ATPランキング試算(2015モンテカルロマスターズ後)
こんばんは。
書きたいネタの数とブログに割ける時間が釣り合わず、もどかしい毎日です。
一応書きたいネタは
・3月の錦織優勝回数議論記事のアンサー
・悲劇の男、アンディー・マレーについて日本テニス界の見地から(これは3月中に書くはずだったんですが…)
・ビッグサーバーという矛盾する存在
・テニスの「哲学」の激突
・TSDレーティングの練り直し
・ATPランキング予測
・スタッツからわかることの分析
・UE(アンフォースドエラー)とFE(フォースドエラー)の違いについて
・ダブルスの戦術について
・「シングルス・ダブルス」の無限の可能性
上から書きたい順に並んでます。いろいろ刺激的なタイトルも並んでいますがご覧の通りネタはあります。が毎日しんどすぎて書いてる余裕がありません。
しばらくしたらましになると思うので、IPTLも即書こうと思ったら甲子園に行ってるから書けないしずっとこんな感じです…
さて今日はランキング試算です。
ここでまず始めにお詫びです、チェックはしていたのですがマイアミの0pに対する考慮が甘く、ガスケ、コールシュライバーに免除ルールが適用されていたのをすっかり忘れてマイアミの期間中間違えて発表してしまいました。申し訳ありませんでした。これに対するチェック機能を増設するように試みます(マドリードまで実績が出ないので来月に入ってからプログラムを工事します)。
あとこれを考慮してもガスケのポイントが合わなかったので調べてみたところ、なぜか2014デ杯QFのポイントが残ってしまっています。
しかしバブリンカ、フェデラー、マレー、フォニーニといった他に昨年QFでポイントを稼いだ選手は軒並み失効していて、確認した限りではガスケのみが65p残ったままになっています。
今のところこれによる誤差は20pで、順位のずれに影響は起きていません。ATPのミスなのか、ガスケに何か特例が働いているのかは原因不明ですが、とりあえずポイントは不変と判断し、今後の試算を進めます。
またこれに関して何か知っていることがあればコメント欄までお願いします。
とりあえず暫定のランキング表はこちらです。
一応ミスはないはず…
さて今回は義務大会ではないマスターズなので加点はそのままではなく、その他6大会を1つ押し出す形での加点になります。
そこで注目してほしいのは表の右端にある「min」です。これは現在その選手がその他6大会で加算しているポイントの中で最小のポイントです。0になっている選手もいますが、それは大会数が足りていないからです。
したがって0の選手はそのまま加点でいいのですが、例えば55のあるラオニッチは、仮にQFの180p入っても180-55=125pしか加点できないことに注意してください。
これを踏まえてトップ10の整理です。
・1位、2位は不変です。
・3位マレーはナダル優勝時4位に、それ以外は3位キープです。モンテカルロ、バルセロナでかわされなければ当面3位キープです。
・4位錦織はナダル4強以上、ラオニッチ決勝以上、ベルディヒ、フェレール優勝の時それぞれかわされます。
しかし、ドロー上ではナダル4強とフェレール優勝、ラオニッチ決勝とベルディヒ優勝が同時に起きないので、最大でも2人にしか超されませんので、4~6位です。
ナダルとの動向が注目されますが、何よりポイントはラオニッチ。今後の失効が少ない選手です(といっても全仏手前までに630p、マドリード+ローマで450pありますが)。全仏第4シード争いは第3シードがほぼマレーで確定しかけている今、ナダル錦織ラオニッチの三つ巴争いです。注目していきましょう。
・ラオニッチとナダルのポイント差は130pですが、ナダルは直接加点なのに対してラオニッチは押し出し加点になるので、見た目よりは差が離れています。ラオニッチはSF以上でないとナダルを超えません。5位以上でフィニッシュするとキャリアハイ更新です。
・ベルディヒとフェレールは小規模大会で稼いでいるのでQ以上でないと加点がありません。フェレールがベルディヒを抜くための条件は50p差であるにもかかわらずSF以上でベルディヒより一つ上のラウンドまで進むことです。
・バブリンカはチリッチがすぐ目の前にいる位置まで落ちました。できる限り挽回しないと当面上位の欠場なくして第8シードが取れません。
・ディミトロフはチリッチとの差も近く、今後の失効天国を前に最後のトップ10入りするチャンスです。決勝進出以上が条件です。
試合は少しは追おうと思っています。気になるナダル戦は必ず見ます。それでは。