤に何とか達成、2011は上海→バーゼルの猛チャージで達成、2012は楽天優勝後瞬間的に達成(年末19位)、2013年は11位であと一歩のところで終了(年末17位)、2014年は5月に達成です。
こう見ると現実的な目標と言われるかもしれませんが、年の最初の状況を考えると
2010…ほぼランクなしの状態、勢いのある若手で力があるとはいえ難しい
2011…ほぼ100位の選手が30位にジャンプアップするには上位カテゴリーの大会でそれ相応の活躍が必要
2012…だいたい勝率を55→65%に上げないといけない、ツアーで勝つのは難しい
2013…普通に難しい
2014…メンフィス後のランク下降が厳しく、ランクを取り戻すのに時間がかかり年末ぎりぎりに達成となる可能性が高い
2015年の目標も、現地点でベスト4を達成しているのは全米のみで、全仏ウィンブルドンは8強の経験もありません。しかし今の錦織なら達成してしまうのではないか?そういう意味でも絶妙に難易度の高い目標です。
そもそも錦織は「今の自分が超頑張れば達成できる」という気持ちでこの目標を設定しているようなので、自分で客観的に判断してもこれだけの力があるということなんでしょう。
というわけでこれを1つ目にしました。
ちなみにこの数字を達成したATPの選手は2014年ではいません。それだけ難しい目標です。
2.「3」
今シーズン到達すべきランキングです。これは瞬間値でいいです。
具体的に言いますと全仏終了時、この地点でナダルを抜いて3位に入るのが絶対目標です。1,2位がジョコビッチ、フェデラー(順番はわからない)で、3位に錦織です。これは私は試算チャートを持っているので、まったく不可能ではない、というか達成しなければならない目標だと思っています。
今後のオフシリーズ「ATPランキング予測」で詳しくやります。
ちなみに2014年瞬間値でも3位以上にいた選手は、ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、バブリンカ、フェレールです。
3.「6000」
年末での獲得ATPポイントです。年末で、ファイナルのポイントは含んでいいものとします。
やはりテニス選手は年間の成績が重要。全米~ファイナルまでの神がかり成績+前半戦で1000p加点というのは結構難しい数字です。難易度的にも妥当なところだと思っています。
2014年の年末ポイントではジョコビッチ、フェデラー、ナダル、瞬間値ではバブリンカが達成しています。
4.「0」
これがなんだかんだ一番難しいと思います。GS4大会+マスターズ8大会、いわゆる「参戦義務大会」の欠場0pを0大会にし、すべての大会に出場することです。
全米でタフマッチを戦う体力は証明されました。あとは継続して怪我をしない実績です。
2014年ではトップ10に限ると達成者は4人(バブリンカ、マレー、ベルディヒ、ラオニッチ)です。ただし試合途中棄権をアウトに含めると2名(バブリンカ、マレー)です。
5.「.800」
勝率です。この間示したデータからわかるように、勝率8割はトップ選手の証。2014年はあと少しで8割を逃したので、今年はぜひ目指してほしい。
2014年に達成したのはジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3人です。
6.「.500」
なんの5割かと聞かれそうですが、対トップ10の勝率です。
実はこの数字は2014年は達成できているのですが、2015年はトップ選手なので、さらに上位との対戦が増え、価値が変わってきます。
2014年はジョコビッチ、フェデラー、バブリンカ、錦織、ナダル、ガルビスの6人が5割越えです。トップ10常駐のベルディヒやフェレールが達成できていないように、簡単な数字ではありません。
7.「12」
ビッグ4との対戦回数です。今年の錦織は9回です(ジョコビッチ3回、フェデラー3回、ナダル2回、マレー1回です。ジョコビッチのマイアミでの試合前棄権は含んでいません)。
24大会程度の出場で12回当たろうと思うと相当勝ち上がらないとだめです。
義務大会は12なわけですから、コンスタントに1回くらい当たる=SFくらいまではどこででも勝ち上がる必要があります。
