【week preview】2018week1ドロー解説
あけましておめでとうございます。
本年2018年もよろしくお願いいたします。
新年の抱負などはさておき、まずは大きな連絡をいくつかさせていただきます。
まず、この三が日中にブログの引っ越し作業を行います。
基本的になくなるものはないです。
引っ越し先にtwo-set-downに書かれた記事をコピーするのみです。
画像等がどのようになるのかは、正直やってみないとわからないので、引っ越ししてみてから追加の措置を判断させていただきます。
移設先は「two-set-down新章」です。URLは http://twosetdown.hatenablog.com/ です(左の名前をクリックしても飛べます)。はてなブログへの移籍となります。
移籍先では引き続きテニスを中心とした執筆活動を続けていきたいと思っています。他のスポーツもあまり気にせず書いていこうかなと思います。スポーツナビ時代だと、カテゴリから見れて専門の人たちからお叱りの言葉をいただく可能性も高かったため、他競技は意図的に避けていたのですが、おそらく閲覧者も減るので解禁していこうと思います。
要するに、このブログの延長、より総合スポーツ寄りになると思っていただければ差支えないです。
加えて、スポーツ以外のことについて書くブログも別のブログで始動することにしましたが、そっちのブログはURLを貼らないので興味のある方は探してみてください。
さらに、twitterの活動は継続して続けさせていただきます。
このあとブログ移設等でバタバタする可能性も高いので、@twosetdownのtwitterの方も引き続きチェックしていただければと思います。
そして、スポーツナビブログ終了までは、こちらのブログとはてなブログの両方で全く同じ記事を更新いたしますので、新ブログへの誘導をスムーズにできるかと思っています。
最後にもう一つ、今年序盤にブログ著者twosetdownとして、一世一代の重大発表があります。
まだその詳細をお伝えすることはできないのですが、もしこのまま無事そのことが始まれば、これ以上の幸せはないと思っています。
続報をお待ちください。できればスポナビブログ存続中に報告したかったんですが、タイムスケジュール的に間に合うかはかなり怪しいです…
2018年シーズンが始まりました。今年は2017年のようなテニス離れは起こさないように、今置かれている現状で精一杯頑張ろうと思います。
それが私なりの答えです。
3年前のようにすべてを捨てて全部見るなんてことはできなくなりました。
だからこそ、私なりの見方が出てくると思います。
テニスは、最後までなくならない。
これが私の今の想いです。
他の趣味はやがてやめる時が来ると思っています。しかし、スポーツ観戦はなくなりません。
そこに新しい物語がいつまでも生まれるからです。
ドロー解説に移りましょう。
今週はドロー解説の前に、先週から今週にかけて開かれている2つのエキシビジョンも紹介します。
まずはムバダラ・テニス選手権。こちらはUAEのアブダビで開かれているエキシビジョン。シーズン1週目の前に開かれるため、ドバイに出る選手を中心に有力選手6名が集まって行うトーナメント形式の大会です。
今年はジョコビッチ、ワウリンカ、ラオニッチの復帰大会になることがわかっていたためその結果が注目されましたが、結果すべての選手が欠場を発表。
すでに大会は終了しており、アンダーソンがバウティスタ=アグーを6-4、7-6(0)で破って優勝となりました。
なおティームは準決勝でアンダーソンに6(6)-7、4-6でストレート負けしており、不安な立ち上がりとなりました。
またジョコビッチが直前に棄権を発表したため、急遽マレーがバウティスタ=アグーと1セットマッチを行うことになりましたが、こちらも2-6と敗れてしまい、開幕に向けて不安要素を残しました。ただマレーは勝っても決勝に行けるわけではないルールだったので、そこまで必死に頑張る必要はないのですが…
そしてもう一つはホップマンカップです。男女1名ずつの2名でチームを組んで行う国別対抗戦。
今年は男子シングルス/女子シングルスが通常の3セットマッチ、ミックスダブルスはFast4ルールでの3セットマッチで行われます。
このホップマンカップに、今年はなんと18年ぶり(出場プレーオフ敗退の01年を出場と捉えるなら、17年ぶり)に日本チームが出場しています。
グループA
ドイツ A・ズベレフ/ケルバー
カナダ ポスピシル/ブシャール
ベルギー ゴファン/メルテンス
オーストラリア コキナキス/ガブリロワ
グループB
スイス フェデラー/ベンチッチ
アメリカ ソック/バンダウェイ
ロシア ハチャノフ/ユチェンコワ
このそうそうたるメンバーに日本が入っています。エキシビジョンですが、ここに参加できることは間違いなく名誉で、公式戦の裏でありながらこれだけの選手が集まっています。
すでに日本チームはスイスチームと対戦、0-3と敗れてしまいましたが、杉田はフェデラー相手に非常にいいプレーを見せていました。
フェデラーはとても仕上がっており、正直シーズン序盤からこのプレーをされると、やはりけが以外の理由でフェデラーを止められる選手は数限られるだろうと思わせる充実した内容でした。
大会は1週間続き、グループ内で総当たり戦を行って1位のチーム同士が決勝戦を戦い、優勝チームを決めます。
ここからは通常のドロー解説です。
今週は全豪プレシーズン1週目、250のハードコートが3大会あります。
昨シーズンまでワウリンカの独壇場だったチェンナイが廃止になり、代わりにプネーが開催都市になりました。
プネーはインド西部、ムンバイ近郊の大都市です。
プネー(ATP250、ハード)
[1]チリッチ
bye
(WC)ラマナジャン
カルバエス=バエナ
バンブリ
(WC)KADHE
チェッキナート
[8]エルベール
[3]バウティスタ=アグー
bye
シモン
サンドグレン
(Q)NAGAL
(Q)IVASHKA
(Q)OJEDA LARA
[6]ベセリ
[5]R・ハース
カブチッチ
ジャリー
(PR)アンドゥハル
キッカー
フクソビクス
bye
[4](WC)ペール
[7]ククシュキン
アルボット
ジェレ
コピル
(Q)モンテイロ
べメルマンス
bye
[2]アンダーソン
昨シーズンさらなる飛躍を遂げた[1]チリッチが第1シード。ただ、昨年のチリッチの序盤戦は早期敗退が続きました。
ランキングをさらに上げるチャンスですが今シーズンは順調なスタートを切れるか。
ドローは恵まれています。
また、この大会では長期離脱していたアンドゥハルがPRで出場しています。
本職はクレーコートですが、ツアーレベルの大会は久しぶりとなります。活躍に期待です。
全体的に選手層が薄く、上位シード勢の優勝争いになりそう。ムバダラ組の[2]アンダーソンと[3]バウティスタ=アグー、そしてチリッチが有利か。
ドーハ(ATP250、ハード)
[1]ティーム
ドンスコイ
ベデネ
(WC)ジャズーリ
F・マイヤー
予選勝者
(ALT)エストレラ=ブルゴス
[5]ガスケ
[3]ベルディヒ
シュトルフ
ロレンツィ
(WC)モンフィス
トロイツキ
予選勝者
ゴヨブチック
[6]クライノビッチ
[8]ロペス
ガルシア=ロペス
(PR)ハイダー=マウラー
予選勝者
(WC)AL-MUTAWA
予選勝者
ペリャ
[4]ラモス=ビノラス
[7]ベルダスコ
セラ
スティーブ
ルブレフ
バシラシビリ
チョリッチ
[2]カレノ=ブスタ
ジョコビッチが欠場となり、マレーはブリスベンに鞍替え。かつての優勝者ナダルも引き続きブリスベンへ(ただし欠場)。主役不在のまま開幕となりました。