2014年はジョコビッチ13回、フェデラー10回、ナダル6回、マレー9回です。正直ナダルの後半戦欠場とマレーの早期敗退の多さ、加えて他選手だと4個ある対戦カードが、自分の分がなくなって3つしかなくなりますので参考記録です。
ちなみにフェレールが9回、ディミトロフ8回、ラオニッチ10回です。
8.「2」
GS+マスターズ+ファイナルの優勝回数です。
シードにも恵まれ、今後は上位躍進が増えるでしょう。実際昨年は2回も決勝に行ったわけですしそろそろ年間2勝はビッグタイトルが欲しいものです。
2014年の達成者はジョコビッチ(6)、フェデラー(2)、ナダル(2)、バブリンカ(2)です。
9.「10」
年間を通してのトップ10キープもありますが、それは達成してくれるものと勝手に思っていて、本当の目標は「10月中のファイナル決定」です。
私が胃が痛くなりたくないからですが、10月中にファイナルを決めるということは、レースランキングで5位付近にはつけている必要があり、パリ開幕前にファイナルを決める必要があります。
今年みたいな混戦が例外なだけですが、ある程度余裕をもってパリとファイナルに入りたいですね。
2014年の達成者はジョコビッチ、フェデラー、ナダル、バブリンカ、チリッチです。
10.「40」
年間ストレート勝ちの数です。錦織は接戦に強く、フルセットでほとんど負けないというのはもう皆さんご存知かと思いますが、言い換えれば接戦が多すぎるということでもあります。
事実2014年の錦織の54勝中、ストレート勝ちは32勝、フルセットは21勝(うち5セットマッチは4試合)、3-1は1勝(ジョコビッチ戦)。ランキング5位の選手からすると4割がフルセット勝ちというのは「手こずりすぎ」とも言えます。
ですから今後のGSやマスターズでの上位進出のためにも、ストレート勝ちは増やしたいところです。仮に対トップ10でも調子が良ければストレートで1時間30分くらいで片づける、そういう力を見せたいところです。
私からも実現するかどうか微妙ないいラインの目標を設定しました。
3位だけは確実に達成してほしいですが、その他の成績に関しては連動している面もあるので、達成しに行くというよりも漠然とそういう成績を求めていくほうがいいと思います。
ちなみにこの10個の数字をハードモードとしたときに、ベリーハードの目標も5つ用意しました。
11.ビッグ4から全勝
あのジョコビッチ、フェデラーにもう一度勝つのはいくら錦織でも難しい。加えてマレーにも勝って、未だ未勝利のナダルにも勝つ。
ドロー運も含めて非常に難しいところです。ですがこれは5つの中でも達成してほしいほうの目標です。
12.ファイナルF以上
来年のファイナルにはナダルが帰ってきます。おそらくラウンドロビンを勝ち上がるだけでも厳しい戦いを強いられます。
ここで準決勝にも勝ち決勝に進めば鳥肌ものです。欠場などで難易度が上下する可能性があります。
13.天敵ビッグ3(デルポトロ、ガスケ、ティプサレビッチ)3人に全勝
3人は当面ノーシードでの対戦が多くなり、加えてデルポトロとティプサレビッチは第1週に間に合わず、全豪にも黄信号が出ています。
彼らが戻ってくるのかも含めて、単純なドロー運の問題で難易度が高いです。
14.グランドスラム優勝
たった4回のチャンス。1週間調子が持続すればいいマスターズとは訳が違います。
心技体、加えてドロー運と勝ち上がりまで含めてすべてが試されるこの大舞台がたった4回のチャンスしかありません。
正直2015年に限定すれば優勝確率は半分もないと思います。長期的には必ず取れると思いますが、ビッグ4やその他の勢力がひしめき合っている2015年では相当難易度が高いと思います。
15.世界ランキング1位
これが今年達成できたらブログ閉めようかな…
それくらい夢物語です。
才能は有ります。届く可能性があります。しかしそれが可能かどうかは実際にやってみないとわかりません。
これらの議論はキャリア単位での話なので、今年あっという間に達成されようなら新しいテニス界の王様kei nishikoriの誕生でしょう。まあないと思います。まだ2015年段階ではさすがに宝くじを当てるようなレベルの話です。
最後だけラスボス臭がすごいですが、今年の観戦目標をこんな感じで定めました。
明日からはまたオフシーズンです。試算チャート早く作らないと…それでは。