優勝本命は[1]ティームですが、昨年終盤は大失速。ムバダラも初戦敗退となっており、状態は不安です。
そもそも、2016年に出場過多だったため2017年に大失速してもおかしくないと思っていたのですが、同じようなスケジューリングで2017年も走り続けており、フィジカル的にフレッシュなのか非常に心配です。
初戦の相手はドンスコイ。2017年最大の衝撃といってもいいドバイでのフェデラー戦が記憶に新しいです。
今シーズン試されるシーズンとなった[6]クライノビッチはゴヨブチックとの初戦。こちらも一発があり不安です。
さらにこのブロックは再起を図る[3]ベルディヒ、昨シーズン大きくランキングを落としたモンフィスがWC出場と厳しいブロックになっています。
ボトムハーフは昨年大躍進の[2]カレノ=ブスタが初戦チョリッチと厳しい相手を引きました。昨年ドーハでジョコビッチをあと一歩まで追い詰めた[7]ベルダスコ、さらにnextgenのルブレフもいます。
上位シードも序盤から油断できず、厳しい戦いが続きそうです。
[1]ディミトロフ
bye
予選勝者
(WC)ミルマン
シャポバロフ
エドムンド
チョン
[8]ミュラー
[3]キリオス
bye
ティアフォー
エブデン
予選勝者
ゼバジョス
ドルゴポロフ
[6]シュワルツマン
[8]M・ズベレフ
予選勝者
デルボニス
予選勝者
ジョンソン
(WC)デミナール
bye
[4]ラオニッチ
[7]ジュムール
イストミン
ドナルドソン
(WC)トンプソン
ハリソン
L・マイヤー
bye
[2]マレー
今シーズンもっとも試されるプレイヤー、[1]ディミトロフのシーズンが始まりました。
2014年は錦織・ラオニッチと並んで大きくツアーに流れを呼び込んだものの翌年から大失速。「終わった」との評価を受けるまでになりました。
2017年はこのブリスベンで優勝し、地元ソフィアまで驚異的な成績で勝ち続けました。今年はそれを繰り返せるか。注目の1年になります。
QFはタフです。[8]ミュラー以外にも、nextgenファイナル優勝のチョン、期待の若手シャポバロフがいます。
さらにSFではマスターズ決勝を戦った[3]キリオス、昨年躍進の[6]シュワルツマンが待ち構えています。
厳しい戦いが続きますが、今年も昨年同様の活躍をするなら何とか勝ち上がりたいところです。
また、ディミトロフの初戦は昨年終盤から復帰している(WC)ミルマンになるかもしれません。こちらも楽しみです。
ボトムハーフはこの男、約半年の沈黙を破って復帰する[2]アンディー・マレーでしょう。栄光の2016年から大きく転落した2017年、再起を誓うマレーは最高の形で復帰できるでしょうか。ドロー運は恵まれている印象です。まずはSFまできっちり進出したい。
そして楽天OP以来の復帰となる[4]ラオニッチにも注目。ラオニッチは昨シーズン後半戦、試合こそできていたものの内容は全くかんばしくない状態が続いていました。試合に出るだけでなく、その内容が問われます。
健康な体であれば、16年序盤戦の大活躍の再現は十分に可能。すぐにトップ10に戻れると思います。復帰勢の中では経過報告が良好なため、楽しみです。
最近は全豪プレで早くオーストラリアに入りたい志向が強いのか非常にメンバーが濃く、以前に比べてドローが厳しくなっています。
ナダル、錦織が欠場してもなお今年最も厳しいフィールドですが、ブリスベン優勝者は全豪で優勝できていないという状況が継続しています。
果たして今年はどうなるのか。注目です。
またチャレンジャーではプレイフォードCHで西岡良仁が待望の復帰戦。ドローは恵まれている印象で、QFで第1シードのメドベデフ(nextgenファイナル出場)までは行ってほしいです。
いよいよ2018年が始まりました。今年こそ精力的に活動していこうと思います。